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「石牟礼道子」の書籍一覧(最新発売日情報)

全8件 (1992/05/01 ~ 2017/07/25)
 石牟礼 道子(いしむれ みちこ、1927年3月11日 - 2018年2月10日)は、日本の作家。
 
 熊本県天草郡河浦町(現・天草市)出身。水俣実務学校(現 熊本県立水俣高等学校)卒業後、代用教員、主婦を経て1958年谷川雁の「サークル村」に参加、詩歌を中心に文学活動を開始。1956年短歌研究五十首詠(後の短歌研究新人賞)に入選。
 代表作『苦海浄土 わが水俣病』は、文明の病としての水俣病を鎮魂の文学として描き出した作品として絶賛された。同作で第1回大宅壮一ノンフィクション賞を与えられたが、受賞を辞退。
 1993年、週刊金曜日の創刊に参画。編集委員を務めたが「手伝いをしただけ」である事を理由に2年で辞任している。
 2002年7月、新作能「不知火」を発表。同年東京上演、2003年熊本上演、2004年8月には水俣上演が行われた。
 1986年5月には穴井太(俳人・故人)の世話により句集「天」(天籟俳句会)を刊行。
 代表句「祈るべき天とおもえど天の病む」「死におくれ死におくれして彼岸花」がある。2018年2月10日午前3時14分、パーキンソン病による急性増悪のため、熊本市の介護施設で死去。。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
石牟礼道子/著 田中優子/解説 町田康/解説 赤坂真理/解説 鈴木一策/解説
出版日 : 2017/07/25
出版社 : 藤原書店
ISBN : 9784865781281

名著『苦海浄土』で描かれた民衆の魂をさらに深くつきつめた最高傑作! 豊かな山海に抱かれささやかに生きてきた無垢な信仰心をもつ人々が、なぜ立ち上がらねばならなかったのか? 天草生まれの石牟礼道子が、水俣病闘争でのチッソ本社前座り込みで島原の乱の原城籠城を追体験し、執筆を決意。十数年かけた徹底した取材調査ののち、天草・島原の乱を民衆の心性に添いながら描き切った最高傑作! 詳細な地図や年表、多彩な執筆陣による解説、取材過程で生まれた紀行文、作品に関連するインタビューやエッセイを附した完全版! [解説]田中優子・町田康・赤坂真理・鈴木一策 [対談]鶴見和子+石牟礼道子
石牟礼道子/著 池澤夏樹/解説 加藤登紀子/解説 中村桂子/解説 鎌田慧/解説 赤坂真理/解説 ほか
出版日 : 2016/08/25
出版社 : 藤原書店
ISBN : 9784865780833

全三部作がこの一冊に! 普及完全決定版! 「水俣病」患者とその家族の、そして海と土とともに生きてきた不知火の民衆の、魂の言葉を描ききった文学として、“近代”なるものの喉元に突きつけられた言葉の刃。半世紀の歳月をかけて『全集』発刊時に完結した三部作、第一部「苦海浄土」、第二部「神々の村」、第三部「天の魚」を一冊で読み通せる完全決定版。
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石牟礼道子/著 山福朱実/イラスト
出版日 : 2016/03/10
出版社 : 株式会社 福音館書店
ISBN : 9784834082517

七つになるお葉は、千年狐のごんの守との交感を通じて山の声を聴くようになる。山の精たちの祀りでお葉が見たものは……。
出版日 : 2015/10/14
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309728940

『苦海浄土』で知られる、戦後日本文学における最重要作家。「椿の海の記」「水はみどろの宮」、エッセイ「タデ子の記」などを収録。
出版日 : 2014/11/25
出版社 : 藤原書店
ISBN : 9784894349964

石牟礼道子の原点を知る最重要資料! 17歳から20歳の青春時代に書かれた未発表作品の集成。昨秋に新しく発見された小説第一作「不知火おとめ」は20歳の作品で、その後の作品には見られない人生の悩みや葛藤を綴っている。その他、小説短編や詩、エッセイなどを集めた「ひとりごと」、「未完歌集 虹のくに」や代用教員時代の「錬成所日記」、「若き日の石牟礼道子の便り」、当時の書画を所収。作家として活動する以前の、石牟礼道子の創作の原点を理解するために必読の書!
出版日 : 2014/05/23
出版社 : 藤原書店
ISBN : 9784894349704

ことばの奥深く潜む魂から近代を鋭く抉る鎮魂の文学――『石牟礼道子全集・不知火』遂に完結! 石牟礼道子の半生のすべてが明らかに 『苦海浄土』の誕生までを描いた自伝『葭の渚』と、それ以降の今日までの歩みを渡辺京二氏が詳細年譜(120枚)として書き下ろした完全版。 [附]著者年譜・著作リスト・自筆の書・画、写真、未公表の『苦海浄土』他の草稿 ほか 推薦=五木寛之/大岡信/河合隼雄/金石範/志村ふくみ/白川静/瀬戸内寂聴/多田富雄/筑紫哲也/鶴見和子
出版日 : 2014/02/21
出版社 : 藤原書店
ISBN : 9784894349582

『苦海浄土』三部作の中でもっとも重要な位置を占める作品! 普及新版として復刊!! 第一部「苦海浄土」、第三部「天の魚」に続き、40年を経て完成した世界文学『苦海浄土』三部作の核心。 「本書は69年の患者家族の提訴から翌年のチッソ株主総会への参加、そして運動が分裂し始めた時期までを扱っている。(…)しかし単に第一部と第三部をつなぐだけではない。水俣病の世界を重層的に織り上げて、第一部と第三部を包含する、深く広やかな詩的宇宙を生成した」(栗原彬氏 2006年12月共同配信より) 「『第二部』はいっそう深い世界へ降りてゆく。それはもはや裁判とも告発とも関係のない基層の民俗世界、作者自身の言葉を借りれば『時の流れの表に出て、しかとは自分を主張したことがないゆえに、探し出されたこともない精神の秘境』である」(本書解説=渡辺京二氏)
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出版日 : 1992/05/01
出版社 : 径書房
ISBN : 9784770501059

「叔母さま、あの世にゆく舟は、だれが漕いでくだいますと?」──不知火の海で舟心中を遂げたお糸。正気と狂気の間でゆれる幼子のような志乃。遊女のお小夜の狐つき。ほうずき灯籠が流れるなか、海の底に沈んだ鐘が潮に撞かれて静かに響き、墓のまわりの赤いほうずきに、青白い梨の花びらがふりそそぐ──。人々の紡ぐ物語に、色彩と音が絢爛と重なり幽邃へと深まる。石牟礼文学の最高傑作。紫式部文学賞受賞。布張・箱装の豪華本。

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