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「夏目漱石」の書籍一覧(最新発売日情報)

全36件 (1951/10/15 ~ 2020/11/12)
 夏目 漱石(なつめ そうせき、1867年2月9日(慶応3年1月5日 (旧暦)) - 1916年(大正5年)12月9日)は、日本の小説家、評論家、イギリス文学者。本名、夏目 金之助(なつめ きんのすけ)。俳号は愚陀仏。
 江戸の牛込馬場下横町(現在の東京都新宿区喜久井町)出身。大学時代に正岡子規と出会い、俳句を学ぶ。帝国大学(のちの東京帝国大学、現在の東京大学)英文科卒業後、松山市で愛媛県立松山東高等学校教師、熊本で第五高等学校 (旧制)教授などを務めたあと、イギリスへ留学。帰国後、東京帝国大学講師として英文学を講じながら、『吾輩は猫である』を雑誌『ホトトギス (雑誌)』に発表。これが評判になり『坊っちゃん』『倫敦塔 (小説)』などを書く。
 その後朝日新聞社に入社し、『虞美人草』『三四郎』などを掲載。当初は余裕派と呼ばれた。「修善寺の大患」後は、『行人』『こゝろ』『硝子戸の中』などを執筆。「則天去私(そくてんきょし)」の境地に達したといわれる。晩年は胃潰瘍に悩まされ、『明暗』が絶筆となった。
 
 1867年2月9日(慶応3年1月5日)、江戸の牛込馬場下町に名主・夏目直克、千枝の末子(五男)として出生。父・直克は江戸の牛込から高田馬場一帯を治めている名主で、公務を取り扱い、大抵の民事訴訟もその玄関先で裁くほどで、かなりの権力を持っており、生活も豊かだった。
 母は子だくさんの上に高齢で出産したことから「面目ない」と恥じたといい、夏目漱石は望まれない子として生まれたといえる。
 漱石の祖父・夏目直基は道楽者で浪費癖があり、死ぬ時も酒の上で頓死したと言われるほどの人であったため、夏目家の財産は直基一代で傾いてしまった。しかし父・直克の努力の結果、夏目家は相当の財産を得ることができた。
 金之助という名前は、生まれた日が庚申#庚申の日(この日生まれた赤子は大泥棒になるという迷信があった)だったため、厄除けの意味で「金」の文字が入れられた。また3歳頃にかかった疱瘡(天然痘)により、痘痕は目立つほどに残ることとなった。
 当時は明治維新後の混乱期であり、生家は名主として没落しつつあったのか、生後すぐに四谷の古道具屋(一説には八百屋)に里子に出されるが、夜中まで品物の隣に並んで寝ているのを見た姉が不憫に思い、実家へ連れ戻した。
 その後、1868年(明治元年)11月、塩原昌之助のところへ養子に出された。塩原は直克に書生同様にして仕えた男であったが、見どころがあるように思えたので、直克は同じ奉公人の「やす」という女と結婚させ、新宿の名主の株を買ってやった。しかし、養父・昌之助の女性問題が発覚するなど家庭不和になり、7歳の時、養母とともに一時生家に戻る。一時期、漱石は実父母のことを祖父母と思い込んでいた。養父母の離婚により、9歳のとき生家に戻るが、実父と養父の対立により21歳まで夏目家への復籍が遅れた。このように、漱石の幼少時は波乱に満ちていた。この養父には、漱石が朝日新聞社に入社してから、金の無心をされるなど実父が死ぬまで関係が続く。養父母との関係は、後の自伝的小説『道草 (小説)』の題材にもなっている。
 1874年、浅草寿町台東区立蔵前小学校下等小学第八級に入学後、新宿区立愛日小学校を経て千代田区立お茶の水小学校へと小学校を転校していた漱石だったが、錦華小学校への転校理由は東京府第一中学への入学が目的であったともされている。12歳の時、東京府第一中学正則科(府立一中、現在の東京都立日比谷高等学校)に入学。しかし、大学予備門(のちの第一高等学校 (旧制))受験に必須であった英語の授業が行われていない正則科に入学したことと、また漢学・文学を志すため2年ほどで中退した。中退の後も長兄・夏目大助に咎められるのを嫌い、弁当を持って一中に通うふりをしていた。1881年(明治14年)、漢学私塾二松學舍(現在の二松學舍大学)に入学する。実母・千枝が死んだショックと二松學舎入学とは漱石の内面にかなり深くつながっていたのではないかと指摘されている。この二松學舎も一年で中退。長兄・大助が文学を志すことに反対したためでもある。長兄は病気で大学南校を中退し、警視庁 (内務省)で翻訳係をしていたが、出来のよかった末弟の金之助を見込み、大学を出て立身出世をさせることで夏目家再興の願いを果たそうとしていた。
 2年後の1883年(明治16年)、英語を学ぶため、神田駿河台の英学塾成立学舎に入学し、頭角を現した。
 1884年(明治17年)、無事に大学予備門予科に入学。大学予備門受験当日、隣席の友人に答えをそっと教えてもらっていたことも幸いした。その友人は不合格であった。大学予備門時代の下宿仲間には、後に南満州鉄道総裁となる中村是公がいる。予備門時代の漱石は「成立学舎」の出身者らを中心に、中村是公、太田達人、佐藤友熊、橋本左五郎、中川小十郎らとともに「十人会」を組織している。1886年(明治19年)、大学予備門は第一高等中学校に改称。その年、漱石は虫垂炎を患い、予科二級の進級試験が受けられず是公とともに落第する。その後、江東義塾などの私立学校で教師をするなどして自活。以後、学業に励み、ほとんどの教科において首席であった。特に英語が頭抜けて優れていた。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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夏目漱石/著 東雅夫/編集
出版日 : 2020/11/12
出版社 : 双葉社
ISBN : 9784575524208

