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「ヴァイオレット・ウィンズピア」の書籍一覧(最新発売日情報)

全45件 (2014/05/15 ~ 2023/12/22)
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 長田乃莉子/翻訳
出版日 : 2023/12/22
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596530448

真っ白な記憶のページに、あなたとの時間が刻まれてゆく。ああ、自分の名字すら思い出せない。わたしはいったい誰なの?記憶を失ったリギアがたどり着いたのは、荒れ野にぽつんと立つ屋敷。当主のエイブリーは医師で、親切に面倒を見てくれたが、近くに住む彼の従兄弟ロバートははなから彼女を疑ってかかる。記憶喪失と偽って財産を狙う女狐め!ロバートは意地悪な秘書とともにリギアに冷たく当たった。つらい、もうここにはいられない……。リギアがいたたまれない思いをしていたある日、ロバートの愛犬を助けたことで、彼の態度が和らいだ。そして雨宿りで寄った彼の家で、ついに記憶の扉が……。ハーレクイン黎明期を支え、品格のあるクラシックな物語を生んだ不世出の作家ヴァイオレット・ウィンズピア。本作は天使のようなエイブリーと悪魔のようなロバートに挟まれ、惹かれてはいけないほうに惹かれて翻弄されるヒロイン、リギアの耐え忍ぶ恋物語です。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 小林ルミ子/翻訳
出版日 : 2023/11/24
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596529060

永久不滅の人気テーマ~強制結婚~すり替わった花嫁への罰は、妻の務めを果たし、後継ぎを産むこと。児童養護施設で育ったグレンダは10歳のとき、亡き娘に似ているという理由で養母に引き取られた。だが養母は死の床で、後ろ暗い秘密を打ち明ける。じつは娘を将来嫁がせる見返りとして、ある大富豪から莫大な援助を受けていたのだと。贅沢な生活を続けるために私を引き取ったの?グレンダは傷ついたが、養母の名誉を守ろうと結婚を承諾する。ロワールの城に住む大富豪マルローは、結婚式のあと、花嫁が以前会った娘とは瞳の色が違うと気づくが――。
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ヴァイオレット・ウィンズピア/著 宮崎真紀/翻訳
出版日 : 2020/11/21
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596554918

幼いころ母に捨てられたイニスは、長年暮らした修道院を出て、 大富豪ガード・セントクレアの邸宅へ向かっていた。 ガードから金を詐取した義理の父に代わって許しを乞うために。 だが、けんもほろろに追い返され、嵐のなかを帰る途中、 不運にも車にはねられ意識を失ってしまう。 数週間後、ガードの屋敷のベッドで目を覚ましたイニスは、 事故のせいで記憶を失い、自分の名前さえ思い出せずにいた。 ふと左手を見ると、薬指に美しい指輪が輝いている。 わたしに婚約者が? 何もわからないイニスに、看護師が教えた。 「婚約者は裕福で頭が切れる、悪魔みたいなガード・セントクレアよ」 HQプレゼンツ作家シリーズ別冊より、記憶喪失ロマンス特集〈閉ざされた記憶の扉〉をお届けします。不世出の作家V・ウィンズピアが描いた本作は、清廉なヒロインと傲慢なヒーローが出逢い、互いに反発しながらも孤独な魂が惹かれあう、クラシックな恋物語です。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 細郷妙子/翻訳
出版日 : 2020/10/22
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596135360

むせ返るような野生の花の香は誘う―― 運命の人が待つ、遙かなる金の砂の王国へ。 亡き父への思慕を募らせ、彼が生涯愛した砂漠を訪れたローナ。 だが、オアシスに立つ父の家はすでに朽ち果て、廃墟と化していた。 茫然とするローナに追い討ちをかけるように、 とつぜん盗賊が現れ、襲いかかってきた。 と、妖しい光を瞳に宿した馬上の男がローナを救った。 きのう、砂占い師が予言した、黒い髪の男性との出会い。 私を追いかけ、私に触れるというその人は、彼のことなの? 不安に駆られ、町まで送ってほしいと懇願するローナをよそに、 男は彼女を連れ去った――あまりに熱く、甘美な砂の世界へ。 HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。宝塚歌劇団で舞台化されたことはあまりに有名な、知る人ぞ知る珠玉作です。ウィンズピアらしいクラシカルな雰囲気漂う、王道シークものをお楽しみください。
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出版日 : 2020/09/25
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596412911

