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「柴田翔」の書籍一覧(最新発売日情報)

全5件 (1982/08/17 ~ 2018/10/03)
 柴田 翔(しばた しょう、男性、1935年1月19日 - )は、日本の小説家、ドイツ文学者、東京大学名誉教授。
 東京生まれ。武蔵中学校・高等学校卒業。東京大学大学院独文科を経て同大教授。1964年に当時の学生群像を描いた「されどわれらが日々―」で芥川龍之介賞を受賞した。
 
 東京府東京市足立区栗原 (足立区)生まれ、板橋区出身。東京都板橋区常盤台に育つ。武蔵中学校・高等学校を経て東京大学に入学。工学部から文転して独文科を卒業し、1960年同大学院独文科修士課程修了、助手となる。同年同人誌『象』に発表した小説「ロクタル管の話」が『文學界』に転載され、芥川龍之介賞候補となる。1961年に修士論文を改稿した『親和力研究』でゲーテ賞を受賞、翌年ドイツ留学。
 1964年『象』に発表した「されど われらが日々―」で第51回芥川龍之介賞を受賞。日本共産党第6回全国協議会に影響された学生群像を描いたこの青春小説は、芥川龍之介賞#歴代ベストセラー作品というベストセラーとなった。
 以後も『贈る言葉』(1966年)、『鳥の影』(1971年)、『立ち盡す明日』(1971年)などを発表した。1966年に東京都立大学講師、1967年に助教授、1969年東京大学大学院人文社会系研究科・文学部助教授、のち教授、文学部長を務めた。
 1970年から72年まで小田実、高橋和巳、真継伸彦、開高健とともに同人誌『人間として』を筑摩書房から刊行。「ノンちゃんの冒険」を連載するが、高橋がほどなく没し雑誌は休刊になり、同作品は1975年に残りを書き下ろして刊行された。以後、ほとんど小説を書かなくなる。
 ドイツ文学者としては、『ゲーテ「ファウスト」を読む』や『内面世界に映る歴史』、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの『ファウスト (ゲーテ)』の翻訳がある。
 1995年東大を定年退官し名誉教授、共立女子大学文芸学部教授、2006年定年退任。1981年前後に文學界新人賞選考委員、1999 - 2007年太宰治賞選考委員。
 妻は作曲家三宅榛名。娘の柴田暦は歌手・女優。
 なお、「されど われらが日々」は学生運動を題材にした小説であるが、後の全共闘運動に対しては、次のように評している。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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柴田翔/著
出版日 : 2018/10/03
出版社 : 幻戯書房
ISBN : 9784864881555

人間存在の苦悩を、物語で描く、日本語小説の醍醐味。岬の上に住む一家の物語ほか書き下ろしを含む中・短篇集。
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柴田翔/著
出版日 : 2017/08/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523110

名著「されどわれらが日々」に続く青春小説 1964年の第51回芥川賞受賞作で、当時、一大センセーションを巻き起こした『されど われらが日々――』。 その続編ともいえる本作では、その時代の新左翼運動にかかわった血気盛んな青年男女の機微を、ダンスパーティーの現金紛失事件とからめてミステリー仕立てで描いている。 登場人物がそれぞれの視点で世界を見つめ、それが一つに収斂されることなく多様性に開かれたまま放置されている点は、『されど われらが日々――』とは対称的な位置づけにある作品といえる。
柴田翔/著
出版日 : 2017/04/25
出版社 : 鳥影社
ISBN : 9784862656063

柴田翔;0902;03;学生運動の時代を描いた『されど われらが日々─』、『贈る言葉』から半世紀、永遠とは何か、人生を問う渾身の長編570枚!;20170402
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柴田翔/著
出版日 : 2007/11/09
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167102050

何一つ確かなもののない時代を懸命に生きようとした二人の男女を描き、60年代〜70年代にヒットした青春文学の大ベストセラー
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柴田翔/著 津村節子/著 高井有一/著 丸山健二/著 大城立裕/著 柏原兵三/著
出版日 : 1982/08/17
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784165071709

革命幻想と不毛の恋を描いた柴田翔氏の「されどわれらが日々—」、女性の心理の襞を精緻に彫琢した津村節子氏の「玩具」など、文学の醍醐味を充分に満喫できる六佳作

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