2025年 国連に通称「未来省」が設立された――人類vs気候変動　闘いの30年未来記

憲法を制定し、ついに政府を持った火星。人びとは自由を謳歌し，独自の社会システムと新たな文明を発展させていく。だが環境破壊や経済格差などの問題が山積する地球は、広大な火星をいまだ諦めてはいなかった……。荒涼とした赤い原野から緑の大地へ、そして水をたたえた青い惑星へと変わっていく火星の姿を、さまざまな人間ドラマとともに壮大なスケールで描き上げ、シリーズ累計11冠を達成した大河三部作、堂々完結。

火星全土に吹き荒れる独立の嵐により、地球の治安部隊は撤退し、軌道エレヴェーターの上端に追いやられる。一滴の血も流すことなく、革命は成功するかに思われた。だが、交渉中、過激な一分派が宇宙エレヴェーターへの攻撃を開始した……。『レッド・マーズ』『グリーン・マーズ』に続き、壮大な火星入植計画をリアルに描きつくしてＳＦ史に金字塔を打ち立てた火星三部作の完結編、ついに邦訳！　ヒューゴー賞、ローカス賞受賞作。

衛星イオと地球から帰還したスワンは、水星の移動都市で大爆発に巻き込まれる。それは偶然の流星群直撃などではなく、何者かによる大胆にして巧妙な大規模テロ攻撃だった！

西暦２３１２年、太陽系に進出した人類は繁栄しつつも、各地で深刻な対立が。そんななか重大事件が……『レッド・マーズ』の著者が放つ、ネビュラ賞受賞の本格宇宙ＳＦ！