飛行機事故で奇跡的に助かった若い女性が、 記憶を全く失って、病院に収容されていた。 婚約指輪を握りしめていた彼女は、その地の富豪、 ジェラール家の次男の婚約者、ロスリンだろうと思われた。 二人は結婚の報告のため、アフリカに向かっていたらしい。 彼の祖母の勧めで、天涯孤独の彼女はそこで静養することになる。 一族はみなとても優しかったが、 領地の支配人である従兄のデュエインだけは、 はじめからロスリンを偽者だと疑ってかかった。
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ヴァイオレット・ウィンズピア/著 山路伸一郎/翻訳
出版日 : 2020/09/11
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596412669

愛を与えるつもりがないなら、 清いこの身に情熱を植えつけないで。 18年間、俗世間を知らずに修道院で育った孤児のアイリス。 いよいよ修道女の誓いをたてる日が近づいてきたあるとき、 院長から突然呼びだされ、驚くべきことを告げられる。 ギリシアの大富豪ゾナーの屋敷にしばらく滞在し、 彼の息子の家庭教師をするようにというのだ。 初めて知る贅沢な暮らしに罪悪感を覚えるアイリスだったが、 何より彼女を恐れさせたのは、男らしいゾナーの存在だった。 なんて罪深い人。そばにいるだけで私の心はかき乱されてしまう。 必死に抗うアイリスを試すかのように神はさらなる試練を与え……。
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ヴァイオレット・ウィンズピア/著 杉山とみ子/翻訳
出版日 : 2020/03/06
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596589859

イヴェインは15歳の頃から、癇癪持ちの女主人の命令どおり、 眼鏡をかけ、不格好に髪を束ね、メイドとして働いてきた。 そして今、お供で乗りこんだ豪華客船がスペイン沖で沈没し、 救命ボートから投げ出されたイヴェインは大海原を漂っていた。 これまでのつらい人生が頭の中をかけめぐり、死を覚悟した瞬間、 力強い手で体をつかまれ、異国の言葉で呼びかけられた……。 やがて意識を取り戻したイヴェインの身柄は、 “獅子の島”を治める謎めいた人物に委ねられることになる。 黒い瞳の寡黙な城主、ドン・ファン・デ・レオン侯爵に。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2019/12/25
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596939944

物心つく前に交通事故で両親を亡くして以来、 愛情のかけらもない叔母にひきとられ、孤独に耐えてきたティナ。 叔母の親戚が、財産目当てで近づいてきたのを機に、 ティナは憧れの地ロンドンに出ることにしたのだ。 そこでは、思いもかけない男性との再会が待ち受けていた。 かつて故郷の地で、ティナが密かに心惹かれていた大富豪ジョン。 ジョンに誘われて過ごす、夢のような日々のなかで、 親子ほど年の離れた彼に求婚され、幸せの絶頂で結ばれた。 だがやがてティナの心に嫉妬が芽生える。彼の亡き妻の存在に。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 沢井茂夫/翻訳
出版日 : 2019/08/30
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596939739

義兄が他人の車に衝突して、救助もせず逃げただなんて。 ラヴェンナは、悪夢のような現実に信じられない思いだった。 相手はイタリア領サルデニヤ島の豪族マーク・ディ・クルツィオ。 マークはその事故で亡き妻の忘れ形見を失った。そしていま、 “罪の償いは家族に求める”というサルデニヤの掟に従って、 ラヴェンナに、跡継ぎを産むための犠牲結婚を強いてきたのだ。 言いなりにならなければ、その罪を暴露すると脅されては、 病身の義父のためにも、ラヴェンナは純潔を捧げるしかなかった。 暗く凍てついた彼の瞳から、逃れられなくなるとも知らずに。
出版日 : 2019/07/26
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596554598

私の代わりに、婚約を破棄したいと彼に伝えてきて―― アリスは妹からの無理なお願いを断りきれず、 妹の婚約者に会うため、ひとりギリシアへ飛んだ。 旅の途中、とあるホテルに滞在していたとき、 あろうことかボーイに扮した謎の男に誘拐されてしまう。 名はステファン・カサンドロス。妹の婚約者をよく思わぬホテル王。 アリスを妹だと思い、彼女を道具に一矢を報いようとしているらしい。 彼女が必死で人違いだと訴えても耳を貸そうとせず、 ステファンは彼が所有する地所へアリスを連れ去った。 「きみを、思うがままに扱わせてもらう」と、容赦なく宣告して。 引っつめ髪に眼鏡の地味なアリスは、太陽のような妹に比べ、影の薄い存在。そんな彼女の前に、冷酷な唇と熱い瞳を併せ持つギリシア大富豪が現れ……。おとなしい乙女の心の奥に秘められた情熱がめざめ、愛へと昇華する――大スター作家が生んだ、不朽の名作!
出版日 : 2019/05/17
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596586285

