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「津島佑子」の書籍一覧(最新発売日情報)

全18件 (1993/09/02 ~ 2018/06/27)
 津島 佑子(つしま ゆうこ、1947年3月30日 - 2016年2月18日)は、日本の小説家。本名は津島里子(つしま さとこ)。作品は英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・オランダ語・アラビア語・中国語などに翻訳されており、国際的に評価が高い。東京都北多摩郡三鷹市(現・東京都三鷹市)生まれ。小説家太宰治と津島美知子の次女。
 
 1歳のとき父を失い、母子家庭に、さらに12歳のとき3歳上の実兄が病没し母・姉と"女系家族"に育つ。
 白百合学園中学校・高等学校を経て、1966年、白百合女子大学文学部英文科在学中、謄写版同人誌『よせあつめ』を創刊。処女作『手の死』『夜の……』を発表。同年「文芸首都」会員となる。1967年、成人式を迎えるに際して山梨県の富士五湖を訪れ、父の文学碑を見る。同大学卒業後、1969年4月、明治大学大学院(英文学専攻)に入学
 1970年11月、結婚により財団法人放送番組センターを退社。1971年、第一作品集『謝肉祭』を刊行。この時期は母子家庭のテーマを繰り返し描く。1972年5月、長女を出産。後年夫とは不和となり離婚。またこの男性との間に1976年8月、長男を出産するが、長男は1985年3月に呼吸発作のため死去。この体験は後に『夜の光に追われて』『真昼へ』などの作品の主題となる。
 1991年、湾岸戦争への自衛隊派遣に抗議し、柄谷行人、中上健次、田中康夫らとともに『湾岸戦争に反対する文学者声明』を発表した。
 1991年10月、パリ大学国立東洋言語文化研究所に招聘され日本の近代文学を講義。
 1998年、構想から5年をかけた大作『火の山―山猿記』を完成。家族、生と死、言葉の隔たりといったそれまでのテーマを集大成し谷崎潤一郎賞・野間文芸賞を受賞。この作品は後に2006年4月から放送の日本放送協会連続テレビ小説『純情きらり』の原案となった。
 2000年から2015年まで川端康成文学賞選考委員、2000年から2014年まで野間文芸賞選考委員、2002年から2012年まで読売文学賞選考委員、2007年から2014年まで朝日賞選考委員をそれぞれ務めた。
 実姉は元衆議院議員で厚生労働大臣を二度務めた津島雄二夫人の津島園子。作家・太田治子は異母妹、衆議院議員・津島淳は甥にあたる。
 2016年2月18日、肺がんのため死去。。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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津島佑子/著 柄谷行人/解説
出版日 : 2018/06/27
出版社 : 人文書院
ISBN : 9784409150337

少年は死んだ男の娘を連れて旅に出た。生を奪われた無数の子どもたちに想いを馳せ描く冒険譚。
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津島佑子/著 星野智幸/解説
出版日 : 2018/03/27
出版社 : 人文書院
ISBN : 9784409150320

権威の象徴を破壊したとき、いかなる物語が流れ出るのか。生と死の境に降り立つ未踏の日本文学
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出版日 : 2018/02/20
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087457032

母の歌は海も時も越え、響いている――。命がけの航海の末、マカウの地にたどり着いたチカップ。母に聴かされたアイヌの歌を拠り所に、故郷のえぞ地への思いを持ち続ける…。物語と言葉が多重な層を織りなす長編。(解説/川村 湊)
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出版日 : 2018/02/20
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087457025

「鳥」という名の少女は海を渡った――。キリスト教が迫害されていた17世紀。アイヌと和人の間に生まれた少女チカップは、聖職者を目指す少年ジュリアンと海を渡る。少女の流浪の人生を描く遺作にして津島文学の集大成。
出版日 : 2017/12/11
出版社 : 人文書院
ISBN : 9784409150313

囚われなき情愛を通じて、人生を再び歩み始めるまでの道程を描く傑作
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出版日 : 2017/09/30
出版社 : 人文書院
ISBN : 9784409150306

平安時代の王朝物語「夜の寝覚」の作者と共に、人間の幸福の意味を問いかける名著
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出版日 : 2017/07/11
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523080

中上健次の盟友が模索し続けた文学の可能性 「それにしても、言い争いばかりしてきたような気もする。そして、私にとって、はじめて出会った時に思い決めた”中上健次”への徹底的大反論はまだ、これから先のことだったのだ。 (中略)いずれにせよ、私の”中上健次”という名の目標は、今更、なにが起ころうと変えようがない。中上さんも、それは承知のうえだ、と私は信じている」 <「“中上健次”という存在」より> アイヌ、プルトン、マオリの言語と文学――急逝した中上健次を読み直し、新しい世紀に向けて文学の可能性を探ったエッセイ集であり、中上とデビュー以来盟友として深く関わった津島佑子の1990年代の文学的軌跡でもある。
出版日 : 2017/06/30
出版社 : 人文書院
ISBN : 9784409150290

1985年の春、その人は息子を失った。そして絶望の果てに、この「連作」を紡ぎはじめた。いまこそ聞き届けられるべき、不滅の物語
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出版日 : 2017/05/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062903493

第二次大戦と東日本大震災を横糸に、米兵と日本人女性との間に生まれた孤児たちの生と苦悩を描く、津島文学晩年の傑作長篇小説。
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出版日 : 2016/08/05
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163905013

顔も知らぬ父、15歳で早世した兄。絵美子と母を気遣う、大勢のおじ・おばたち。大家族の物語はこの国の未来を照射する。遺作長篇。
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出版日 : 2016/07/09
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062903172

長い時間が経っても、たどりつけない悲しみ。やがて物語は深い感動を誘う。急逝惜しまれる著者の第一級文学作品、初文庫化。
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出版日 : 2016/07/09
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062903165

台湾に暮らした日本女性の愛の手紙・日記。70年の時を経て甦る、二人の女性その愛の人生。渾身の純文学長篇小説。
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出版日 : 2016/05/17
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062200875

追悼・津島佑子。セシウムが半減期を迎えた30年後の世界を描き絶筆となった表題作ほか、著者最後の思いとメッセージを託した短篇集
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出版日 : 2016/05/02
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087716610

アイヌの母と和人の間に生まれ、幼くして孤児となったチカップ。17世紀を舞台に、キリシタン一行と共に海を渡った女性の一生を描いた叙事小説。津島文学の集大成であり、最後の長編小説。遺作。
出版日 : 2013/12/13
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062777285

キルギスに旅して英雄マナスの歌を聞きたい――。遊牧する民に時空を超えて伝承される叙事詩に託された思いとは? 毎日芸術賞受賞。
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出版日 : 2013/05/24
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062182751

米兵と日本人女性の子として生まれたミッチとカズ。彼らが見つめた日本の光と闇。戦後日本を包括的にとらえた著者渾身の野心作!
津島佑子/著 星野智幸/解説
出版日 : 2006/04/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784061984387

恋愛に基づく結婚からも聖なる母性像からも自由な80年代の新しい女性像を刻んだ先駆的作品。
津島佑子/著 川村湊/解説
出版日 : 1993/09/02
出版社 : 講談社
ISBN : 9784061962415

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