国民的大文豪の知られざる魅力を、この1冊に凝縮。妖怪俳句や怪奇新体詩など、初めて文庫化されるレアな作品も多数収録!
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出版日 : 2018/10/24
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041075883

すれ違いながら、互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く異色作!
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夏目漱石/著 近藤いね子/翻訳
出版日 : 2018/05/22
出版社 : 国書刊行会
ISBN : 9784336062512

開戦間近の昭和16年に刊行された近藤いね子英訳の夏目漱石作『こゝろ』。渡部昇一氏絶賛の名訳、いま、新装版としてよみがえる。
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夏目漱石/著 内田百閒/著 豊島与志雄/著 島尾敏雄/著 富士川義之/編集 別役実/編集 ほか
出版日 : 2017/12/18
出版社 : 国書刊行会
ISBN : 9784336060334

漱石と夢文学。アーサー王伝説を踏まえた「幻影の盾」。
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夏目漱石/原著 芝田勝茂/著 城咲綾/イラスト 加藤康子/監修
出版日 : 2017/12/12
出版社 : 学研プラス
ISBN : 9784052047602

カラーの絵と読みやすい文章で小学低中学年から楽しめる!ぶきようなほど正義感あふれる坊っちゃんが教師となり大騒動が起こる!
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出版日 : 2017/10/25
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041061770

日本近代文学の最高峰、漱石未完の絶筆。
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夏目漱石/著 佐野洋子/著
出版日 : 2017/07/21
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062856225

中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の猫が、先生のまわりで起こる事件を観察。お金で物事を何とかしようとする人を批判的に見ています。
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夏目漱石/著 佐野洋子/著
出版日 : 2017/07/21
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062856218

中学の英語教師、珍野苦沙弥先生の家で飼われることになった猫が、苦沙弥先生の家族や、家にやってくる友人を観察します。
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出版日 : 2017/06/17
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784044002848

三角関係の先にある衝撃的な結末とは? 大人気和柄シリーズの最新刊!
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出版日 : 2017/02/08
出版社 : 筑摩書房
ISBN : 9784480434159

表題作のほか、現代日本の開化・硝子戸の中を収録。高校国語教科書に準じた傍注や図版付き。併せて読みたい名評論も収めた。
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夏目漱石/著 石原千秋/編集
出版日 : 2017/01/28
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101010304