幼い頃に両親を亡くし、冷淡な親戚の家で育ったロミーは、 亡き祖母が遺してくれたお金で念願の外国旅行へ出た。 訪れたメキシコで生まれて初めて地震に遭い、恐怖で震えていると、 真っ白なスーツを一分の隙もなく着こなした男性が手を差しのべた。 ドン・デルガード・ヴァルカサール――スペインの名門富豪だった。 彼の放つ悪魔的な魅力にロミーは心乱され、慌ただしく別れを告げたが、 そのあと乗った列車が脱線。その直前に、部屋を間違えて 個室に入ってきた彼と、パジャマ姿のまま救助を待つはめに……。 「互いの評判を守るため、婚約者のふりをしよう」 そう囁いたデルガードのブロンズ色の瞳に、不穏な光が宿った。 陰のある大人の男性の魅力を堪能したいなら、大スター作家ヴァイオレット・ウィンズピアを置いてはいません。ウィンズピアの薫り高い名作ロマンスをお好みのあなたには、HQセレクト、HQ文庫で人気のスター作家、イヴォンヌ・ウィタルの作品もおすすめです。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 長沢由美/翻訳
出版日 : 2019/03/08
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596993854

「きみは自分が何をしたのか、わかっているんだろうな!」 激昂したヘラクリオンに体を揺さぶられながら、 花嫁の長いベールを脱いだフェニーは罪悪感に苛まれていた。 神の前で結婚の誓いを立てた相手が美しい婚約者ペネラではなく、 地味でさえないその従妹だったとわかれば、激怒して当然だ。 でも、奔放なペネラは恋人とアメリカへ逃げてしまった。 そして私は、ひそかにヘラクリオンを愛していたのだ……。 フェニーはエーゲ海の島に立つ白亜の豪邸に迎え入れられた。 男の子をひとり産み、その子を置いて去れという条件のもとに。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2019/02/08
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596584793

スペインの名門貴族リック・デ・サルドとの再会を前に、 アンジーの心は揺れていた。 身寄りのない彼女は10代のころ、よく親友に招待され、 美しいスペインの島で休暇を過ごした―― 親友の兄リックへの恋心を胸に秘めて。 その後、看護師となった彼女のもとに、 しかし先週、痛ましい報せがもたらされたのだ。 リックが事件に巻き込まれ、失明したと。 彼の役に立ちたい。ただその一心で、アンジーは故郷へ飛んだ。 だがそこにいたのは、心を荒ませた別人のようなリックだった。 クラシックで上品な世界観と、知的で陰のあるヒーロー像が光る、大スター作家ヴァイオレット・ウィンズピア。ハーレクイン黎明期の旧作を楽しみたいウィンズピア・ファンの方には、伝説のスター作家イヴォンヌ・ウィタルの作品もおすすめです。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 細郷妙子/翻訳
出版日 : 2018/12/26
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596939258

大金をすってしまった妹のために、ジュリアが駆けつけると、 待ち受けていたのは、今やカジノの経営者となったロームだった。 冷たい美貌の彼は、鋭く告げた。借金の形にぼくと寝るんだ、と。 ロームは、ジュリアたちが裕福だったころの使用人の息子だ。 かつて、幼いジュリアがロームに苛められて泣き出したとき、 祖母は理不尽にも、取りすがるロームの母親ともども解雇した。 それに対する負い目は、いまも影としてジュリアの心に残る。 だから罪を一身に背負い、彼に純潔を差し出したのだ。 一夜の関係で、子を身ごもってしまうとは思いもせずに。
出版日 : 2018/11/09
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596993779

今は亡き夫の不義の子テリーを育てているキャロルは、 子供の将来のために亡夫の実家を訪ねる決心をする。 たどり着いたのは、イタリアの美しい小島に立つ壮麗な屋敷。 夫の兄である男爵、ルドルフがそこに住んでいる。 彼を見たとたん、キャロルは衝撃を受ける。 貴族の血を引き、彫刻のような美貌を持ちながらも、 その横顔には人を寄せつけない傷跡がほの見えていたのだ。 キャロルはなんとか彼から滞在の許可を得たものの、 引き替えに提示されたのは、彼との形だけの結婚だった!
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 堺谷ますみ/翻訳
出版日 : 2018/09/28
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596584236

