【お知らせ】当サイトは、2024年2月末日をもって終了いたします。その後、しばらくしたのちサイトは閉鎖されます。

「笹沢左保」の書籍一覧(最新発売日情報)

全21件 (2013/08/24 ~ 2023/08/08)
 笹沢 左保(ささざわ さほ、1930年11月15日 - 2002年10月21日)は、日本の小説家。本名は笹沢 勝(ささざわ まさる)。デビュー当時の筆名は笹沢佐保だが、『招かれざる客』の単行本でデビューした翌年から左保と改めた。
 
 詩人笹沢美明の三男として東京府にて出生。その後、神奈川県横浜市に移った。郵政省勤務時、芝居の台本を執筆しながらチャンスを待っていたのは、余り知られていない。
 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書を残した。筆名の左保は、夫人の名前からとったもの。
 晩年(1988年以降)は、喧噪からの逃避と療養を兼ねて、紋次郎の出生地三日月村に似た三日月町 (佐賀県)が実在し、田澤義鋪や下村湖人を輩出した青年団運動の中心地佐賀県に移り住んだ。以後その地で旺盛な執筆活動を継続し、九州さが大衆文学賞(笹沢左保賞)の創設・運営にも携わり後進を育てた。2001年に佐賀を離れ、2002年10月21日、東京都狛江市の病院で逝去した。
 
 父は貿易商だった祖父の遺産を受け継いだが、財産を使い果たして貧困の中で育つ。子供の頃から探偵小説を愛読し、雑誌『ロック (雑誌)』の懸賞小説にも応募した。1948年、関東学院高等部卒業。1952年から郵政省東京地方簡易保険局に勤務、労働組合の執行委員なども務めた。
 1958年、日本郵政公社労働組合の機関誌『全逓新聞』の懸賞小説に応募した「ある犠牲」が入選。同年11月に飲酒運転の自動車に撥ねられ、全治8ヶ月の重傷を負い入院。入院前に探偵小説誌『宝石 (雑誌)』の懸賞小説に応募していた短編「闇の中の伝言(のち「伝言」と改題)」「九人目の犠牲者(のち「九人目」と改題)」が、1959年2月増刊号に発表。
 1960年、『週刊朝日』『宝石』共同短編小説コンクールに「勲章」が佳作入選。また退院後の療養中に執筆した初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、改稿版が1960年3月に刊行されて本格的な小説家デビューを果たした。この年には『霧に溶ける』『結婚って何さ』『人喰い』の3長編を矢継ぎ早に発表、また郵政省を退職して作家専業となる。1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。『空白の起点』『真昼に別れるのはいや』『突然の明日』『暗い傾斜』『盗作の風景』など、ムーディでトリッキーな本格ミステリーの傑作・佳作を次々に発表し、「新本格派の旗手」と謳われる。
 1962年発表の短編「六本木心中」で、推理小説的な趣向を廃した現代小説に挑戦、直木賞候補にもなった。(これ以前にも『人喰い』『空白の起点』で直木賞候補になっている)
 1970年、『小説現代』の新・股旅小説と銘打たれたシリーズで発表した「見返り峠の落日」で時代小説にも進出。翌年「赦免花は散った」から書き継がれた『木枯し紋次郎』シリーズは中村敦夫主演でテレビドラマ化され、一大ブームを巻き起こすほどの人気作となった。
 その後も、現代ものでは、誘拐ミステリーの傑作『真夜中の詩人』、アリバイ崩しと歴史推理を融合した『遥かなりわが愛を』、誘拐ものとタイムリミット・サスペンスを融合した『他殺岬』、密室殺人に新機軸を打ち出した『求婚の密室』、1990年以降も2時間ドラマでお馴染みのタクシー・ドライバー探偵夜明日出夫が活躍するシリーズ『アリバイの唄』などや、『取調室』シリーズ等、数多くの傑作・話題作を発表。またミステリに官能小説の要素を取り入れた、官能サスペンスの分野を切り開いた。
 ミステリー手法を積極的に取り入れた時代小説でも『さすらい街道』『地獄の辰無残捕物控』『半身のお紺シリーズ』『剣鬼啾々』『新大岡政談』『真田十勇士』『宮本武蔵』『夢と承知で』『俳人一茶捕物帖』等、多くの傑作・話題作をものにした。作家活動中の42年間の作品は380作品に達する。
 森村誠一は自身のウェブサイトで笹沢左保追悼式の様子をレポートし、サイト内で「笹沢左保特集」も公開した。森村は未完となった『海賊船幽霊丸』の最終章を加筆して、一周忌に刊行した。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
出版日 : 2023/08/08
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198948801