人間の「心」を探求し続けた作家・漱石が残した25の作品から413の言葉を厳選。現代を生きる迷える子に贈る、永久保存版名言集。
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出版日 : 2014/08/21
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087520606

結婚して半年、平凡に暮らす津田。しかし夫婦仲はどこかぎくしゃくしていた。昔の恋人・清子の居場所を知った津田は、密かに彼女の元へ向かう。人間のエゴイズムを描く未完の絶筆。(解説/山城むつみ 鑑賞/水村美苗)
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出版日 : 2014/06/25
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087520590

留学から帰国し、大学の教師になった健三。著作に打ち込む健三を、妻は偏屈者と思っている。そんな健三のもとに、縁が切れたはずの養父が金の無心に来て…漱石の自伝的小説。(解説/森まゆみ 鑑賞/出久根達郎)
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出版日 : 2014/04/18
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087520583

気難しい性格で、家族にも煙たがられる学者の一郎。妻の直の節操を試すため、弟の二郎に、一晩ふたりでどこかに泊まることを依頼するが…。孤独な人間の姿を描く傑作。(解説/藤山直樹 鑑賞/小池昌代)
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出版日 : 2014/02/20
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087520576

思い悩み、行動できない須永と、純粋で行動的な千代子。煮え切らない須永の恋愛を軸に、自意識を持て余す近代知識人の苦悩を描く。漱石後期三部作の第一作。(解説/三浦雅士 鑑賞/島田雅彦)
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夏目漱石/著 クライヴ・バーカー/著 氷川瓏/著 スタンリイ・エリン/著 アルフレッド・ノイズ/著 ほか
出版日 : 2014/02/07
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167900465

読めば忽ち気持ちは真っ暗。だが、それがいい! 漱石の掌編からホラーの巨匠の鬼畜作まで、後味の悪さにこだわったよりぬき小説集。
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出版日 : 2013/12/13
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087520569

親友・安井の妻であった御米と一緒になった宗助は、罪悪感から身を潜めるように暮らしていた。安井の消息が届き、心乱れた宗助は、救いを求め禅寺の門をくぐるが…。(解説/関川夏央 鑑賞/姜尚中)
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出版日 : 2013/10/18
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087520552

働きもせず、親のお金で自由きままに暮らす代助。しかし、すでに人妻になった三千代と再会して、恋心を抱くが…。漱石文学後期の代表的名作。(解説/石原千秋 鑑賞/井上荒野)
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夏目漱石/著 アンナ・カヴァン/著 小山清/著 フォークナー/著 梶山季之/著 太宰治/著 ほか
出版日 : 2013/05/25
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041008270

「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズで紹介されている、古今東西の名作品
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夏目漱石/著 長野拓造/イラスト
出版日 : 2013/05/13
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784046313140

のどかな田舎で坊っちゃんが大あばれ! 絶対読んでおきたい名作
出版日 : 2011/11/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167158057

日露戦争前後の上流社会を風刺した、日本人の誰もが知る名作を復刊。目に優しい大きな活字。現代人の感覚に即した実践的な注釈付
出版日 : 2011/07/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167158040

近代人のエゴイズムと社会との相克を描いた、漱石前期の代表作2篇。目にやさしい大きな活字、現代人の感覚に即した詳細な注釈付
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出版日 : 2011/07/06
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094086270

本書が『神様のカルテ』を生んだ―夏川草介 “この小説が、(シリーズ100万部のベストセラー)『神様のカルテ』を生んだ。 ――夏川草介 山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい。 俗世から離れようと、旅をする画工は、山中の温泉宿に滞在し、那美という女に出会う。出戻りである那美は美しいが、少しエキセントリックなところもある。 画工は、那美に「自分の画を描いてください」と頼まれるが、なかなか気持ちが進まない。那美の従兄弟である久一が満州戦線に徴集されることになり、画工は彼女とともに駅へ見送りに行く。その際の一瞬に見入った画工は、彼女を画にすることができるよう思い始める。 言葉そのものの魅力に満ち溢れた、漱石文学の最高峰! 【編集担当からのおすすめ情報】 『神様のカルテ』に大きな影響を与えた名作中の名作です! 特別解説は夏川草介氏(『神様のカルテ』著者)が担当。 (「解説にかえて―『草枕』から漱石の世界へ―)収録! カバーイラストは、『神様のカルテ』と同じく、 人気イラストレーターのカスヤナガト氏が担当! 分かりやすい新注釈付きでおくる、 読みやすくて親しみやすい、新しい『草枕』の誕生です。
夏目漱石/著 高田勲/著
出版日 : 2009/02/24
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062826525