ロザリーは、ポルトガル沖の島ヴォース・ド・マールへやってきた。 島の領主ドゥアルテ・アルド公爵の娘の家庭教師として、 小宮殿と呼ばれる屋敷に住み込みで働くためだ。 初めて会った公爵は見上げるほど背が高く威圧的で、 聞けば、6年前に悲劇的な事故で妻を亡くしたという。 ロザリーは、彼の謎めいた黒い瞳に見つめられるのが苦手だった。 なぜか落ち着かない気分になり、つい生意気なことを言ってしまうのだ。 馴染みのない感情をもてあまし、ロザリーはひとりピアノを弾いた。 夕闇の中、公爵がじっと耳を傾けていることに気づいたとき、彼が言った。 「誰か、愛する男を思って弾いていたのだろう?」 ロマンスの草創期に活躍した、不世出の名作家ヴァイオレット・ウィンズピア。1972年に出版された今作で描かれる、印象的な台詞の数々と美しい描写に彩られたロザリーの初恋は、みずみずしく、そして切なく、読者の心を震わせることでしょう。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2018/07/27
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596938954

天涯孤独のメリーは病院で働き、ひっそりと暮らしていた。 ある日、メリーの輸血で救われた患者ジュールダンの 熱心な誘いで、食事に出かけることになり、 そこで上流階級の彼から、偽装結婚を申し込まれる。 娘の親権のために、後腐れのない彼女を妻役に選んだだけ―― そうと知りながらも、生まれて初めて優しくされて、 一回り以上も年上のジュールダンに次第に惹かれていくメリー。 ところが、彼の元妻が再婚し、娘の親権が取れなくなってしまう。 用済みになったメリーは、別離の予感に小さく震えた……。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 高浜えり/翻訳
出版日 : 2018/06/29
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596582652

“ただちに来てくれ。君の妹は助けを必要としている” 修道院へ入る直前、敬虔なクリスチャンの看護師ドミニクは、 妹の嫁ぎ先であるイタリアのロマノス家から火急の知らせを受けた。 美しく華やかで、陽気なあの子にいったいなにがあったの? サン・サビーナに到着し、船のタラップを下りた瞬間、 高級車の脇に立ち、彼女を尊大に眺めまわしている男が目に入った。 あの人が妹の夫の兄で、ロマノス家の家長ドン・プレシディオ……。 このときドミニクはまだ知るよしもなかった。 一生を神に捧げるという誓いが、 プレシディオによって、根底から揺さぶられることになろうとは。 容姿に恵まれず、人々のために尽くすことに生き甲斐を見いだし、修道院に入る決意をしていたヒロイン。けれど傲慢で皮肉屋のヒーローと出会って、燃えるような愛に目覚め……。稀代のストーリーテラー、V・ウィンズピアの大ヒット作をお贈りします。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 斉藤雅子/翻訳
出版日 : 2018/05/31
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596938831

スペインの病院で目覚めたとき、アラベルは記憶を失っていた。 見舞いに来たコルテスに夫だと言われても、何も思い出せない。 それどころか、地元の名士だという尊大そうな夫の顔は、 アラベルをひどく落ち着かない気持ちにさせるのだ。 だれかほかに愛した人がいたような気がして……。 連れて帰られた豪奢な屋敷で、コルテスに執拗に体を求められて、 否応なく甘美な夢を与えられるけれど、なぜかむなしさが募る。 ある日、夫の愛人と名乗る女性に、籠に入った鳥を見せつけられ、 アラベルは思わず悲鳴を?み込んだ。もしかしてこれが私なの?
出版日 : 2017/12/23
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596580887

孤児のジェーンは伯母にこき使われる毎日を送っていた。 伯母の娘は玉の輿を狙って公爵と婚約したが、 彼に幼い息子がいると知ったとたん弱腰になり、婚約を破棄。 それを伝えに行く役目をなんとジェーンに押しつけた。 広大な領地と屋敷を持つというペドロ・ザント公爵は、 知らせを聞いて激怒するかと思いきや、意に介した様子もなく、 恐ろしくハンサムな顔に尊大なまなざしを浮かべジェーンを見下ろした。 「それならきみが代わりに来ないか、息子の子守として」 こんなに怖そうな人の下で働くなんて……とジェーンは怯えたが、 彼女の心は囁いた。あなたが恐れているのは、彼の魅力でしょうと。 80年代に活躍した作家ヴァイオレット・ウィンズピアが描く初恋の物語は、読む者の心を今なお震わせます。その圧倒的な筆力によって鮮やかに描き出されるヒーロー・ヒロイン像や、クラシックで上品な世界観が、読者を虜にする所以です。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 山下さおり/翻訳
出版日 : 2017/10/27
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596938381

