「澁澤龍彦」登場映画「文豪ストレイドッグス　DEAD APPLE」公開

澁澤が最後に描いた“偏愛の世界“随筆集 少女、鉱物、交友、幻想、書物――1987年夏、咽頭癌が原因で惜しまれつつも帰らぬ人となった澁澤龍彦が、その晩年に表題作だけが定められた一冊のエッセイ集刊行を約していた。 晩年の澁澤のエッセイを元に編まれた、文字通り「最後の著作」には、鬼才が偏愛した世界が珠玉のように散りばめられている。 あとがきとして、妻である澁澤龍子が澁澤の闘病生活と、”最期”の場面を克明に描いており、貴重な記録でもある。

澁澤龍彦、吉田健一、花田清輝、幸田露伴の作品全４６編を収録。小説なのかエッセイなのか？　虚実のあわいを縫う迷宮世界。

珠玉のフランス短篇小説群をオリジナル編集。シュペルヴィエル『ひとさらい』など、絶妙な展開と文体の傑作選。