全1件 (2016/12/20 ~ 2016/12/20)
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596517364
「そろそろ、ぼくも結婚して家庭を持ってもいいころだと思ってね」ランドの思いがけないプロポーズに、サラはからだをこわばらせた。父の突然の死でひとり取り残され、多額の借金を背負い込んでしまった。すると、父の長年の友人で実業界の帝王であるランド・エモリーが、サラの面倒をみると父に約束したことを理由に、一方的に結婚を迫ってきた。実はランドは、サラが少女時代にひそかに憧れていた男性だった。「ねんねのきみが、ベッドを死ぬほど怖がっているのはわかるが……」「父は愛のかけらもない人との結婚なんて望まないはずよ」彼は動揺す