ドミニの美貌に目をつけた、社長ポール・ステファノスが 秘密裏に、ある取り引きを持ちかけてきた。 ぼくと結婚すれば、きみの従兄が横領した証である 小切手を燃やし、すべてをなかったことにしよう。 代わりに純潔を差しだすように、とギリシア人は囁いたのだ。 両親を亡くしたドミニを、伯父は娘のように愛してくれた。 その息子の罪を自分が贖わなければ、優しい伯父が窮地に陥る。 「ぼくがきみを買うんだ」熱を孕む瞳で男に見つめられて、 ドミニはただ身をふるわせ、頷くことしかできなかった。
出版日 : 2017/10/13
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596993519

幼くして両親を亡くしたダイナの後見人となったのは、 名門銀行家一族の若き当主、ジェイソン・デブレルだった。 二十歳になったダイナは、ジェイソンにプロポーズされる。 こんな内気な私に……。ダイナは夢見心地で「はい」と言った。 だが、婚約発表パーティが催されたハロウィーンの夜、 ジェイソンの求婚が愛からではなく、同情だったことを知る。 ダイナは逃げ出そうとしたが彼に見つかり、その夜、 怒った彼はなかば無理矢理に、ダイナを自分のものにした。 翌朝、ダイナは家を出た。彼の子を宿したとは知らぬまま。
出版日 : 2017/09/15
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596580085

なんとかして弟を助けたい……ブリスは必死だった。 彼女の弟は勤め先の店から横領の疑いをかけられ、 オーナーのギリシア人大富豪パリスに訴えられそうになっている。 意を決して彼を訪ねたブリスに、彼は容赦ない言葉を浴びせた。 「弟を見逃してやる代わりに、君は何を差しだすんだ?」 地位も財産もすばらしい容姿も、彼はすべてを持っている。 唯一手に入れていないものは……わたし? ああ、なんてこと! パリスは2年前に求婚を断ったブリスを諦めていなかったのだ。 わたしが断れないように、彼は弟をはめたのに違いない。 家族を守るため、彼女は愛なき結婚を受け入れるしかなくて……。 ハーレクインを代表する稀代のストーリーテラー、V・ウィンズピアの愛なき結婚の物語です。タイトルどおり、まるで悪魔のような夫に怯えるヒロインでしたが、次第に彼を愛し始めてしまいます。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2017/07/28
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596938183

5年ぶりに南の島で再会した婚約者には、すでに恋人がいた。 帰るに帰れずテンプルは途方に暮れ、船着き場へと向かうが、 船員に女は断ると言われ、男装して船に乗り込むのだった。 2人用船室に待ち受けていたのは、物憂げな美しい男性リック。 “孔雀宮の主”だと名乗る貴人は、皮肉めいた笑みを浮かべて、 おどおどとした少年姿のテンプルをじっと見つめた―― その夜、激しい船酔いに陥ったテンプルは、深い眠りのうちに 男装をすべて解かれてしまう。翌朝、怯えるテンプルにリックは、 悠然と微笑んだ。「女の子だって、最初からわかっていたよ」
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 小林ルミ子/翻訳
出版日 : 2017/06/16
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596904898

亡くなった娘に顔かたちが似ているという理由で、 10歳のグレンダは孤児院から養母のもとに引き取られた。 養母はグレンダを大切に育ててくれたが、 後ろ暗い秘密を打ち明けたのは、死の床でだった。 じつは養母は娘を将来嫁がせる見返りとして、 ある大富豪から莫大な援助を受けていたというのだ。 わたしを引き取ったのも、娘の死を隠し、 贅沢な生活を続けるためだったの? 深く傷ついたグレンダは、それでも養母の名誉を守るため、 結婚を承諾する──ロワールの城に住む、大富豪マルローとの。 読み始めれば瞬時に独特の世界に引きこまれる、稀代のストーリーテラー、ヴァイオレット・ウィンズピアの大ヒット作をお贈りします。陰気な城や、顔に傷を持つ謎めいた夫を、はじめは恐れていたグレンダでしたが、次第に彼に惹かれはじめ……。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 須賀孝子/翻訳
出版日 : 2017/04/28
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596938039

