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「佐野洋子」の書籍一覧(最新発売日情報)

全8件 (2011/09/15 ~ 2020/10/22)
 佐野 洋子(さの ようこ、1938年6月28日 - 2010年11月5日)は、日本の絵本作家、エッセイスト。
 代表作として、絵本『100万回生きたねこ』(1977年)。エッセイ、児童文学、脚本、小説、海外絵本の翻訳も手がけた。
 
 1938年、満鉄調査部勤務の父利一、母シズの間に、長女(7人きょうだいの第二子)として北京市で生まれる。幼少期を北京で過ごし、1945年(7歳)に大連に転居して小学校に入学、同地で日本の敗戦を迎える。1947年(9歳)に一家は山梨県に引き揚げ、当初は父方伯父のもとに身を寄せた。
 1942年に三弟(生後33日)、1947年の引き揚げ後に四弟(4歳)を亡くし、1948年(10歳)には大好きであった兄(11歳)を亡くしている。幼少期の肉親との死別は、後の作風にも影響を与えている。また、母シズとの関係は確執を含んだもので、「家族」を題材とする多くのエッセイが書かれた。
 1950年に静岡市、次いで1952年に清水市へ転居。静岡大学教育学部付属静岡中学校から静岡県立清水西高等学校に進んだ。1958年、父利一(享年51)を失った。同年、武蔵野美術大学デザイン科に入学。同級に平野甲賀、上村一夫らがいた。
 1962年、武蔵野美術大学デザイン科卒。卒業後、白木屋 (デパート)宣伝部にデザイナー(イラストレーター)として入社。このころ、最初の結婚をした。
 1966年の冬に単身渡欧し、1967年から半年、ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。1968年に帰国、同年に長男(イラストレーター・画家の広瀬弦)誕生。
 デザイン、イラストレーションの仕事を手がけながら、すべての工程を自分で決めたいと1971年(33歳)に『やぎさんのひっこし』(文は森比左志)で絵本作家としてデビュー。1973年には『すーちゃんとねこ』で文・絵ともに手がけた。1974年の『おじさんのかさ』で注目され(第22回サンケイ児童出版文化賞推薦)、1977年、『わたしのぼうし』で第8回講談社出版文化賞絵本賞受賞。同年、ロングセラーとなる絵本『100万回生きたねこ』刊行。
 1980年離婚。 1982年に初のエッセイ集『私の猫たち許してほしい』を出版。1983年に童話『わたしが妹だったとき』で第1回新美南吉児童文学賞を受賞。また、海外絵本の翻訳や、脚本(1987年の「自転車ブタがやってきて…」が初作品)も手がけ、1988年には初の長編小説として自伝的な『右の心臓』を刊行した。
 1990年に谷川俊太郎と結婚した。1996年に離婚。1998年から2003年にかけては北軽井沢に転居。
 2003年に紫綬褒章受章。2004年、エッセイ集『神も仏もありませぬ』で小林秀雄賞を受賞。2004年には乳がんの摘出手術を受けたが、骨に転移。エッセイ集『役にたたない日々』(2006年刊行)の中で、がんで余命2年であることを告白。2006年、母シズ死去(享年93)。2008年、長年にわたる絵本作家としての創作活動により第31回巌谷小波文芸賞受賞。
 2010年11月5日午前9時54分、乳がんのため東京都内の病院で死去した。72歳没。最後のエッセイ集のタイトルは『死ぬ気まんまん』であった。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
出版日 : 2020/10/22
出版社 : 中央公論新社
ISBN : 9784122069749

自己プロデュースに長けた野心的なシンデレラ、きりぎりすの奏でる音色に心動かされるあり、おじいさんのこぶを愛するおばあさん……。誰もが知っているおとぎ話が、佐野洋子一流のユーモアと毒がたっぷり加わって様変わり。面白くてちょっぴり怖い、二十六篇の絵入りパロディ集。 【目次】 シンデレラ/ありときりぎりす/浦島太郎/おおかみと七ひきの子やぎ/白雪姫/羽衣/くらげとさる/ヘンゼルとグレーテル/マッチ売りの少女/つるの恩がえし/マリアの子/こぶとりじいさん/花咲かじいさん/親指姫/ラプンツェル/かちかち山/ブレーメンの音楽隊/眠り姫/養老の滝/かえるの王さま/星のターラー/あほうどり/三びきの子ぶた/舌切りすずめ/ハーメルンの笛吹き/赤ずきん 「きれいごと」が嫌いな人 岸田今日子/「思い込み」を壊された 村田沙耶香
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出版日 : 2019/05/27
出版社 : 幻戯書房
ISBN : 9784864881609

