全2件 (1992/04/10 ~ 2023/09/12)
出版社 : 論創社
ISBN : 9784846022891
返済の約束は再三にわたって破られたが、その日には間違いなく入金される予定であった。銀行に入金を確かめるため、玄関を出ようとしたその時、電話が鳴った‥‥。
受話器をとると、その男は「警視庁の者」だと名乗り、金を貸している「相手の名前」を告げ、「知っているかどうか」を訊ねてきた。−−−それが、事件の始まりであった。
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167537029
「男の人が倒れている」一一〇番通報の女の声には妙ななまりがあった——。裁判を通じて明らかにされる経済大国の底辺に生きる女たちの真摯な姿。感動の直木賞受賞作。(石和鷹)