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「後藤明生」の書籍一覧(最新発売日情報)

全11件 (2016/10/21 ~ 2020/04/21)
 後藤 明生(ごとう めいせい、1932年4月4日 - 1999年8月2日)は日本の小説家。本名は明正。
 
 日本統治時代の朝鮮咸鏡南道 (日本統治時代)金野郡生まれ。生家は植民地朝鮮の元山市で商店を営んでいたが、彼が中学に入学した年に敗戦となり、日本に帰国した。その引き揚げの途中で父と祖母を失った。このことは作品の幾つかに散見される。旧制福岡県立朝倉高等学校に転入し、早稲田大学第二文学部露文学科を卒業。大学在学中の1955年に『赤と黒の記録』で「文藝」の全国学生小説コンクールに入選。
 大学卒業後、福岡に戻るが不況のため就職できず、翌年に再上京し、博報堂を経て平凡出版(現・マガジンハウス)に勤務。
 1959年から1965年にかけて、榊山潤主催の文芸同人誌「文芸日本」「円卓」に参加。1966年、立原正秋主催の文芸同人誌「犀」に参加、岡松和夫、高井有一、加賀乙彦等を知る。
 1962年に『関係』で文藝賞佳作。1967年、「文學界」に発表した『人間の病気』で芥川龍之介賞候補となる。1968年には『S温泉からの報告』と『私的生活』で候補となり、退社。1969年に『笑い地獄』で4度目の芥川賞候補となるが、受賞はしなかった。1977年に『夢かたり』で平林たい子文学賞、1981年に『吉野大夫』で谷崎潤一郎賞、1990年に『首塚の上のアドバルーン』で芸術選奨文部大臣賞を受賞した。
 1977年より、(内向の世代と名づけられた)古井由吉、坂上弘、高井有一とともに責任編集者として、平凡社から季刊雑誌『文体』を刊行した。当時、編集者だった村松友視の作品を「文体」に掲載させたのも彼である。1989年には、近畿大学文芸学部設立にあたって世耕政隆に招かれて教授に就任し、文芸研究、文芸創作の指導にあたった。東京から大阪の通勤をしていたが、のちに大阪へ移住。1993年より同学部長を務めた。
 「内向の世代」の作家の一人であり、事物や人間の関係性へ意識を向けた批評的でユーモラスな作品を著した。「グロテスク」という観点からニコライ・ゴーゴリとフランツ・カフカに影響を受けており、ゴーゴリの『外套 (小説)』を起点とした『挾み撃ち』(1973年)は秋山駿、柄谷行人、蓮實重彦に評価され、文壇での地位を確立した。
 『小説―いかに読み、いかに書くか』では自らの小説作法について、小説を書く理由は小説を読んだためだと説明している。
 百科事典『日本大百科全書』の「小説」の項目を担当執筆した。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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後藤明生/著 荻原魚雷/解説
出版日 : 2020/04/21
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624094

小説家・本間宗介は怠け者として生きることを望んでいた。しかし……大人として逃げられない日常をユーモラスに描いた長編小説
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後藤明生/著者 後藤明生/解説 蓮實重彦/解説 蓮實重彦/解説 平岡篤頼/解説 平岡篤頼/解説 ほか
出版日 : 2019/07/02
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624070

後藤明生の代表作かつ現代日本文学の傑作『挾み撃ち』を、蓮實重彦、平岡篤頼、奥泉光&いとうせいこう、多岐祐介ら文芸評論の重鎮…
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後藤明生/著 山本貴光/解説
出版日 : 2018/04/02
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624049

「お母さん、いまわたしはどこにいるのでしょう? わたしが帰る場所はあるのでしょうか?」」作者自身の引揚体験を描いた『夢かた…
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後藤明生/著 多和田葉子/解説 坪内祐三/解説 三島正/写真
出版日 : 2017/12/24
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624032

読みたくても読めなかった小説No.1!? 戦後文学史の中で埋もれていた「ポストモダン小説」の怪作が、読みやすくなった新組版…
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後藤明生/著 多和田葉子/解説 坪内祐三/解説
出版日 : 2017/12/24
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624025

読みたくても読めなかった小説No.1!? 戦後文学史の中で埋もれていた「ポストモダン小説」の怪作が、読みやすくなった新組版…
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後藤明生/著 いとうせいこう/編集 奥泉光/編集 島田雅彦/編集 渡部直己/編集
出版日 : 2017/07/25
出版社 : 国書刊行会
ISBN : 9784336060549

「内向の世代」の旗手・後藤明生。その粒ぞろいの作品から、後藤と縁の深い編集委員たちがセレクトした選りすぐりの作品を集大成。
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出版日 : 2017/05/17
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624018

柄谷行人「将来、後藤明生を反復するやつが間違いなく出てくる」(【対談編】「文学の志」より) 「内向の世代」とはいったい何だったのか? すべて「単行本未収録」の近代文学史の貴重な証言が満載! 【全て単行本初収録・戦後文学の貴重な証言満載の座談集】 後藤明生はじめ、阿部昭、黒井千次、坂上弘、古井由吉など、サラリーマンをしながら小説を執筆した「内向の世代」の作家たちが集結した「伝説」の連続座談会をはじめ、1970年代から1990年代に行われた、全て単行本初収録の座談集。また、実作者でありながら優れた理論家でもあった後藤が提唱した「小説を読まずに小説を書いた人はいない」という考えに基づく「千円札文学論」など独自の文学論を開陳。全ての文学ファン&研究者が必携の書。『対談篇』も同時刊行。
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出版日 : 2017/05/17
出版社 : つかだま書房
ISBN : 9784908624001

蓮實重彥「後藤さんは批評家を励ましてくれる数少ない小説家なんです」(本書「小説のディスクール」より) 「千円札文学論」とは何か? 「分裂=混血の文学」とは何か? そして日本近代文学の「超ジャンル性」とは何か? 【没後18年・待望の新刊は初の対談集】 名著『挾み撃ち』で知られる小説家・後藤明生――。電子書籍による復刊や選集『後藤明生コレクション』の刊行もスタートし再評価の機運が高まっている。収録した計22本の対談では、五木寛之、小島信夫、蓮實重彥、柄谷行人、島田雅彦らを相手に、敗戦による引揚体験や、小説の技法・文体・喜劇性、ゴーゴリやカフカなど海外文学からの影響、日本近代文学の起源などをテーマに、アミダクジのように話を脱線させながら饒舌に語り尽くす。後藤ファン必携の書。『座談篇』も同時刊行。
後藤明生/著 いとうせいこう/編集 奥泉光/編集 島田雅彦/編集 渡部直己/編集
出版日 : 2017/05/09
出版社 : 国書刊行会
ISBN : 9784336060532

「内向の世代」の旗手・後藤明生。その粒ぞろいの作品から、後藤と縁の深い編集委員たちがセレクトした選りすぐりの作品を集大成。
後藤明生/著 いとうせいこう/編集 奥泉光/編集 島田雅彦/編集 渡部直己/編集
出版日 : 2017/01/20
出版社 : 国書刊行会
ISBN : 9784336060525

「内向の世代」の旗手・後藤明生。その粒ぞろいの作品から、後藤と縁の深い編集委員たちがセレクトした選りすぐりの作品を集大成。
後藤明生/著 いとうせいこう/編集 奥泉光/編集 島田雅彦/編集 渡部直己/編集
出版日 : 2016/10/21
出版社 : 国書刊行会
ISBN : 9784336060518

「内向の世代」の旗手・後藤明生。その粒ぞろいの作品から、後藤と縁の深い編集委員たちがセレクトした選りすぐりの作品を集大成。

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