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「庄野潤三」の書籍一覧(最新発売日情報)

全13件 (2004/04/08 ~ 2023/09/14)
 庄野 潤三(しょうの じゅんぞう、1921年(大正10年)2月9日 - 2009年(平成21年)9月21日)は、日本の小説家。庄野英二の弟。
 
 大阪府東成郡住吉村 (大阪府)(現・大阪市)出身。帝塚山学院小学校・大阪府立住吉高等学校を経て、1941年(昭和16年)12月に大阪外国語学校(現・大阪大学外国語学部)英語科を卒業。更に九州帝国大学法文学部で東洋史を専攻するが、戦時中の特例措置で繰り上げ卒業となる。
 終戦後大阪府立今宮中学校(大阪府立今宮高等学校)の歴史教員となり、野球部長として同校野球部の第19回選抜中等学校野球大会(1947年)出場を率いた。その後朝日放送に入社し、1955年(昭和30年)に『プールサイド小景』で第32回芥川龍之介賞を受賞、「第三の新人」の一人として注目される。1965年(昭和40年)『夕べの雲』で読売文学賞、1969年(昭和44年)『紺野機業場』で芸術選奨文部大臣賞、1971年(昭和46年)『絵合せ』で野間文芸賞、1972年(昭和47年)『明夫と良二』で毎日出版文化賞、1973年(昭和48年)日本芸術院賞、1978年(昭和53年)日本芸術院会員。
 住吉中学時代の国語 (教科)教師が詩人の伊東静雄で、九州帝大時代には一学年上に島尾敏雄がいた。また詩人で児童文学者の阪田寛夫とは小学校・中学校を通じての同級生で、その後朝日放送でも同僚となっており親交が長く続いた。 
 父は帝塚山学院初代学院長の庄野貞一、兄は児童文学者・帝塚山学院長の庄野英二。なお弟の庄野至は織田作之助賞受賞者。
 2009年9月21日午前10時44分、川崎市多摩区生田の自宅で老衰のため死去。88歳没。叙従四位。戒名は文江院徳照潤聡居士。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
出版日 : 2023/09/14
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093524728

大阪府出身ながら著者自ら“青春の地”と称する神戸を、著者の同級生や神戸在住の叔父夫婦、貿易商の郭夫妻らとの交流を通じ、さまざまな角度からとらえた作品。当時の人々の息遣いまで伝わってくる秀作。
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出版日 : 2021/01/14
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093524087

老夫婦の穏やかでかけがえのない日々を描く 「もうすぐ結婚五〇年の年を迎えようとしている夫婦がどんな日常生活を送っているかを書いてみたい」(あとがきより)――。庭に咲く四季折々の花々、かわいい孫たちの成長、ご近所さんが届けてくれる季節の風物など、作者の身のまわりの何気ない日常を、まるで花を育てるように丹念に描く。 「棚からものが落ちてきても、すぐには反応できない」「歩くスピードが明らかに落ちた」などという老いの兆候も、戸惑いながらも受け入れ、日常の一コマとして消化していく。事件らしい事件は何も起こらないが、些細な驚きの積み重ねで読み応えある文学作品にしてしまう、まさに庄野潤三の世界。
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出版日 : 2020/03/12
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523868

古き良き時代の家族を描く庄野潤三の世界 神奈川県生田の高台にある「山の上の家」を舞台に、庄野家の穏やかな日常を描く日記文学的な長編小説。 幼稚園に通う孫(次男の娘)・フーちゃんの成長を中心にしながら、「山の下」に暮らす長男と次男の家族、そして足柄に住む長女の家族との濃厚な交わりを丹念に描く。 三世代が集う大家族の賑々しさ、季節の風物を届けてくれるご近所さんとの交流など、「古き良き時代」を感じさせてくれる佳作。 『エイヴォン記』に続く「フーちゃん三部作」の第2弾。
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出版日 : 2020/02/13
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523851

