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「南條範夫」の書籍一覧(最新発売日情報)

全9件 (2002/03/08 ~ 2023/05/26)
 南條 範夫(なんじょう のりお、1908年11月14日 - 2004年10月30日)は、日本の小説家、経済学者。本名、古賀英正。「條」は旧字のため南条範夫とも表記される。残酷ものと呼ばれる独特の作品や剣豪小説をはじめ、幅広い歴史小説、時代小説で知られる。東京市出身。
 
 東京銀座の南紺屋町に、代々の医師の家に生まれる。8歳から中国・青島市の小中学校を出て、山口高等学校 (旧制)から1930年東京大学法学部卒業、1933年同経済学部卒業、助手となる。1936年満鉄調査部東京支社に入り、1937年宮崎正義が率いる日満財政研究会に、法学部助手だった戒能通孝らとともに参加。軍による東亜支配を経済的に支える統制経済計画の策定に深く関与する。1940年東亜経済懇談会参事、中央大学経済学部講師、1941年日本出版文化協会海外課長、ついで企画課長、1943年上海で中央儲備銀行の価値維持工作に従事、1944年三井本社研究室次長、敗戦後1946年日本経済再建委員会常務理事、1949年國學院大學政経学部教授。1951年都市不燃化同盟常務理事。1952年から立正大学教授。1956年首都圏整備委員会専門委員。大学では、金融論、銀行論、貨幣論の講座を担当していた。
 
 中学時代までは父から小説を読むことを禁じられていたが、高校に入って読むようになり、大学以降でもまた小説への興味は小さくなった。日本経済再建協会の雑誌『経済再建』に随筆を書いていたのが好評だったため、1950年に『週刊朝日』の懸賞小説朝日文芸賞に応募して入選(「出べそ物語」ペンネーム南条道之介)。1952年に『サンデー毎日』の懸賞小説に入選(「マルフーシャ」)。1952年に初めて書いた歴史物「子守の殿」で第1回オール讀物新人賞を受賞する。また1952年『サンデー毎日』で「『あやつり組』由来記」で入選、千葉賞で佳作。1953年から1954年にかけて「子守の殿」「不運功名譚」「水妖記」「畏れ多くも将軍家」で直木賞候補となる。1956年に「灯台鬼」で直木賞を受賞する。一躍人気作家となり、多くの時代小説、歴史小説を執筆することとなる。この頃には経済団体の仕事はやめて、国學院大学と中央大学の講師だけは続けた。
 1979年に國學院大学を定年退官となった後は、小説執筆に専念する。年1作長編を書き下ろすスタイルを確立し、その第1作となる「細香日記」で第16回吉川英治文学賞を受賞した。
 2004年10月30日、肺炎のため死去した。享年95。90歳で書き下ろし長編『一十郎とお蘭さま』を発表するなど、高齢となっても執筆を続けており、『オール讀物』2004年2月号掲載の中編小説『乱世』が絶筆となった。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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出版日 : 2023/05/26
出版社 : 春陽堂書店
ISBN : 9784394904458

加賀百万石の太守・前田利家の甥、前田慶二郎は、ひとたび戦場に出れば鬼神の働きをするが、太閤秀吉の小田原攻めに参陣させてもらえず力を持て余していた。慶二郎は、剣や槍では家中に並ぶ者なき腕前を持つ一方で、文学や風流に深く通じ、自他共に認める美男子で女にモテる……が、その実、短気で傍若無人で仕事が嫌い、片っ端から声を掛けるほどの女好き、一度に三升も飲む大酒飲みで、賭博も大好き……という《非の打ち所》だらけな、家中随一の要注意人物……。しかし、そんな目で見られていることなど意に介さず、我が道を走り続ける「規格外」快男児の大活躍!
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南條範夫/著 末國善己/編集
出版日 : 2019/08/22
出版社 : 東京創元社
ISBN : 9784488425210

徳川11代将軍家斉の時代。時の老中・松平伊豆守信明を叔父にもつ、気ままで人懐っこい青年剣士・月影兵庫。彼は叔父の秘命を受けた旅の途中で事件に遭遇する度に、鋭い洞察と上段霞斬りを始めとした武芸を駆使し、解決していく。大雨で足止めを食らった人々が滞在する旅籠で、殺人が起こる「血染めの旅籠」。盗賊が豪商から盗み出した千両箱の在処を探す「偉いお奉行さま」。行方不明だった町一番の美人が、4年ぶりに帰還。それを機に奇怪な殺人が起こる「帰ってきた小町娘」など、傑作17編。
出版日 : 2019/05/14
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198944667

この財産、めったな奴にやれるものかーー。莫大な遺産をめぐって人間のあくなき欲望が絡み合う。江戸川乱歩推薦の名著、復刊!
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出版日 : 2018/02/06
出版社 : 筑摩書房
ISBN : 9784480434968

城の歴史は凄絶な人間絵巻である。――北は松前城から南は鹿児島城まで全国三十の古城にまつわる伝説を鮮やかな語りでよみがえらせる。解説 伊東潤
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出版日 : 2010/06/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167282240

戦場を生き抜くには決断だけでなく、戦略と政略、そして遠交近攻の政治的判断が必要だった。現代に通じる「人間の生きざま」とは
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出版日 : 2010/01/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167282233
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出版日 : 2010/01/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167282226

NHK大河「龍馬伝」は、後に三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の視点で龍馬を描いた作品だが、その岩崎の評伝の決定版がこの小説だ!
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出版日 : 2007/07/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167282219

江戸時代、幕府によって取り潰された大名家は200を超えた。本書はその中から、福島正則、本多正純、松平忠直など12の悲史を描く名著
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出版日 : 2002/03/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167282196

斎藤道三から丹羽長秀、石田三成まで総勢十二将。いずれ乱世に天下を逃した者達の生涯を追い、鮮やかに看破する戦国「誤断の記録」

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