作成:2019-07-10 13:55   最終:2019-07-10 13:55

――磯野! 宣伝しようぜ!――

著:柚緒駆(カクヨム / 小説家になろう / note


 矢久勝基さんの『ノベル…読んでもらおうよ』を読んで、何度も何度も首肯した。

「このような場所に集まっているのだから、仲間としてスクラムを組んで、皆がみなの利益を考えてみてもいいんじゃないだろうか」

 そう、その通り。何とかして全体の利益を考えたい。つまりは、この『ノベル読もうよ』を宣伝したい。このサイトの知名度が上がらない限り、凄い作家が何人集まっても、それだけでは意味を持たない。塵も積もれば山とはなるが、山は他にも沢山ある。まずはこの山を見つけてもらわないと始まらない。

 ただ、個人的にはいきなりYouTubeは敷居が高いように思う。まずYouTubeに動画が多すぎる。たとえば2~3分で良いので、ちゃんと鑑賞に堪えるレベルのアニメーションが作れるとか、有名声優に小説を朗読してもらえるとか、それくらいの目立った部分がないと、あっという間に埋もれてしまうのではないだろうか。もちろんそんな費用は、おそらくどこからも出せない。

 そもそも、小説と動画は相性が悪いとまでは言わないものの、ワンクッション、交流電流を直流にするかのような変換が必要になる。そのままの魅力を伝えるのには向いていないかも知れない……と書きながら、ふと思った。小説の書き方講座なら動画になるかも知れない。作品執筆中の画面をそのまま撮影して動画にするとか。何故ここをこう書き換えたのか、何故この単語を選んだのか、解説しながら書き進める動画。で、結局は誰がその動画を作成するのか、って事になる訳ですが。うーむ。

 やはりテキスト作品の魅力は、テキストで伝えるのが一番確実なのかな。いまもっとも巨大なテキストメディアと言えば、やはりGoogle。現代の世の中に「文字ばっかりだから小説は読まない」という人はいるけれど、「文字ばっかりだからGoogle検索は使わない」という人はまずいない。『小説』で検索して、この『ノベル読もうよ』が上位に表示されるようになれば、読者は無理なくストレスなく誘導され、アクセスは増加するはずだし、当然ここに登録している小説の露出も増える事になる。ではそのために出来る事は何か。

 一番簡単なのはGoogle広告を使う事だと思う。いまPCで『小説』と検索しても、検索結果の画面に広告はほぼ何も出ない。ここに広告が打てれば、目立つのは間違いない。ただこれもそうメチャクチャ高額ではないとは言え、無料ではない。賛同者全員から一人頭毎月100円くらいは集めないと、継続的に広告を出し続けるのは難しい。もちろん「年間1200円くらいなら出せるぞ」という人は多いかも知れないけれど、お金の価値は人によって違うので、あまり決めつけたくはない。だいたい一定額の寄付を集め続けるのって、かなり大変だ。これはこれで専門に考える人が必要なくらいには。

 ではそれ以外に何か方法はないか。考えてみたのだけれど、こういうのはどうだろう。まず、同人誌を作る。もちろん紙に印刷する訳ではないし、コミケで売る訳でもない。web上で同人誌を作れないものか。この『ノベル読もうよ』に登録されている作品は、ほとんどが長編小説だと思う。しかし短編やショートショートを書いた事のない長編作家も少ないのでは。書いたままHDDで眠っている作品とか、『小説家になろう』『カクヨム』などで放ったらかしになっている短い作品、それをかき集めて、そのそれぞれの作品の下に代表作へのリンクを埋め込んだweb同人誌。トップページにはもちろん『ノベル読もうよ』へのリンクを張って。

 で、その同人誌にヘンテコな名前を付ける。一度目にしたら忘れられないようなインパクトのある名前を。何にしよう。すぐには思いつかないけど、ここはみんなの知恵を集めて、とにかく印象に残る名前を付ける。仮に『やさぐれガシャドクロ』にするとなったら、各人がTwitterやFacebookで『やさぐれガシャドクロ参加作品』と記入して作品のアドレスを投稿する。ここで同人誌と書かないのがミソ。それを目にした人は「やさぐれガシャドクロって何ぞ?」となって検索し、『やさぐれガシャドクロ』へのアクセスが増え、それに引っ張られて『ノベル読もうよ』へのアクセスも増え、検索順位が上昇する……と、こんな簡単に行けば誰も苦労はしないのだけれど、一つの方向性としてはアリなんじゃないかと。

 まあ、より現実的に確実性を求めるのなら、同人誌を作ってなおかつGoogle広告を打つのが万全なのだろうなあ。同人誌って言っても要はホームページなので、Googleサイトとかそういう系統で作るか、fc2か忍者でスペースを借りて作るかも考えないといかんですね。「ホームページビルダー」のレベルで良いのなら、私持ってますから作りますけど。

「て言うか『ノベル読もうよ』の広告打てば解決じゃね?」

 という意見もあるかも知れない。確かに業界の人にリーチするだけで目的が達成出来るのなら、それが一番早くて確実。ただ業界の人とか、コアな小説好きとか、そういう人につながるのも間違いなく大切だけど、届くだけではなく、相手が一歩こちら側に踏み込んで来る事を期待するのなら、やっぱり『それ以外の人』を巻き込む必要があるのでは、と思うところ。

 繰り返しになるけど、この『ノベル読もうよ』の知名度が上がらないと、登録作品には日が当たらない。読まれるためには、まず知られないと始まらない。そのためのアイデアは多い方が良いと思う。もちろん船頭が多すぎて船が山に登るようでは困るけれど、その辺は柳井さんに託したいところ。何とか一つお願いします。

 えらい長文になってしまいましたが、とりあえず思った事を書いてみました。読んで頂いてありがとうございました。

 最期に自作の宣伝を。

「案山子の帝王」
https://ncode.syosetu.com/n8247fj/(小説家になろう)
 もうそろそろ終わりに向かうはずです。でもね、たぶん、きっと。


柚緒駆

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