懐かしい本と、孫娘がある幸せを噛みしめる デイモン・ラニアン『ブッチの子守唄』、ツルゲーネフ『ページンの野』、チェーホフ『少年たち』、トルストイ『ふたりのおじいさん』など、著者の心に残った珠玉の短編を紹介する「読書日記」の体裁をとりつつ、著者夫婦が暮らす「山の上の家」にやってくる孫娘らとの平穏な日々を綴った心温まるエッセイ。 近所に暮らす〈清水さん〉が季節ごとに届けてくれるエイヴォン、バレンシア、ソニアといったバラや水仙、ヒヤシンスなどの花々が、淡々とした日常にさり気ないアクセントを与えている。 『鉛筆印のトレーナー』『さくらんぼジャム』と続く「フーちゃん三部作」の第一弾。
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出版日 : 2019/02/09
出版社 : 講談社
ISBN : 9784065147221

磊落な浪人生の明夫と心優しい中学生の良二。作家一家の日常を通じ、刻々と過ぎ去っていく幸福な家族の時間を結晶させた庄野文学の粋
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出版日 : 2018/11/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523509

大阪商人の“市井文化と歴史”を描いた秀作 熟年主人公の「私」は大阪府出身ながら生家は郊外にあり、家庭を持ってからは東京暮らしとあって、大阪の街について、実はよく知らない。そこで「私」は妻の従弟にあたる「悦郎さん」に会い、昔日の大阪を語って貰おうと会いに出かける。 明治・大正・昭和の3代にわたる大阪商人の日常を丹念に聞き取ることで、“水の都”の移り変わりが匂い立つように浮かび上がってくる。淡いファンタジーの如く、さまざまな市井の人々の営みが生き生きと描かれた“第三の新人”庄野潤三の秀作だ。
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出版日 : 2017/06/06
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523066

学徒出陣が目前の九大生を描いた自伝的作品 太平洋戦争の最中、昭和18年、九州大学に通う文学青年たちには深い交わりがあった。 文学的揺籃期における恩師・伊東静雄(詩人)から受けた薫陶、そして、学生仲間(島尾敏雄がモデルの小高、森道男がモデルの室、林富士馬がモデルの木谷)との交流が描かれている。 遼史を読み、東洋史の学問にも励むが、それ以上に仲間たちと文学を論じ、酒を酌み交わしながら、それぞれの仄暗い”前途“を案じている。 主人公の文学的形成の様を、約1年に渡り、日記スタイルで描いた“第三の新人”の代表的作家・庄野潤三の青春群像作。
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出版日 : 2016/08/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062903196

繰り返される老夫婦の穏やかな日々。だがそれは少しずつ姿を変えて、人生の終点へと向かっている。著者のライフワーク長篇小説。
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出版日 : 2015/03/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062902656

「夕べの雲」から35年。子供たちは家庭を持ち、孫たちの成長を慈しむ夫婦二人の穏やかな暮らしを綴る著者のライフワーク長編小説。
出版日 : 2014/04/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062902281

生活を愛し慈しみ、多くの人の心をつかんだ庄野文学の「家庭小説」の始まりであり、のちに名作『夕べの雲』に発展していく長篇小説。
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出版日 : 2007/10/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167694029

花や鳥、旬を彩る食べ物。変わらぬ季節の巡りの中で、夫婦の静かな暮らしは続く。日々の喜びと、確かな人生の真実を描く長篇小説
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出版日 : 2005/01/07
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167694012

老夫婦の生活を彩る、季節の花と鳥の訪れ、ピアノとハーモニカの音色、人々の去来……。かけがえのない日々がふくよかに綴られる
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出版日 : 2004/04/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163228006

子供らが独立し、夫婦二人で送る山の上の家での日々——よき人々と季節の彩りに囲まれ、静かな喜びに満ち溢れた人生を綴った傑作

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