一通の手紙に呼びたてられるように、ダーシー・ボーディンは はるばるスペインのサン・ソリトの地までやって来た。 手紙には名門一族に名を連ねるラモーンの兄フリオの署名がある。 王立音楽院時代、ラモーンはダーシーに熱をあげていた。 だが、ある日、ダーシーの車が交通事故にあい、 同乗していたラモーンは大けがをして、下半身不随となったのだ。 フリオは彼女と出会うや、男らしい眉を強くひそめ、 あろうことか、君は車椅子の弟と結婚すべきだと言い放った。 ダーシーが、兄のフリオに心を奪われているとは想像だにせず。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 山路伸一郎/翻訳
出版日 : 2017/04/12
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596993397

元見習い看護師のマーリンは、美しい南の島に降り立った。この島には、かつて彼女が働いていた病院で外科医として活躍していたポール・ファン・セタンが住んでいる。天才の名をほしいままにした彼だったが、それももはや昔のこと。正看護師が調合し、マーリンが手渡した点眼液のせいで、彼は視力と、外科医としての将来を失ってしまった。世間の冷たい目にさらされ、彼女は罪の意識に苛まれ続けた。そのポールが今、著作をまとめるための秘書を募集している。マーリンは身元を隠して彼のために尽くすことを決心するが……。
出版日 : 2017/02/01
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596937872

貴族だった恋人が死んで5年――。マーゴは素性を隠してロアールを訪ね、彼の遺児の乳母になるが、そこで、恋人の兄で城主のポールと出会う。美男だった恋人とはまるで似つかないのに、彼が意味深に、マーゴを城に咲く真紅の薔薇に喩えたとき、その濃密な香りに思わず眩暈がした。彼と確執のあった弟の恋人である自分を愛してほしくない。そんなマーゴの想いとは裏腹に運命は二人を強く引き寄せていく。無骨なポールに甘く激しく求愛をされ、愛されれば愛されるほど、罪の意識に、マーゴは追いつめられてゆく……。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 小谷正子/翻訳
出版日 : 2016/12/15
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596993311

仕事で世界各地を旅しているジャナは、コート・ダジュールのホテルの庭に腰をおろしていた。近くの木陰で言い争う男女にふと気を引かれて見ていると、泣き伏した女を置き去りにして、美しい男が悠然と歩いてきた。「失礼、セニョリータ」男はジャナの前で立ち止まり、傲慢そうな黒い瞳で彼女の全身を眺めわたした。そのときのジャナには知るよしもなかった。この黒豹のように美しい砂漠の領主に連れ去られ、彼の祖国の宮殿で愛なき婚約劇を演じるはめになろうとは。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2016/10/01
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596937629

あるパーティの夜、パーシファの後見人が心臓発作で急死する。類稀なる美貌を悄然とさせるパーシファのもとに、メキシコの大領主ドン・ディアブロが現れ、自分はパーシファの夫になる男だと言うのだった。それが後見人の遺志だと知った以上、逆らうこともできず、パーシファはともにメキシコに渡るが、残酷な方法で、貞操を奪った夫への憎しみがつのるばかりの日々がつづく。だが、常に非情さを漂わせ、使用人たちにさえ悪魔と囁かれるディアブロに危険と知りつつも、抗えない魅力も感じ始め……。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 柏木郁子/翻訳
出版日 : 2016/08/20
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596904300

エルヴィは、イタリアン・アルプスの麓にある山間のホテルで、看護師として働いていた。上顧客である貴族のロダーリ・フォルトゥナートは、冬じゅうスキーに明け暮れ、エルヴィにも親切に教えてくれた。明日ローマに帰るという美しい月夜に、彼はエルヴィに求婚した。なぜ彼のような男性が、一介のイギリス娘に求婚を?富も権力も手にした年上の男性に抗うすべなどない――エルヴィは彼の妻としてローマの大邸宅で暮らし始めるが、多忙な夫は毎日帰りが遅く、常に華やかな女性に囲まれていた。エルヴィは孤独を募らせ、夫と女性達に対する疑心を深め
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 松村和紀子/翻訳
出版日 : 2016/06/20
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596420701

田舎で育ったマーニーは、ロンドンで溌剌と働くのが夢だった。ビジネスカレッジの秘書科を卒業したあと、親代わりの伯父夫婦の反対を退け、従兄からの求婚を断り、彼女はロンドンの医師ポールの秘書の仕事に就くことを決めた。ポールは想像より若く、深い魅力に溢れた紳士だった。日々、彼とともに忙しく働くうち、マーニーはしだいに彼に惹かれるようになっていく。だが、ひとつ問題があった。ポールにはすでに美しい婚約者がいるのだ。このまま私の思いは胸に秘めておこう……。そう誓うマーニーだったが、ある日婚約者の秘密を知ってしまう。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2016/05/01
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596937308

