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「隆慶一郎」の書籍一覧(最新発売日情報)

全9件 (1994/08/30 ~ 2015/11/13)
 隆 慶一郎(りゅう けいいちろう、1923年〈大正12年〉9月30日 - 1989年〈平成元年〉11月4日)は、日本の脚本家・小説家(時代小説作家)。本名は池田 一朗(いけだ いちろう)。本名で脚本、隆慶一郎のペンネームで小説を執筆していた。
 東京市赤坂区生まれ。同志社中学校・高等学校、第三高等学校 (旧制)を経て、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部仏文科卒。
 
 戦時中は学徒出陣で出征、陸軍士官として中国大陸を転戦した。この時期に陣中に持って行った『葉隠』が、作家として『死ぬことと見つけたり』を書くきっかけとなった。終戦後、復学して1948年 東京大学卒業、大学時代に師事していた小林秀雄 (批評家)が参画していた創元社(現:東京創元社)に入社する。短期だが大学講師でも勤務した。1950年頃、立教大学講師、中央大学助教授としてフランス語を、1959年まで教えていた。
 1957年、脚本家としての活動を開始する。当初は『陽のあたる坂道 (小説)』など日活の映画を中心に脚本を手がける。脚本家では、本名の池田一朗で活動しており、隆慶一郎を名乗って活動したのは、晩年の作家活動期となった約5年間だけである。1957年に脚本家としての活動を始めて以降、20世紀後半の日本のテレビ・大衆向けの文芸活動を広く長く支えた存在であった。
 脚本家時代は映画、テレビドラマ問わず幅広い作品を手がけ、戦後日本のテレビドラマ史においても1970年代までを代表する脚本家の一人だった。脚本家としての代表作は映画『にあんちゃん』、テレビドラマ『鬼平犯科帳 (テレビドラマ)』。他にも『長崎犯科帳』・『破れ奉行』・『隠密奉行』・『大忠臣蔵 (1971年のテレビドラマ)』など多数あり、携わった作品の多くが、現在でもローカル局・時代劇専門チャンネルなどで繰り返し再放送されている。
 また、テレビドラマ版『右門捕物帖』5作品のうち、右門捕物帖 (1969年のテレビドラマ)・右門捕物帖 (1974年のテレビドラマ)・右門捕物帖 (1982年のテレビドラマ)の脚本に山野四郎と共に携わっている。
 1984年、『週刊新潮』で小説家として第1作『吉原御免状』を連載する。隆慶一郎は、この時より名乗った筆名である。小説家時代は時代小説を中心に執筆した。代表作として『吉原御免状』、『影武者徳川家康』、『一夢庵風流記』、『捨て童子・松平忠輝』が挙げられる。長らく脚本家として活動しており、小説家生活に入ったのが還暦を過ぎてからと遅く、小説家としては実働わずか5年だった。また急逝したこともあって、未完の作品、構想だけが編集者に語られるなどして残った作品も少なくない。ちなみに、還暦を過ぎるまで小説を手掛けなかった理由については、かつて師事した小林秀雄 (批評家)が存命の間は、とても怖くて小説は書けないと思っていたからという旨のことを語っている。
 処女作『吉原御免状』が直木賞候補作となり、結局は選に漏れたものの、下馬評の段階では新聞や文芸系のマスコミなどから最有力候補の一角に挙げられたことをきっかけとして、時代小説で一大センセーションを巻き起こした。隆の小説作品の特徴は、人物描写でもとりわけ男の生きざまや人情を書くのに非常に秀逸な点が第一に挙げられ、その内容も大衆文芸としての要所を確実に抑えつつも極めて良質な仕上がりを見せている。また、網野善彦らの中世近世史研究を大胆に取り入れ、それまで描かれなかった非農業民を中心とした庶民の歴史を描くことに成功している。
 その一つの象徴的な作品が『一夢庵風流記』である。「傾奇者(かぶきもの)」という言葉と前田利益という歴史上の人物が平成の世でメジャーになった背景を語る際には、この作品とこれを原作とした漫画化作品『花の慶次』、そして『花の慶次』のキャラクター群を用いて展開された様々な関連商品の存在を抜きに語ることはできない。
 1989年、日本映画プロデューサー協会賞特別賞、『一夢庵風流記』で第2回柴田錬三郎賞受賞。
 1996年に新潮社で『隆慶一郎全集』全6巻が刊行された。2009年9月より2010年7月にかけ同社で、新版『隆慶一郎全集』全19巻が刊行された。
 2010年10月に『「歴史読本」編 隆慶一郎を読む』(新人物往来社)が上梓された。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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出版日 : 2015/11/13
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062932257

家康をも唸らせた海賊奉行・向井正綱の活躍を描いた、隆慶一郎唯一の海洋時代小説。レジェンド時代小説シリーズで登場!
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出版日 : 2015/04/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062779999

大坂夏の陣、忠輝に出陣命令が下る。兄秀忠の底意地の悪い計画、父家康と兄秀忠の暗闘、宿敵柳生一族との確執。長編伝奇ロマン完結。
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出版日 : 2015/04/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062779982

凛々しく成長した忠輝は、越後福嶋藩の大名となる。しかし、途方もないエネルギーを持つがゆえ、兄の将軍秀忠と柳生宗矩に狙われる。
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出版日 : 2015/04/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062779975

徳川家康の第六子でありながら、容貌怪異なため、生まれ落ちてすぐ家康に「捨てよ」といわれた鬼っ子・松平忠輝の異形の生涯を描く。
出版日 : 2014/01/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062777315

関ヶ原合戦で家康は死んだ! 徳川家の秘事を知った柳生宗矩は、秀忠の命を受けて権謀術数の限りを尽くす……表題作ほか傑作短編集。
出版日 : 2014/01/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062777308

将軍家指南役となった柳生一族。尋常でない修行による技、一族の相克、死を見据えて生きる剣士の爽やかさを、独自の視点で描く!
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隆慶一郎/著 平岩弓枝/著 宇江佐真理/著 杉本章子/著 南原幹雄/著 山田風太郎/著 ほか
出版日 : 2009/12/25
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784043671069

江戸の不夜城、吉原を彩る女たちの悲哀を描く傑作アンソロジー!
出版日 : 1994/08/30
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101174198
出版日 : 1994/08/30
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101174181

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