東京都生まれ。中学卒業迄神戸市で育ち。アメリカンフットボールが出来る進学校に憧れ、名古屋市へ単身引っ越し東海中学校・高等学校に進学。同校卒業後、1浪して、早稲田大学第一文学部東洋哲学科に進学し、同大学を卒業。日本菓子専門学校通信課程卒業。早稲田大学時代には劇団を主宰し、卒業後は雑誌著作家、放送作家などを経て、1990年、東欧革命取材をキッカケに「叫ぶ詩人の会」を結成。芸名である「ドリアン助川」で「言葉の復権」をテーマに、世の中の森羅万象を激しいロック (音楽)に乗せて独自のスタイルで叫ぶそのパフォーマンスで話題になる。
1995年10月、現役高校教諭の後藤鮪郎が出演していたラジオ番組の後を受け、相談番組『ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!』のパーソナリティを担当。また、並行して若者の人気を集め、海外のアーティストを紹介する『金髪先生』(テレビ朝日)などに出演するようになる。
しかし、1997年11月にバンドメンバーが薬物所持で逮捕された事で所属レコード会社との契約も打ち切られ、1999年に叫ぶ詩人の会を解散。
2000年3月、語学留学を名目に前述のラジオ番組を降板し、単身ニューヨークに渡米。9.11発生で、ニューヨーク滞在中も番組に出演し、2002年9月末迄に滞在。
日米混成バンドAND SUN SUI CHIE(アンド・サン・スー・チー)を結成し、ライブハウスで歌う。帰国後は芸名を変更し、の執筆とライブ活動を主な生業とする。2007年4月より2008年3月までNHK総合テレビジョン「未来観測 つながるテレビ@ヒューマン」において、全国の頑張っている人に会いに行き、歌を届けるコーナー『哲也の陽はまた昇る』を担当。ギタリストのMITSUとともに、年間48曲をオンエア。これを機にMITSUとともに、「アルルカン洋菓子店」のユニットを結成し、歌うアルルカン(道化師)として朗読と歌をミクスチャーしたステージを2011年12月まで展開。
2015年4月からは、15年振りにニッポン放送にて放送している『テレフォン人生相談』でパーソナリティを務めている。
著書も多数ある。小説『あん』がフランス、ドイツ、イタリア、英国など世界12カ国で、『ピンザの島』がフランス、ドイツ、台湾などで翻訳刊行されている。2017年、フランスの2つの文学賞、「DOMITYS文学賞」と「Le Prix des Lecteurs du Livre du Poche(文庫本読者賞)」を得る。またアメリカ横断ウルトラクイズでは構成作家を務めていたこともあった。