スペインを旅行中、夜の山道でリーザの車が動かなくなった。通りすがりのジャガーがゆっくりととまり、降りてきたのは陰鬱な光を瞳に宿す伯爵マルコス・レジェス。連れていかれたのは、山すそにくっきりとそびえたつ古城だった。伯爵には、祖母が決めた許嫁がおり、だれも傷つけずに断るために、リーザに婚約者のふりをしてほしいのだという。その夜、祖母のもとで愛を誓い、伯爵に口づけされた。とたん、リーザはうろたえた。まるで恋人とするようなキス……。偽りの婚約者と知りながらも惹かれていくのをとめられない。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 深山ちひろ/翻訳
出版日 : 2016/03/20
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596224125

ロンドンで小児科専門の看護師として働いていたサブリナは、とある夫人の孫を住み込みで世話する求人に応募して採用され、カリブ海の美しい島の高台にそびえる豪邸にやってきた。ところが、てっきり子供だと思っていた患者がじつは大人の男性だということがわかり、彼女は動揺した。世界的に有名な実業家だったダグラスは事故で視力を失い、今は一族が代々住む島で隠遁生活を送っているらしい。同情されることを何よりも嫌う彼は皮肉屋で辛辣だが、サブリナはその誇り高さと陰のある魅力にしだいに惹かれていく。施設育ちで不器量な自分と彼とでは、
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 細郷妙子/翻訳
出版日 : 2015/08/05
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン(ハーレクイン)
ISBN : 9784596903471

探検家の父が行方不明になった。1枚の謎めいた地図を娘に遺して。モルベナはそれだけを頼りに父を捜す旅に出たが、船は珊瑚礁で座礁――気づくと彼女は白く輝く砂浜に漂着していた。目もくらむばかりの蒼く高い空、生い茂る熱帯の樹木。鮮烈な色彩の鳥が飛び交い、猿がするりするりと木の枝を渡る。もしかしたら、私はもう天国にいるの……?朦朧とした意識の中でそう思ったとき、たくましい青年の影が差し、はっと見上げた彼女の目に、褐色の肌の男性が飛び込んできた。漆黒の髪と、かわせみの翼のような碧眼の世にも美しい男――この楽園の支配者
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 堺谷ますみ/翻訳
出版日 : 2015/07/05
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596223784

ジョアンナがオーストラリアに着いたとき、妹はもういなかった。一緒に暮らそうと誘っておきながら、既に旅立ったというのだ。妹を追う旅費もない今、住むところを探すしかないジョアンナは、“ねむの木の谷”と呼ばれる美しい領地にそびえる、名士コレイン家の屋敷で住み込みの仕事に応募した。だが、傲慢で荒々しい気質の家長アダムはジョアンナの採用を渋る。色白で華奢な彼女を「ブティックの売り子のほうが似合う」などと言って見くびり、家政婦の仕事は無理だと決めつけるのだ。ジョアンナはなんとか2週間の試用期間を勝ち取ったが、アダムは
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 小長光弘美/翻訳
出版日 : 2015/04/05
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596223661

飛行機の墜落事故に遭ったリンは、優しかった恋人を亡くした。心身に大きな傷を負い、失意の日々を送る彼女に、スペイン系の大資産家コルデラス家から仕事の依頼が届く。「7歳のわがまま娘の、臨時家庭教師を務めてほしい」リハビリになるからと看護師に勧められ、リンは請け負った。モントレーの駅で彼女を迎えたのは、コルデラス家当主の弟リック。黒髪に見上げるほど背が高い彼は真っ青な瞳でリンを見据え、「お嬢さんは次の列車で引き返したほうがいいな」と言った。まあ、なんて失礼な人なのかしら――頬がかっと熱くなる。がらんどうだったリ
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 古城裕子/翻訳
出版日 : 2015/03/01
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596936462

裕福な老夫人のメイドとして地味に暮らすウィルダの前に、この世で最も会いたくない人物が現れた。あらがいがたい魅力を放つギリシア人億万長者、ダミアン・デモニデス――ウィルダの秘密を知る男。2年前、ウィルダはある有名人の離婚劇に巻き込まれ、ふしだらな金髪娘と呼ばれてさらし者にされたのだった。偶然にもウィルダの雇い主の長男だったダミアンは、傲慢なグレーの瞳に侮蔑の色を浮かべて言った。「きみは母の財産を狙っているんだろう?」
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 長田乃莉子/翻訳
出版日 : 2015/02/05
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596223586

