全3件 (2009/06/17 ~ 2017/06/07)
出版社 : 小学館
ISBN : 9784092905832
痛快な復讐劇を描く思春期世代の家族ドラマ
ガーディアン賞受賞の英国人児童書作家ジェニー・ヴァレンタインの5年ぶりの期待作で原書は『Fire Colour One』(ファイアー・カラー・ワン)。
カーネギー賞最終候補作品にも挙がった話題の作品!
作者が描く、死を前にした本当の家族愛と知的なカルチャーワールドに、ぐいぐいと引き込まれる!!
【あらすじ】
美しいけれど心が冷たい母ハナ、義理の父で落ち目の役者ローウェルとカリフォルニアで暮らすアイリス。
そんな彼女の唯一の楽しみは火を燃やすことと、親友のサーストンと語り合うこと。
しかし、ある日、大富豪で本当の父が住むイギリスへ帰ることになり・・・・・。
【編集担当からのおすすめ情報】
小学校高学年~中学生向きのYA(ヤングアダルト)作品ですが、実在の絵画やアートなど、大人顔負けの知的なカルチャートークが展開され、大人にもおすすめの作品です。
出版社 : 小学館
ISBN : 9784092905658
家出少年の自分探し物語
イギリスの注目作家ジェニー・ヴァレンタインの新作。デビュー作『ヴァイオレットがぼくに残してくれたもの』でガーディアン賞を受賞して以来、高い評価を得ている作家です。
本書は、家出少年の自分探し物語です。とんでもない事件を巻き起こして、田舎からロンドンに家出してきた少年サムが、転がり込んだアパートは、とんでもない人たちが暮らしている不思議なアパートでした。おせっかいおばあさん、おしっこ犬、お世辞たらたら男、ヤンキーママから放置されて学校も行っていない10歳の少女ボーに、そのママ……。このアパートは、おかしな人たちの集まりです。サムが家出したときに持ってきた本のタイトルは『アリのコロニー』でしたが、まさにこのアパートは、人生に迷った迷子のアリたちのコロニーでした。そこで、小さなおもしろい出来事が次々に起きます。サムは、そんな人たちと関わりの中で、自分を見つめ、生きる力を取り戻します。
小さな少女ボーとサムとの友情の物語でもあり、家族の物語です。友だちを傷つけてしまったことから始まった家出ですが、その友だちに「ごめんなさい」を言うために、少年サムは、なが~い旅にでかけたのです。
【編集担当からのおすすめ情報】
少年サムと、小さな少女ボーが、交互に語る形式で書かれた本書は、それぞれの目線でリアルに書かれていて、読み出したら止まらないおもしろさです。サムと、ボーのかわいい友情と、サムと家出の原因になったマックスとの友情が語られています。何度読んでも最後に泣けてくる友情物語です。
出版社 : 小学館
ISBN : 9784092905085
家族を捨てた父親…それでも父を忘れられないルーカス。
ある日、タクシー会社で見つけた骨壺が、彼に何かを教えようと…!? 2007年ガーディアン文学賞受賞作品 2008年ブランフォード・ボウズ賞ロングリスト 世界11か国翻訳出版