読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、日本文学全集の決定版
夏目漱石/著 福田清人/編集 にしけいこ/著
出版日 : 2007/10/30
出版社 : 講談社
ISBN : 9784061487895
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出版日 : 2006/04/15
出版社 : 第三書館
ISBN : 9784807406012

『ザ・漱石』の大活字版が登場。グラスレス(眼鏡無用)がウリ。漱石全小説を人気順に配列。全作品に初版本表紙や解題・梗概(あらすじ)付きで充実。辞書用薄紙に大活字で軽量。バツグンの読み易さを実現。団塊世代向けに、面目一新。
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出版日 : 2006/04/15
出版社 : 第三書館
ISBN : 9784807406005

『ザ・漱石』の大活字版が登場。グラスレス(眼鏡無用)がウリ。漱石全小説を人気順に配列。全作品に初版本表紙や解題・梗概(あらすじ)付きで充実。辞書用薄紙に大活字で軽量。バツグンの読み易さを実現。団塊世代向けに、面目一新。
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出版日 : 2004/11/10
出版社 : 第三書館
ISBN : 9784807404148

漱石の全小説を一冊化した『ザ・漱石』の現代かなづかい表記版。これまでの旧かなづかい表記版よりずっと字が大きくなり、読みやすくなって、定価は“漱石の価格破壊”の2,000円 税。
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出版日 : 2004/05/10
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041001202

不朽の名作『こゝろ』が新装版で登場!
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出版日 : 2004/05/10
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041001219

不朽の名作『坊っちゃん』が新装版で登場!
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出版日 : 1999/06/01
出版社 : 第三書館
ISBN : 9784807499106

夏目漱石(1867―1916)は日本近代文学の巨匠であり英文学者。今も日本人の漱石人気は根強い。漱石は留学から帰国後、東大講師となるが、その傍ら「吾輩は猫である」を発表、次いで「倫敦塔」で文壇の地位を確保。「坊っちゃん」から「明暗」まで全小説42篇340万字を収録。
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出版日 : 1996/03/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167158026

青春を爽快に描く「坊っちゃん」、知識人の心の葛藤を真摯に描く「こころ」。日本文学の永遠の名作を一冊に収めた漱石文庫。読みやすい大きな活字、詳しい年譜、注釈、作家案内。(江藤淳)
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出版日 : 1970/05/12
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041001172

夢に現れた不思議な出来事を綴る「夢十夜」、鈴木三重吉に飼うことを勧められる「文鳥」など表題作他、留学中のロンドンから正岡子規に宛てた「倫敦消息」や、「京につける夕」「自転車日記」の計6編収録。
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出版日 : 1968/08/29
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041001080

友人の平岡に譲ったかつての恋人、三千代への、長井代助の愛は深まる一方だった。そして平岡夫妻に亀裂が生じていることを知る。道徳的批判を超え個人主義的正義に行動する知識人を描いた前期三部作の第2作。
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出版日 : 1962/09/13
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041001011

苦沙弥先生に飼われる一匹の猫「吾輩」が観察する人間模様。ユーモアや風刺を交え、猫に託して展開される人間社会への痛烈な批判で、漱石の名を高からしめた。今なお爽快な共感を呼ぶ漱石処女作にして代表作。
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出版日 : 1951/10/15
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041001073

大学進学のため熊本から上京した小川三四郎にとって、見るもの聞くもの驚きの連続だった。女心も分からず、思い通りにはいかない。青年の不安と孤独、将来への夢を、学問と恋愛の中に描いた前期三部作第1作。

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