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「小栗虫太郎」の書籍一覧(最新発売日情報)

全5件 (2017/07/06 ~ 2019/05/07)
 小栗 虫太郎(おぐり むしたろう、1901年(明治34年)3月14日 - 1946年(昭和21年)2月10日)は、日本の小説家、推理作家、秘境冒険作家。東京都千代田区外神田出身。本名は小栗 栄次郎(おぐり えいじろう)。漢語カタカナルビと西洋の知識に彩られた、極度のペダントリー(衒学趣味)的作風で著名。代表作は、デビュー作『完全犯罪 (小栗虫太郎)』、推理小説の三大奇書の一つといわれる『黒死館殺人事件』、秘境探検小説の連作『人外魔境』など。
 
 1901年(明治34年)3月14日、東京市神田旅籠町(現東京都千代田区外神田)で生誕。生家は代々の酒問屋の分家であった。父親は1911年(明治44年)に死去しているが、本家からの仕送りや貸家の賃貸収入のため生活には困らなかった。
 1913年(大正2年)、お茶の水女子大学附属小学校卒業。
 1918年(大正7年)、京華中学高等学校を卒業し樋口電気商会に入社。
 1920年(大正9年)10月、結婚。
 1922年(大正11年)9月、亡父の財産を元手として四海堂印刷所を設立。閉鎖するまでの4年の間に探偵小説に目覚め、発表のあてのないまま、短編『或る検事の遺書』『源内焼六術和尚』と長編『紅殻駱駝の秘密』『魔童子』を執筆した。「或る検事の遺書」を除く3作は1936年に発表されている。
 1926年(大正15年)9月、印刷所を閉鎖。以後、作家デビューするまでの6年間は無職で、亡父の収集した骨董類を売って食いつないでいた。
 1927年(昭和2年)、織田清七名義で、「或る検事の遺書」を、春陽堂書店の発行していた「探偵趣味の会」の機関誌『探偵趣味』の10月号に発表する。
 1933年(昭和8年)春、『完全犯罪 (小栗虫太郎)』を執筆し、中学の先輩ではあったが一面識もなかった甲賀三郎 (作家)に原稿を送り、甲賀の推薦状を得て原稿を『新青年 (日本)』(博文館)の水谷準編集長に持ち込む。たまたま、『新青年』7月号(6月5日頃発売)に掲載予定だった横溝正史の作品が、横溝の結核悪化のために執筆不能となったため、急遽代理原稿として掲載されることとなり、作家デビューを果たした。同誌10月号掲載の『後光殺人事件』で、刑事弁護士の法水 麟太郎(のりみず りんたろう)を探偵役としてデビューさせる。
 1934年(昭和9年)、大作『黒死館殺人事件』を『新青年 (日本)』に発表する。
 1936年(昭和11年)、第4回(1936年下半期)直木三十五賞候補となる。
 1937年(昭和12年)、親交のあった海野十三、木々高太郎とともに、探偵小説専門誌『シュピオ』の創刊に加わる。
 1941年(昭和16年)11月、陸軍報道班員としてイギリス領マラヤに赴く。このときまで海外旅行はおろか、関東平野から出たことすらなかったという。翌1942年末帰国。
 1944年(昭和19年)、長野県でキクイモからフルクトースを製造する事業に取り組む。1945年(昭和20年)5月、長野県に疎開。
 終戦後、「これからは長編だけにする」と宣言し、「社会主義探偵小説」と銘打った長編小説『悪霊』の執筆に取り組むが、その矢先の1946年(昭和21年)2月10日、疎開先の長野県中野市で脳出血のため死去。死の数日前まで焼酎#カストリを飲んでいたため、死因をメタノール中毒とする説が流布しているが、遺族は「完全なる脳溢血であった」としている。享年45。遺作『悪霊』は探偵小説誌『ロック』(筑波書林)の昭和21年4月号に掲載され、のち、笹沢左保の手によって完結編が書かれた。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
小栗虫太郎/著 日下三蔵/編集
出版日 : 2019/05/07
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309416724

『黒死館殺人事件』で活躍する名探偵・法水麟太郎。老住職の奇怪な死の謎を解決する初登場作「後光殺人事件」より全短篇を収録。
出版日 : 2018/09/06
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309416342

長篇推理第一作。舞台は首都圏で展開、紅駱駝氏とは何者か。あの『黒死館殺人事件』の原型とも言える傑作の初文庫化、驚愕のラスト!
出版日 : 2018/01/09
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309415864

暗黒大陸の「悪魔の尿溜」とは? 国際スパイ折竹孫七が活躍する、戦時下の秘境冒険SFファンタジー。全13篇。
小栗虫太郎/著 松野一夫/イラスト 山口雄也/解説 新保博久/解説
出版日 : 2017/09/27
出版社 : 作品社
ISBN : 9784861826467

連載版を初単行本化、初出時の挿絵も全収録、2000項目に及ぶ語註、手稿の異同も綿密に調査、“黒死館”の高楼の全容解明に挑む!
出版日 : 2017/07/06
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309415475

私立探偵・法水麟太郎は、死の商人・瀬高十八郎の魔の手から、謎の「鉄仮面」を救出できるのか。『黒死館殺人事件』の作家の傑作。

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