全3件 (2009/02/06 ~ 2016/06/15)
出版社 : 扶桑社
ISBN : 9784594074975
野島伸司脚本、芦田愛菜&シャーロット・ケイト・フォックスがW主演の『OUR HOUSE』を完全ノベライズ!
東京のとある町で暮らす伴一家。
中学一年生の長女・桜子は、半年前に母親が病気で他界してから、一家の家事全般を引き受けている。
自分が家族を仕切らなければ……という責任感ゆえだった。
そんなある日、父・奏太が、交際0日で結婚したというアメリカ人女性・アリスを連れて帰国する。
母が亡くなって間もない時期にやってきた新しい母親を認めることができない桜子は、アリス追い出し作戦を展開。家族を巻き込み、様々なバトルを仕掛けていく……。
芦田愛菜演じる桜子、シャーロット演じるアリスが激しくぶつかり合い、笑って泣ける仁義なき戦いを繰り広げながら、家族のあふれる愛情を惜しみなく描いていく本作。
野島脚本独特の、緻密に練り込まれたストーリーや世界観、そして、主演のふたりによるセリフの応酬が楽しいドラマが、小説で蘇る!
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094088946
僕が、少女たちを殺した。
1通目「先生にみんなで最後にメールしようよって言い出したのは、ナツキだったと思う。カオルも、確かに五人も自殺したら、担任に迷惑かかるよねって賛成して。だから先生は、これから全員の遺書めいたメールを受信します」
2通目「全員のメールを読んだ後に、一人だけ、たった一人だけ返信するんです。五人のなかで一人だけです。一斉送信はダメですよ。引き金を引かれた人が生きて残りの四人が死ぬなんて逆の意味のロシアンルーレットですね」
3通目「顔見れば分かる。みんな選ばれたいって思ってる。助かりたい、生きたいっていうのと違うから面白いよね」
4通目「私は殺される。五人の中で真実を話しているのは私だけです。これは私を殺す為の、彼女達が考えた完全犯罪なんです」
5通目「先生、いずれにしろ私は苦しむのはもう嫌なんです。私を幸福にしてください。先生、お願い、私に返信してください」
【編集担当からのおすすめ情報】
伝説の名作ドラマ『高校教師』
『この世の果て』を凌ぐ、驚愕のラスト!
野島版『ブラック・スワン』!
女子高生五人による、恐怖のメール自殺ゲーム。
たった一度だけ許された“返信”が、彼女たちの生死を分ける。
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094083507
湘南の鵠沼に住むサラリーマン・石井樽人は、深夜のマンガ喫茶で知り合った女の子に恋をする。彼女の名前は杏。ケーキ屋「ミニョン」を営む祖母のマキさんが、通院している病院で働く看護師だった。
樽人は自分の気持ちを伝えるが、彼女は心を開かない。杏は、3年前に大切な人を亡くした喪失感から立ち直れないでいた。その力になりたいと悩む樽人に、同居人であり親友の久喜夏彦は厳しくも優しいエールを送る。樽人は、24日以内に杏を恋人にすることができるのだろうか。
脚本界のトップランナーによる、甘く切ない小さな恋の物語。