――過去を愛しちゃ悪いかよ。
過去のゲームを最新機用に移植する会社「レトロゲームファクトリー」。その社長・灰江田直樹とプログラマー・白野高義の元に大口の依頼が舞い込んだ。伝説的ファミコンゲーム、UGOコレクション10本の復活プロジェクトだ。
だが開発者は最後の作品の権利のみを買い、失踪していた。一体何故か。横取りを狙う大手企業 を抑え、封印ゲームを復活させよ!
現役プログラマーが贈るお仕事小説。
※ 装画は新井陽次郎様、デザインは川谷康久/川谷デザイン様です。
定価 | 637円(税込) |
発売日 | 2018年10月27日 |
ジャンル | エンタメ |
発売元 | 株式会社 新潮社 |
シリーズ名 | 新潮文庫nex |
発売元 | 株式会社 新潮社 |
発行形態 | 文庫 |
判型 | 新潮文庫 |
ISBN | 978-4-10-180139-1 |
整理番号 | や-79-1 |
灰江田 直樹(はいえだ なおき):大手ゲーム会社のグリムギルドを辞職後、過去のゲームを最新機用に移植する会社「レトロゲームファクトリー」を起業した。一見強面だが面倒見がよい。
白野 高義(しらの たかよし):グリムギルド社に一方的に契約破棄され、途方に暮れていた所を灰江田に助けられる。熱心なレトロゲームファンで優秀なプログラマー。あだ名はコーギー。
赤瀬 裕吾(あかせ ゆうご):ファミコン隆盛期の伝説のゲームクリエイター。最後に創ったシューティングゲーム「Aホークツイン」の権利だけを買い、失踪する。
橘 鋭介(たちばな えいすけ):グリムギルド社のプロデューサーで、冷酷な利益第一主義者。元同僚の灰江田をハイエナと呼んで忌み嫌い、ことごとく邪魔をする。