全6件 (2001/12/07 ~ 2023/09/22)
出版社 : 中央公論新社
ISBN : 9784122074170
越前から帰京した小市は長年言い寄られた宣孝とついに結婚するが、夫の裏切りに心は冷えきり、三年にも満たぬうちに死別する。心にあいた穴を埋められずにいるなか、清少納言や和泉式部の傑作に心打たれた小市は、『源氏物語』執筆を開始。たちまち高い評判を得ると、藤原道長の強い求めに応じて、中宮彰子に出仕する。数世代にわたる帝をとりまく非情な権力抗争や、人々の無常を肌身に感じつつ物語に昇華させ、源氏物語を完結させた紫式部の生涯を描く。〈解説〉山本淳子
出版社 : 中央公論新社
ISBN : 9784122074163
藤原氏の一門ながら無欲恬淡な漢学者の娘として生まれた小市は、幼い頃から和歌や漢籍を学び並外れた才能を発揮した。姉弟や伯母とともに暮らすなかで、疫病の流行や治安の悪化、勢力抗争に明け暮れる人々の浮き沈みを犀利なまなざしで見つめながら、自らの生きる道を模索していく。永遠の名作を紡ぎ出した一人の女性の生の軌跡をたどる歴史大作。上巻では少女時代から20代までを描く。
出版社 : 徳間書店
ISBN : 9784198943929
大正6年に起こった伯爵夫人の心中事件。新聞記者の広瀬は取材を重ねるうちに、華やかな伯爵家の実情を知ることになる――。
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062827591
読みやすい総ルビ、カラーさし絵、本文中の豊富な用語解説で、古典文学にはじめて出会う子供の理解を助ける、文学全集の決定版
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167224301
貧乏旗本のところへ、娘の縁談とわが身の昇進話が飛び込んでくる。表題作ほか、江戸のさまざまな表情を捉えた粒揃いの短篇全8篇
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167224271
村を通りすがった有為の若者。危難を顧みず渡唐の志を語る少年の顔は街道の夕映えに溌溂と輝いた。天平を舞台に人間を描いた短篇集