長らく入手困難だった幻の奇跡のラブストーリー。広瀬弦描き下ろしの絵を加え、装いを改め、一般向けに復刊!
出版日 : 2019/03/13
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309027883

幼い頃から大人になるまで、人を愛するレッスンを気づかずに繰り返した、切なくも懐かしい半自叙伝的物語。解説・谷川俊太郎。
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佐野洋子/著 広瀬弦/著・イラスト
出版日 : 2018/10/24
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093865135

ヘンな動物たちが七転八倒する傑作物語六話 1989年に「図書新聞」紙上で『動物図鑑』と題して連載されたもの。著者の死後に発見された未発表の作品も併せて初めての単行本が完成した。挿絵は連載時と同じ広瀬弦による描き下ろし全13点(モノクロ)を収録の中短篇で構成全作品の主人公は全て動物だが、あまりにもあまりにも人間的な動物ばかり。こんな作品は西欧ではイソップに代表されるように「寓話」とよばれる。もちろんそこには人間にとっての「教訓」もたっぷり含まれる。 こんなお話――ほんの一部ご紹介。 1「前の女? 前の女もあなたの耳かじったの」/「女のうさぎってそうするもんだろ。前の女のうさぎは、片方の耳全部食べたよ」/「前の女も、あなたのことゴリラとか、かえるとか言ったの?」/「前の女? 前の女は、ぼくのこと天使って言ってたよ。心配しなくてもいいんだよ。ぼくの耳、女のうさぎにあきるとまたすぐ生えてくるんだよ」 6「ええい、こんなもの」/狐のコン子はしっぽを床にたたきつけると根元からしっぽを引き抜いて窓にたたきつけた。/「この耳もいけないのよ。いつも何か面白いことないかってひくつかせていたんだもの」/コン子は両手でいっぺんに両耳を引き抜いた。/……あんた、もっともっと反省しなよ! メルヘンとファンタジーがブラックユーモアでつつまれた傑作動物物語、ついに登場!
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出版日 : 2016/02/05
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094062724

傑作絵物語に未発表童話を加えた作品集 自由って何だ? 幸せってどこにある? ――林の中で、のんびり自由気ままに暮していた豚の前に、ある日、きつねの紳士が現れた。「あなたの豚小屋があるために、環境がこわれるんですよ」押し寄せる文化の波に飲み込まれ、自由を失った豚の運命は……。没後に発見された佐野洋子の原画30点を収録した名作絵物語。 併録した童話「やせた子豚の一日」もまた、著者の没後に発見された未発表作品。父と娘、二人暮らしの子豚の一日を、鮮やかに描いたユーモア溢れる快作。文庫化にあたって息子・広瀬弦の絵8点を収録。 佐野洋子の魅力全開の二作品が楽しめる待望の作品集。
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出版日 : 2015/07/07
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094061833

ちょっとへんてこな愛の物語集 自由を求めてジャズ喫茶から飛び出した〈椅子〉と海が見たくて動物園を逃げ出した〈ゴリラ〉。ふたりが長い道行ですれちがう〈恋する少年と少女〉、〈人格者のブランコ〉、〈若いヤクザとエナメルの靴〉、〈穴のあいた靴下をはいた泥棒〉、〈演説する桜の木〉、〈にせもののミンクのコートを着た女〉、〈中学生の女の子と真っ白なハンカチ〉、そして〈死んだ猫と絶叫するテレビ〉――ゴリラは椅子をなでながら海を見ている。椅子は海を見ないでゴリラだけを見ている。これは、美しくも悲しい恋物語(「もぞもぞしてよ ゴリラ」)。 気取り屋の狐・インカ帝国を背負った亀・傷ついている鰐・主体性のない馬・見かけだけかわいいパンダ・熊らしい熊・恋をしない河馬・よろめく象・見栄っぱりの蛙・「キー」しか言わない豚――動物たちを描いた皮肉でユーモラスな掌篇30篇(「ほんの豚ですが」)。 二冊の傑作を一冊にした佐野洋子の〈大人のための物語集〉。 待望の文庫化。絵も多数収録。
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佐野洋子/著・イラスト
出版日 : 2013/07/20
出版社 : 理論社
ISBN : 9784652200209

「おとうさん、おはなしして」とルルくんは言った。
おとうさんはひとりっきりで住んでいるある男の子のお話をしてくれた。
望むとけらいがつぎつぎに現れて、そうじやせんたくをして、さっと消える。わがままを言ってもだれもしからない。遊びともだちだって出てきた。おとうさんのヘンテコなお話にルルくんは引きつけられていく・・・。
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出版日 : 2011/09/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062770583

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