次郎は現世と異世界間の貿易を成功させ、念願のエルフ・ディアナとマリナを手に入れた。彼女たちとうち解けるべく、普段は頼りない次郎がついに立ち上がる!?　ウワサの「貿易ファンタジー」第二弾が登場！

ＶＲＭＭＯ『フェアリーテイル・クロニクル』によく似た異世界に飛ばされてきた東宏（あずまひろし）と藤堂春菜（とうどう・はるな）。至高の職人・宏の空気読まない異世界ライフは今日も続く！

日本橋本石町やさぐれ長屋。ここに住まうのはみんな事情を抱えた人ばかり。笑って怒って泣いて――心温まる江戸人情物語。

舞台は終戦前後の北方四島のひとつ色丹島。寛太と純平の幼い兄弟が戦争によって引き離された父に会うため、100キロ離れた収容所を目指す。親子の絆、兄弟愛、命の尊さを問いかける物語。

たとえ「毒」であっても、親を見捨てることができない――それが長女の宿命か。親の変容と介護に振り回される女たちを描く連作小説。

その体温が、凍った心を融かしていく……三人の幼なじみの男女が抱える思いのゆくすえは？　エンタメ界最注目の作家が放つ恋愛長編！

この恋は偽り、それとも真実？　夜の街で美しき猫達が仕掛ける甘美な罠。騙されたのは誰？　大型新人が放つ現代版〈危険な関係〉。

伏見城で秀吉を殺す。足裏に仏の一字を彫りこんで、善悪の呪縛に挑んだ男、五右衛門。生の意味を突き詰めた魂の遍歴を描く問題作。

新婚夫婦が惨殺された。血まみれの若妻、意味不明の遺留品、凶器は手斧。捜査が行き詰る中で、刑事が一人失踪する。戦慄の警察小説。

商社の秘書から一転、王子さまと結ばれた雪絵。だが、花嫁に迫る男の影に、嫉妬した新郎は……!?　大ヒットシリーズ第二弾！

これは俺が選んだ道だ――。下級武士に生れながら、藩政改革の志を立て、一歩一歩困難を乗り越えてゆく男の、凛とし矜持ある人生。

これは俺が選んだ道だ――。下級武士に生れながら、藩政改革の志を立て、一歩一歩困難を乗り越えてゆく男の、凛とし矜持ある人生。

四つめの鍵を見つけだそうと、アリオルクの城にやってきたローダン一行を待つ罠とは？

「最後のウィネベーゴ」「ナイルに死す」他、ウィリスのシリアス系代表短篇全５篇を収録

破局を逃れ、最新鋭のジャンプ船でたどり着いたカーデン星で展開される波瀾万丈の物語

『あなたのための物語』『BEATLESS』のスピンオフ短篇ほか５篇を収録する著者初の作品集

中国が台湾の島に侵攻、米中が対立する中、ＣＩＡの新部署が中国の新兵器開発を暴く！

浜辺に流れ着いた日記を見つけたカナダの作家ルース。東京に住む女子高生が書いたその日記に、ルースは次第に引き込まれていくが……時間も場所も超えて人々の物語が絡み合う壮大な文芸大作登場

宇宙デブリの予報サイトを運営する木村は、不審な動きをするデブリを発見する。それは世界を震撼させるスペース・テロの幕開けだった……元ソフトウェアエンジニアが描く近未来テクノスリラー。

信長秀吉家康に仕え、九鬼水軍を維持した九鬼嘉隆、守隆親子の活躍を描く海上歴史小説。隠居した家康の夢に賭けた守隆が見たものは。

武士として、貴族として頂点を極めた平清盛。一族の繁栄は永遠かと思われたのだが。源氏の武将たちが打倒平家に立ち上がる。

源頼朝を筆頭に全国で打倒平家の動きが激しくなるなか、平清盛は病死してしまう。弱体化した平家は都を落ち、西へと逃れるが…。

むかしむかし、人間と妖精がいっしょにくらしていたころ、ある国にそれはそれはかわいらしいお姫さまが生まれ、メリサンド姫と名づけられました……と、そこまではごく普通のお話だったのですが……。悪い妖精がかけた呪いに、姫と王子が算数マジックで立ち向かう！

ある日、スーホはそうげんで白い子馬をみつけました。子馬は、矢のようにはやくはしるつよい馬になりました。ところが白い馬は…。

傷病休暇中のライカーが心を寄せる女性の周囲で、恐ろしい事件が次々と起こる。謎めいた女性の正体は？　ニューヨーク市警の刑事マロリーが、相棒ライカーの事件に挑む。

こじんまりとしたバーで、「わたし」が初対面の男から持ちかけられた、謎めいた“賭け”の行方は――推理作家協会賞受賞作を含む、技巧を尽くした短編集。

『苦海浄土』三部作の中でもっとも重要な位置を占める作品！　普及新版として復刊!! 第一部「苦海浄土」、第三部「天の魚」に続き、40年を経て完成した世界文学『苦海浄土』三部作の核心。 「本書は69年の患者家族の提訴から翌年のチッソ株主総会への参加、そして運動が分裂し始めた時期までを扱っている。（…）しかし単に第一部と第三部をつなぐだけではない。水俣病の世界を重層的に織り上げて、第一部と第三部を包含する、深く広やかな詩的宇宙を生成した」（栗原彬氏　2006年12月共同配信より） 「『第二部』はいっそう深い世界へ降りてゆく。それはもはや裁判とも告発とも関係のない基層の民俗世界、作者自身の言葉を借りれば『時の流れの表に出て、しかとは自分を主張したことがないゆえに、探し出されたこともない精神の秘境』である」（本書解説＝渡辺京二氏）