「矢久勝基」の執筆環境

著：矢久勝基（小説家になろう）

　え、執筆環境ですか？
　windowsのメモ帳でやってます。パソコンよくわからないのと、拡張機能とか全然使えないので、「まぁとりあえず文字が書ければなんでもオッケ」といった具合です。
　デスクトップ見てると肩がこる原始人なので、パソコンに詳しい後輩に、
「メモ帳が使えればいいから古いノートパソコンを安く売ってるとこ知らない？」
　って聞いてみたら、「俺の使ってる古いのあげます」と言ってくれたのを幸い、windowsXPが搭載されている古いノートPCを入手。
　何の心意気？　か、壁紙は『この～木なんの木、日立の木』がでかでかと貼ってあったりして……そのおかげでなんとなく気持ちを大きくしつつ、毎日てけてけ描いてます。

　そんな、インターネットにもつなげないノートPC。……いいんです。これくらいの方が誘惑もないから。
　それのメモ帳を開き、ひざに乗せてカシャカシャ執筆していると、階下で遊んでいた娘達が退屈しのぎにわたしのところにやってきて、謎の踊りつつ、画面の前をさえぎってきたりします。
「パパは今仕事中なんだよ」
　という言葉が通じるような年齢でもなく、謎の踊りはますますヒートアップ。レベル87くらいの魔法使いでもMPを0にされそうな喧騒に晒されながら、執筆は続きます。
　たまに柔道のように投げ飛ばしごっこが始まりますが、これは虐待でしょうか？(笑）
　だいたいケラケラ笑って「もう一回」とか言ってくるので、逆効果ですが。

　やがて、真隣にある高校の部活が始まり、辺りは賑やかになっていきます。
　中でも強烈なのが軽音楽部。これがまた、毎年毎年お世辞にも上手とは……ゲフン……とにかく強烈です。ヴォーカルはきっと、ジャンケンで一番負けた人とかなのでしょう。
　高音は出ない、低音は出ない。たぶんヴォイストレーニングもろくに行っていないヴォーカルさんのひっくり返りまくった声が、特に高校のイベントの前になると、毎日のように聞こえてきます。繰り返しますが強烈です。

　今時期はまだ気候が落ち着いてますからいいほうで、これが暑い季節となってくると、むせかえる暑さと、高校のグランドの芝刈りのエンジン音が、一日中部屋に跳ね返りまくってます。しかし窓を閉め切るのは自殺行為。脱水と騒音。究極の選択となります。
　え？　クーラーですか？　どうもこの欠陥住宅（賃貸）のクーラーは、配電盤の関係とかで、わたしの部屋のパソコンと一緒にクーラーをつけると、その区画のブレーカーが落ちるそうですよ。
　だからとて、娘達が占領している階下で執筆なんてMPがいくらあっても足りないし、わたし、夜は本業です。

　ところで、メモ帳はメモ帳なんですが、windows備え付けのメモ帳を使うと、アンドゥーもバックアップ機能もなくて、たまに大やけどをするので、最近は『TepaEditor』というメモ帳編集ツールを使っています。昨今メモ帳もないだろうって声も聞こえてきそうですが、ま、文字が書ければ小説は描けますって（笑）。
　後はもうちょっと静かな環境があればと思いますが……あ、また娘が泣いてます。
　そんなわけで、わたくし、矢久勝基の家は毎日がお祭り状態ですね。まぁ、その育児を嫁に任せっぱなしなのは、申し訳ない限りだと思っています。
　いつか恩返ししてやろうと……。小説に賭けてきている時間は、嫁が踏ん張ってくれている時間でもあります。いつか必ず結果を出し、恩返しをしてやりたいと思う毎日です。

TepaEditor | フリーの Windows用テキストエディター
https://greenspace.info/tepa/

紹介記事：
世界のテキストエディターから - 国産テキストエディター「TepaEditor」 (1) 国産テキストエディター「TepaEditor」 | マイナビニュース
https://news.mynavi.jp/article/20110719-tepaeditor/

　そんな矢久勝基の作品にご興味があればこちら

矢久 勝基
https://mypage.syosetu.com/505329/

　『小説家になろう』にいくつか作品を置いてます。
　コメディ、ファンタジー、恋愛モノ、新撰組（←ジャンルかよ……）など、現在は完結までアップされてないものもありますが、だいぶおなかいっぱい読めると思います。
　なお、このサイトで紹介した『破戒の海』は第七回ネット小説大賞の一次選考に通過しています。

破戒の海
https://ncode.syosetu.com/n0109eo/

　そして、その物語や、矢久というアマチュア作家に可能性を見い出せる方がいらっしゃいましたら、是非ともご連絡いただければ幸いです。
　お仕事の依頼とか泣いて喜びますが、応援の一言でも、とてもとても励みになりますので、プロになりたいアマチュア作家の矢久勝基をどうぞよろしくお願い申し上げます。