全3件 (1978/02/08 ~ 2020/10/22)
出版社 : 中央公論新社
ISBN : 9784122069794
長崎県諫早市を拠点に執筆活動を続けた芥川賞作家・野呂邦暢。端正な文体で読者を魅了した多彩な作品群の中からミステリ作品を初集成。早すぎる晩年の五年間に発表された「失踪者」「もうひとつの絵」「ある殺人」など中短篇八編と随筆八編を年代順に収録する。文庫オリジナル。 〈解説〉堀江敏幸
■目次
Ⅰ
失踪者/剃刀/もうひとつの絵/敵/まさゆめ/ある殺人/まぼろしの御嶽/運転日報
Ⅱ
歯形/作家の眼/マザー・グースと推理小説/南京豆なんか要らない/アリバイ/さよならマーロー君こんにちはモース警部/私のシェヘラザードたち/推理小説に関するアンケート
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062955003
硬質な透明感と静謐さの漂う筆致で青春の焦燥を描き、42歳で急逝した野呂邦暢の、初期短篇を含む5篇を集成。
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167190019
小銃をかかえて草原を這いまわれば、草はナイフのように少年たちを刺し、時には優しく肌を愛撫する。無名の民衆である自衛隊員の生活をいきいきと描いた芥川賞受賞作。(丸山健二)