ああ、自分の姓すら思い出せない。わたしはいったい誰なの?記憶を失ったリギアがたどり着いたのは、英国デヴォン州の荒れ野にぽつんと立つ古い屋敷だった。当主のエイブリーは医師で、親切に面倒を見てくれたが、近くに住む彼の従兄弟ロバートは彼女をはなから疑ってかかった。記憶喪失と偽ってエイブリーの財産を狙う女狐め!彼はエイブリーの意地悪な秘書とともにリギアに冷たく当たった。もうここにはいられない――リギアが思いあぐねていたある日、ロバートの態度を変える出来事が起きた。そして雨宿りで寄った彼の家で、ついに記憶の扉が……
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2015/01/20
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596903020

ダイアンの祖父ロネ大佐はその昔、サハラ砂漠に連隊を率いて、アラブと抗戦した武勇の人だった。祖父が語る砂漠の魅力に抗しきれず、とうとうダイアンは一人でサハラ砂漠にやってきた。しかしフェトナの砦跡まで来たとき、馬に振り落とされて足をくじいてしまう。起き上がることもできず、果てしなく広がる焼けつく砂漠に倒れたダイアンを救ったのは、美しい黒髪の男性――アラブの首長カシムだった。だがその時、ふたりは互いの血の宿命を知らなかった。カシムがロネ大佐の連隊に深い恨みを抱き、宿敵として復讐を誓っていることを。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 小林ルミ子/翻訳
出版日 : 2014/10/05
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596223425

骨董店の売り子をしているフェイは、まだ恋をしたことがない。休暇で旅に出たある日、乗っていたバスが立ち往生し、なにげなく外へ出た彼女は森のなかに立つ美しい古城に魅了された。そこへ突然、金色の瞳をした美しい男性が木陰から現れ、フェイは驚いた弾みで足首を捻挫してしまう。彼こそ、城主のデ・リベロ・ファルカン伯爵、ヴィンセント。伯爵は痛みで歩けない彼女をなんなく抱え上げ、そのまま城へ向かった。人に命令して従わせるタイプの男性にこんなに近づくのは初めて……。ときめきと不安が入りまじるフェイの心に、伯爵の甘い問いが忍び
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2014/09/05
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596902719

やせっぽちでそばかすだらけ、引っ込み思案のキャシーは20歳。イギリスの海辺の町に住む医師の娘だ。半年前、父が連れてきたオーストリア人医師ウルフの、いかにもやり手らしい威圧的な態度が気に入らないのだが、たった1人の親友で、すばらしい美人のティファニは、ひと目でウルフに夢中になり“絶対に彼を手に入れる”と息巻く。ところがある日、ウルフに近寄られたキャシーは激しく動揺し、鉛筆を削っていたナイフを、思わず彼の手に突き刺してしまう。以来ますます彼を避けようとするキャシーだが、ウルフのまなざしは、逃がしはしないとでも
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 長田乃莉子/翻訳
出版日 : 2014/08/05
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596223340

唯一の身内の祖母を亡くしたジルは19歳で故郷をあとにし、ロンドンにある高級ホテルのブティックで働きはじめた。ある日、親しくしている宿泊客の少女が病気で入院し、海外から見舞いに駆けつけた少女の叔父エリックと出会う。アメリカ西海岸で高級百貨店を経営する大富豪の彼は、ヴァイキングの血を引き、大柄で威圧感にあふれた男性だった。灰色の瞳に射られ、恐れか、畏怖か、ジルはえも言われぬ感情に戸惑った。するとエリックは彼女を食事に誘い、思わぬ話を持ちかけてきた。「きみもアメリカへ来て、僕のところで仕事をしないか?」有能な実
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 安引まゆみ/翻訳
出版日 : 2014/07/01
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596935977

看護師のアンジーは6年ぶりにバヤルター島へ向かっていた。身寄りのない彼女は10代のころ、よく親友に招待されて、この美しい島で休暇を過ごしたものだ。だが、温かく迎えてくれたサルド一家との楽しい思い出は、先週親友からもたらされた知らせで輝きを失った。親友の兄リックが爆弾の破片をあび、視力を失ったのだ!スペイン名家の跡継ぎで、自信にあふれていたリック――ひそかに愛していた彼の苦悩を思うと、アンジーの胸は痛んだ。わたしがそばにいるわ。この想いが報われなくても。
ヴァイオレット・ウィンズピア/著 小林町子/翻訳
出版日 : 2014/05/15
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596929631

「半年間の契約結婚をしよう」そんなプロポーズでも嬉しかった。愛する気持ちを止められないから…。往年の名作家ヴァイオレット・ウィンズピアの秀作!

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