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「佐伯一麦」の書籍一覧(最新発売日情報)

全8件 (2005/10/08 ~ 2019/08/08)
 佐伯 一麦(さえき かずみ、1959年7月21日 - )は日本の小説家。本名は佐伯 亨。私小説の書き手として知られる。現在は郷里の仙台市在住。
 筆名の「一麦」は、敬愛する画家フィンセント・ファン・ゴッホが麦畑を好んで描いたことにちなむ。
 
 1959年、宮城県仙台市に生まれる。宮城県仙台第一高等学校卒業後に上京し、週刊誌記者や電気工など様々な職業を経験する。1984年、『木を接ぐ』により作家デビューしてからしばらくの間は電気工と作家活動とを両立させる(その間、1980年代末からしばらくは茨城県古河市の配電盤工場に勤務したこともある)。1990年、電気工時代の経験をもとにした作品集『ショート・サーキット』をまとめる。1991年、『ア・ルース・ボーイ』で若くして父親になってしまう青年を描く。
 その後、離婚して仙台に帰郷、草木染め作家の神田美穂と再婚する。1995年からの連載『遠き山に日は落ちて』で東北の町での妻との生活を描く。そのころから何度かノルウェーを訪れ、1997年には、妻の留学に付き添いノルウェーに1年間滞在する。2007年、この経験を元に『ノルゲ Norge』を書く。
 電気工をしていた20代にアスベストの被害で肋膜炎にかかり、以後、喘息の持病を抱えながら執筆を行なっている。2007年にはアスベストの被害を追ったルポルタージュ『石の肺』を刊行した。
 2010年からは大佛次郎賞(第37回から第45回まで)と野間文芸賞(第63回から)の選考委員を務めている。
 2011年の東日本大震災は、作並温泉で被災。大年寺近くの高台にある集合住宅の自宅は、停電、断水し、部屋がめちゃめちゃになり、2日がかりで片付けた。そのとき見た変わり果てた海の風景に衝撃を受けたという。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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出版日 : 2019/08/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523721

生きる意味を探す元エリート少年の青春小説 性悪な英語教師をブン殴って県下有数の名門進学校・I高を中退した17歳の斎木鮮は、中学時代の恋人だった幹とアパートで一緒に暮らし始める。幹もまた父親の分からない子を産んだばかりで女子高を退学していた。 さまざまな世間の不条理に翻弄されながらも肉体労働での達成感や人間関係の充足を得て徐々に人として成長していく鮮――。 幼少期に性的悪戯を受けた暗い過去や、母親との不和による傷に苦しみながらも鮮は一歩ずつ前へと歩みを進めるのだった。第4回三島由紀夫賞受賞作品で、解説を文芸評論家の池上冬樹氏が特別寄稿。
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出版日 : 2019/03/22
出版社 : 講談社
ISBN : 9784065149942

東北の震災後、水辺の災害の歴史と記憶を辿る旅を続ける彼は、その締めくくりに震災と同じ年に土砂災害に襲われた紀伊半島に向かう。
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出版日 : 2018/07/20
出版社 : 中央公論新社
ISBN : 9784122066113

著者を彷彿させる作家の早瀬と妻の染色作家・柚子、東北地方に住む夫婦の、「震災三年後」の一年間を描く。豊かな自然、さまざまな生き物の気配、近所の人々との交流、梅干しを漬けたり草むしりをしたり……という何気ない日々の生活。大きな事件は起こらない。しかし、その「何気ないこと」が続いていく日常の大切さが伝わってくる作品。
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出版日 : 2017/06/28
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101342177
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出版日 : 2015/10/28
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101342160

認知症の父、母との確執。姉も兄も寄りつかぬ家で、作家は妻と共に懸命に命を紡ぐ。佐伯文学三十年の達成を示す感動の傑作長編。
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出版日 : 2015/10/10
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062902861

光り輝く夏、暗く陰鬱な冬、そして歓喜と共に訪れる春。ノルウェイでの一年間を通し描く、希望と再生のタペストリー。野間文芸賞受賞
出版日 : 2014/06/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062902335

アスベスト禍、妻の草木染め、ノルウェイ滞在、老いゆく両親--現在の著者を形作るテーマの源流をたどり著者自身が選び抜いた短篇集
佐伯一麦/著 福田和也/解説
出版日 : 2005/10/08
出版社 : 講談社
ISBN : 9784061984196

「鉄塔家族」で大仏次郎賞受賞に到る小説世界を、野間文芸新人賞の表題作を含む初期5作品で綴る。

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