「はじめまして、隣り合った世界の人々(ストレンジャー)。 これから貴方達には、私達の戦争ゲームにお付き合いしていただきます」
五年前。突如現れた異世界の使者が、世界に向けてそう発信した。 当時は異世界の技術に大敗し、負け分として大勢の人間を奪われた人類。だが異世界の技術を解析し、それを利用することで異世界との戦争ゲームに食らいついていた。 そんな中、日本にて戦争ゲームに参加する組織『ハウンドドッグ』は『人造神器(オーダーメイド)』という武器を操り、異世界の兵器・兵士と渡り合っていた。 青年・春見透也もまた、『ハウンドドッグ』にて戦う兵士の一人。 元精鋭部隊に所属しながらも、訳あってフリー隊員として戦争ゲームに参加していた。 そんな中、戦争ゲームの最中に異世界からやってきた少年少女に出会う。 事情を知らぬ中で唯一の目撃者となってしまった春見は、異世界の少年・イヴェル、かつて異世界に誘拐された少女・ナツキと隊を結成し、戦争ゲームに勝ち抜くよう任命されてしまい……。
異世界から仕掛けられる戦争ゲームに挑む青年達の話。 見世物(ラム)という呼称で軽視されながらも、敵の技術を利用し、時に命を削りかねない戦い方で立ち向かう『ハウンドドッグ』。 そんな『ハウンドドッグ』に協力し、自分の目的のために尽力する異世界の少年少女。 彼らが織りなすサイエンス・ファンタジー・バトルアクションです。