夫の無実を証明すべく奔走する夏子の前に、父の黒い過去が次々浮かび上がる。裏切りと愛に引き裂かれた女が聖夜に見たものは?
出版日 : 2023/06/09
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198948634

ハムレット役の名優が舞台上から美貌の人妻へ送った謎のメッセージの真相とは。8つのトリックと奇想に満ちたミステリ短編集。
cover
出版日 : 2023/05/26
出版社 : 春陽堂書店
ISBN : 9784394904465

時は嘉永、数多の伝説を生んだやくざ全盛時代は過ぎ、幕府の取締りが強化されていた頃。一人の渡世人が街道を西へ急いでいた。捕縛された国定忠次を江戸に護送する行列に目もくれず、上州下仁田へ急ぐ男の目指すものとは──表題作「見かえり峠の落日」のほか、三千両を盗んだとして突然襲ってきた六人の渡世人を一瞬で倒した無表情の男──第65回直木賞候補作になった「中山峠に地獄をみた」など、寡黙で孤独な渡世人たちそれぞれの生き様を描き、後の大ヒットシリーズ『木枯し紋次郎』に繋がる笹沢《新・股旅ワールド》5作品を収録!
cover
出版日 : 2020/10/15
出版社 : 祥伝社
ISBN : 9784396346782

「4人が死傷し1人が残る。」 絡みあう5人の美女と謎。女性の異常な思いを描いた震えるような笹沢本格ミステリーの傑作!
出版日 : 2020/08/07
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198945794

言葉を奪われ、存在を否定された男は、虚無と絶望の涯てに、事故の真相を追跡すべく立ちあがった。
cover
出版日 : 2020/02/14
出版社 : 祥伝社
ISBN : 9784396346034
出版日 : 2019/12/06
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198945183

忍耐と根気、卓説した推理。人間味あふれる刑事たちの姿を描く傑作警察小説。
出版日 : 2019/11/08
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198945138

父と子の不確かな絆、夫と妻という家族のつながりを考えさせられる傑作長篇ヒューマンサスペンス。
出版日 : 2019/10/11
出版社 : 祥伝社
ISBN : 9784396345693
cover
出版日 : 2019/09/12
出版社 : 祥伝社
ISBN : 9784396345624
cover
出版日 : 2019/05/15
出版社 : 祥伝社
ISBN : 9784396345273
cover
出版日 : 2019/02/14
出版社 : 祥伝社
ISBN : 9784396345013
出版日 : 2018/05/10
出版社 : 双葉社
ISBN : 9784575521122

熾烈な労働争議が続く「本多銃砲火薬店」の工場に勤務する、花城佐紀子の姉・由記子が、遺書を遺して失踪した。社長の一人息子の本多昭一と心中するという。失踪から二日後、昭一の遺体は発見されたが、由記子の行方はわからない。殺人犯として指名手配を受けた姉を追い、由記子の同僚でもある恋人の豊島とともに佐紀子は必死の捜索を続けるが、工場でさらなる事件が起こる。第14回日本推理作家協会賞を受賞した傑作長編ミステリー。
cover
笹沢左保/著 末國善己/編集
出版日 : 2018/01/31
出版社 : 東京創元社
ISBN : 9784488485115

