デブラ・ドイル/著 ジェームズ・D・マクドナルド/著 武者圭子/翻訳
シリーズ完結後、14年の時を経て書かれた最新話。前巻、若き魔法使いランドルの活躍で平和が戻った祖国ブレスランドだったが、新たな敵が忍び寄る。それはウィルフリードというかわいらしい少年とともにやってきた。ばら色の頬をしたはにかみ屋の少年は、東の地を治める男爵の親書を携えてきたが、たちまちブレスランドの女王に気に入られる。しかし時を同じくして宮殿では不可解な出来事が続き、ランドルはひたひたと迫る敵の影を感じていた。再びブレスランドの平和を乱そうとするものは何者なのか。答えは自分が学んだ魔法学校にあるとにらんだランドルは母校へ向かう。12歳だったランドルが本書では18歳になって大活躍するシリーズ最終巻。