著:矢久勝基(小説家になろう)
この『ノベル読もうよ』というサイトは、如何にして自作品の認知度を広め、まぁぶっちゃけ、どう売っていくかということを柳井政和さんが提起しているサイトだ。
そういう場に参加している以上、参加者も、ただ作品を並べるだけではなく、どうしたらそれが実現するかを考えていくべきなんじゃないかと私は考える。
私自身は一アマチュア作家でしかなく何のカリスマもないから、私が旗を振ったとしても何の説得力もないだろうが、これが波紋となって自作品をどう広めていくかという具体的な方策を議論できる場所になってくれればと思い、筆をとってみる。
これはひいては他のメディアに読者を奪われている小説というメディアをどう売っていくかというところにも及ぶ話だと思う。参加者が結託すればそれに近づくのであれば、価値のある議論となるのではないか。
柳井さんはこのサイトの中で、『有名youtuberやVtuberに作品を紹介してもらえる機会があれば……』(※)と書いていらっしゃった。認知度を広めるという意味では非常に有効だと思うのだが、実際やってくれるかと言えば微妙となってしまう。
(※編集補足:本サイトの中ではなく『#電書ハック』の座談会にて出版社の売り方のひとつとして発言)
断じて意見に対する批判ではなく、"今の状態では"ベストセラーの小説でもなければ先方さんにメリットがないと思わざるを得ないためだ。
企業がタレントとしてVtuberを抱えているケースの場合、お金を払えばやってはくれるようだ。それでよければ広告宣伝費を払えばいいのだろうけど、基本貧乏人の小説家(失礼)に、個々でそれをやれというのは酷だろう。
そこで、ここ(youtuberやVtuberと私達)をwinwinにする方法を考える必要がある。
とりあえず、やれるかどうかを度外視にして、思うのは、この『ノベル読もうよ』でyoutubeのチャンネルを一つ作るというのはどうか。どうしても今の社会でyoutubeという存在が宣伝に欠かせないのであれば、考慮すべき方向ではあると思う。
先日、私は試しに自作品のPV(プロモーションビデオ)を造ってみた。
私には少しだけ動画を作成する知識がある。完全自己満足で内容は著作権に引っかかるのでお見せできないのが残念だが、音楽に合わせ、作品のハイライトとなるシーンをいくつか並べて、ほんの少しだけアニメーションしてできた四分間の作品。
その説明で現状は想像していただくしかないのだが、まぁ音楽アーティストの作るプロモーション動画を小説でやったと言えば想像しやすいか。
……例えばこういうのを『ノベル読もうよ』というチームで作成していく。
個々の作品では人が集まりづらくても、例えば作家Aに10人のファン、作家Bに10人のファンがいれば、20人は見てくれるかもしれない。そういうネットワークを構築することが、まずできる提案なのかなと思う。
それでもし、チャンネル登録者が増えるようなことがあれば、その時初めて柳井さんの提案が活きてくるんじゃないか。
労力もあれば動画を作る知識も要る。音楽や画像はフリーで探してこないと著作権問題が大きい。でも、ただ平べったく紹介するだけの動画では誰も見てくれない。
実現は、簡単なことではないとは思う。
私が言いたいのは『『ノベル読もうよ』のyoutube化を皆で推し進めていこう!!』というものではなく、『例えばこういう提案がある。では、自分の小説を広めることについて、どんな意見を持っているだろう』ということの参加者への波紋になれば……と思った次第だ。
このような場所に集まっているのだから、仲間としてスクラムを組んで、皆がみなの利益を考えてみてもいいんじゃないだろうか。
ぶっちゃけた話、私は今、間接的にではあるが、とあるVtuberに相談?できる場所にはいる。
あちらにも利益になるコラボであれば話を持っていくことは可能ではある(やってくれるかは別)。だから、何かを言ってみれば、その提案がいつか大きな波紋を呼ぶかもしれない。
ということで、差し出がましいが声を上げてみましたよと。
私なんか出版社さんが全然振り向いてくれないから(笑)、どうやって自分で切り拓いていこうということばかり考えている。だって、小説家になりたいから。
出版社さんをないがしろにしろということではない……ということは柳井さんがこのサイトに上げてる理念の通り。でも、その上で、私たち自身が考えていかなければならない部分もあるということも、柳井さんの言ってるとおりだと思う。
繰り返し、矢久勝基などという一アマチュアが旗を振っても説得力はないとは思うが、何かが始まることを期待して……。
そんな矢久勝基の作品にご興味があればこちら
『小説家になろう』にいくつか作品を置いてます。
コメディ、ファンタジー、恋愛モノ、新撰組(←ジャンルかよ……)など、現在は完結までアップされてないものもありますが、だいぶおなかいっぱい読めると思います。
なお、このサイトで紹介した『破戒の海』は第七回ネット小説大賞の一次選考に通過しています。
そして、その物語や、矢久というアマチュア作家に可能性を見い出せる方がいらっしゃいましたら、是非ともご連絡いただければ幸いです。
お仕事の依頼とか泣いて喜びますが、応援の一言でも、とてもとても励みになりますので、プロになりたいアマチュア作家の矢久勝基をどうぞよろしくお願い申し上げます。