三度笠を被り長い楊枝をくわえた姿で、無宿渡世の旅を続ける木枯し紋次郎。己の腕だけを頼りに、人との関わりを避けて孤独に生きる紋次郎だが、否応なしに旅先で事件に巻き込まれてゆく。幼なじみの身代わりとして殺人罪を被って島送りになった紋次郎が、島抜けに参加して事件の真相を追う第1話「赦免花は散った」。瀕死の老商人の依頼により、家出した息子を探す「流れ舟は帰らず」。宿場を脱走した女郎たちとの逃避行の意外な?末を綴る「笛が流れた雁坂峠」。ミステリの巨匠が描く、凄腕の旅人にして名探偵が活躍する珠玉の10編を収録。
cover
出版日 : 2016/11/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093522878

心中現場から、何故か一人だけ姿を消した姉 ワンマン社長の横暴に不満を募らせる社員達が、それに対抗しようと組合闘争に明け暮れる本多銃砲火薬店。 その工場に勤める花城由記子が、妹の佐紀子に遺書を残して失踪した。社長の一人息子・本多昭一と心中するという書き置きを残して姿を消したのだが、山梨の昇仙峡で昭一の遺体が発見されたにもかかわらず、由記子の遺体は発見されないままだった。ついには殺人犯人として指名手配を受けてしまう由記子――。 姿を消した姉を追って、一人残された妹・佐紀子は必死の捜索を続けるが、そこには思わぬ結末が待ち受けていた。 卓抜したトリックに、人間の底知れぬ業を描いた笹沢左保、会心のミステリー。第14回日本推理作家協会賞受賞作品。
出版日 : 2016/06/16
出版社 : 双葉社
ISBN : 9784575518979
cover
出版日 : 2016/01/05
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093522502

青年剣士・沖田総司の数奇な一生を描く 不運な出会いを持たねばならなかった武家の娘・千鶴。その形見の懐中鏡に、新選組副長助勤・沖田総司はつぶやく。 「また、ひとり斬った」、命令のまま人を斬る! 組織に属し、その命に服しながら……。 だが、人斬りの空しさ、新選組への絶望、局長・近藤勇への不信、そして労咳に冒された肉体。幕末の青春とは、そして死とは? 筆者の美意識が投影された終章。多くの作品のテーマとなっている新選組を、沖田総司の視点から、組織に属しながらも“一匹狼”として厭世的な目で見つめた青年剣士の数奇な一生を描く異色の時代小説。
cover
出版日 : 2015/05/20
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093522038

汚職と政治が巡る渾身の社会派ミステリー 建設会社の技師・青山は精神異常を装い、妻帯者でありながら、親友・大場と義妹・冬子に、資源開拓公団総裁の娘・理恵子を婚約者だと紹介する。 そして、その夜、青山は総裁の豪邸で総裁秘書・市橋若葉を絞殺し自殺してしまう。青山の発狂と自殺に疑問を抱いた大場は、独自の調査を開始するのが……。 東京、伊豆、秩父と僅かな証拠を頼りに調査を進めていく中、調査に協力する冬子との間には、いつしか愛の炎が燃えていく。そして、大場は、ついにこの事件に隠された驚愕の事実を掴む。 ダム建設に絡む汚職と政治が巡る、笹沢左保、渾身の社会派ミステリー。
出版日 : 2014/02/10
出版社 : 双葉社
ISBN : 9784575516517
cover
笹沢左保/著 遠藤拓人/イラスト 大武尚貴/著
出版日 : 2013/08/24
出版社 : 株式会社 KADOKAWA
ISBN : 9784041009697

美濃の斎藤家から織田家への使者に抜擢された竹中半兵衛は、信長のもとで運命の人・お市の方と出会った。やがて家督を弟に譲り、研究を重ねついに半兵衛流兵法を完成させる。戦国の世が半兵衛を求めていた!
cover
笹沢左保/著 遠藤拓人/イラスト 大武尚貴/著
出版日 : 2013/08/24
出版社 : 株式会社 KADOKAWA
ISBN : 9784041009703

竹中半兵衛を迎えるべく織田信長が遣わしたのが藤吉郎秀吉だった。秀吉に魅力を覚えた半兵衛は、この男のために働こうと軍師役をつとめる。黒田官兵衛に先がけ、秀吉の天下取りに道筋をつけた名軍師の生涯!

ピックアップ