【お知らせ】当サイトは、2024年2月末日をもって終了いたします。その後、しばらくしたのちサイトは閉鎖されます。

「川端康成」の書籍一覧(最新発売日情報)

全16件 (1951/10/17 ~ 2023/11/15)
 川端 康成(かわばた やすなり、1899年(明治32年)6月14日 - 1972年(昭和47年)4月16日)は、日本の小説家、文芸評論家。大正から昭和の戦前・戦後にかけて活躍した近現代日本文学の頂点に立つ作家の一人である。1968年、ノーベル文学賞受賞。
 大阪府出身。東京大学国文学科卒業。大学時代に菊池寛に認められ文芸評論などで頭角を現した後、横光利一らと共に同人誌『文藝時代』を創刊。西ヨーロッパのアバンギャルド文学を取り入れた新しい感覚の文学を志し「新感覚派」の作家として注目され、詩的、抒情的作品、浅草物、心霊主義・神秘的作品、少女小説など様々な手法や作風の変遷を見せて「奇術師」の異名を持った。その後は、死や流転のうちに「日本の美」を表現した作品、連歌と前衛が融合した作品など、伝統美、魔界、幽玄、妖美な世界観を確立させ、人間の醜や悪も、非情や孤独も絶望も知り尽くした上で、美や愛への転換を探求した数々の日本文学史に燦然とかがやく名作を遺し、日本文学の最高峰として不動の地位を築いた。日本人として初のノーベル文学賞も受賞し、受賞講演で日本人の死生観や美意識を世界に紹介した。
 代表作は、『伊豆の踊子』『抒情歌 (小説)』『禽獣 (小説)』『雪国 (小説)』『千羽鶴 (小説)』『山の音』『眠れる美女』『古都 (小説)』など。初期の小説や自伝的作品は、川端本人が登場人物や事物などについて、随想でやや饒舌に記述している。そのため、多少の脚色はあるものの、純然たる創作(架空のできごと)というより実体験を元にした作品として具体的実名や背景が判明し、研究・追跡調査されている。
 川端は新人発掘の名人としても知られ、ハンセン病の青年・北條民雄の作品を世に送り出し、佐左木俊郎、武田麟太郎、藤沢桓夫、少年少女の文章、山川彌千枝、豊田正子、岡本かの子、中里恒子、三島由紀夫などを後援し、数多くの新しい才能を育て自立に導いたことも特記できる。また、その鋭い審美眼で数々の茶器や陶器、仏像や埴輪、俳画や日本画などの古美術品の蒐集家としても有名で、そのコレクションは美術的価値が高い。
 多くの名誉ある文学賞を受賞し、日本ペンクラブや国際ペンクラブ大会で尽力したが、多忙の中、1972年(昭和47年)4月16日夜、72歳でガス燃料自殺した。なお、遺書はなかった。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
出版日 : 2023/11/15
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101002491

菊治は、かつて父の愛人だった茶の師匠・栗本ちか子から、茶会の案内状をもらう。菊治に、弟子である美しい令嬢を紹介するというのだ。ところが茶会には、令嬢だけでなく、栗本の後に父の愛人となった太田夫人と、その娘も現れて……。時代を超えて受け継がれていく茶器と、それを扱う人間たちの愛と哀しみの物語。ノーベル文学賞対象作品。菊治のその後を描く「波千鳥」(続千羽鶴)を併録。
出版日 : 2023/08/01
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101002484

空前のバレエブームに沸く戦後。バレエ教室を主宰する波子の夢は、娘の品子をプリマドンナにすることだった。だが、夫は家に生活費を入れてくれず、暮らしは苦しくなっていく。追い詰められる波子の心の支えは、かつて彼女に思いを寄せた男、竹原だった――。終戦後の急速な体制の変化で社会や価値観が激変する時代に、寄る辺ない日本人の精神の揺らぎを、ある家族に仮託して凝縮させた傑作。
cover
川端康成/著 森瑤子/著 山本文緒/著 唯川恵/著 山田正紀/著 宮本輝/著 群ようこ/著 ほか
出版日 : 2017/12/14
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087456806

「旅」「旅行」をキーワードに精選した短掌編16本を収録するアンソロジー。旅への期待感、まだ見ぬ土地への不安、遠くに来たことへの感慨……。さまざまな感覚が味わえる贅沢な一冊。(解説/西上心太)
cover
出版日 : 2017/10/25
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041061541

ノーベル賞作家が紡ぐ、不朽の傑作
cover
出版日 : 2017/08/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094064117

復刊!文豪・川端康成が残した幻の少女小説 めぐみとかすみは新制中学一年のクラスメート。赤の他人ながら瓜二つ、誕生日まで同じとあって、次第に仲良くなっていく。両親、弟、妹たちとにぎやかに暮らすのんびりやのめぐみと、母親と二人暮らしのちょっぴりわがままなかすみ。夏休み、めぐみはかすみに誘われて、親戚の“森田のおじさま”が住む鵠沼の家に遊びにいくが、寝食をともにするなかで、二人の心は微妙にすれ違っていく。十代ならではの気難しさと反発心。さらに、上級生・容子への憧れや、嫉妬。たびたび壊れそうになる二人の友情の行方は――。少女たちの複雑に揺れ動く胸の内が丁寧に描かれた傑作小説。 昭和を代表する小説家にして、日本人初のノーベル文学賞受賞者、川端康成。純文学作家として広く知られていますが、児童文学・少女小説も残しています。「親友」は、昭和29年から少女向け月刊誌『女学生の友』に15回にわたって連載された小説。連載終了後に単行本化されたものの、その後は復刊されることのなかった幻の秀作です。60年以上の時を経て、蘇ります。 【編集担当からのおすすめ情報】 「伊豆の踊子」「雪国」などの作品に登場する女性像とはまた趣の違う、少女たちのみずみずしい感性、複雑な胸の内が丁寧に描かれた傑作です。玉井徳太郎による連載当時のかわいらしいイラストも多数収録していますので、時代の雰囲気も味わうことができます。また、川端が戦前の昭和14年に『セウガク一年生』に寄稿した短編「樅ノ木ノ話」も当時の誌面のまま併せて収載。川端の、子どもたちに向けた思い、そして、川端文学の幅広さを感じることのできる貴重な一冊です。娘婿にしてロシア文学者・川端香男里氏の解説文に加え、川端康成氏ご本人を知る瀬戸内寂聴氏による文庫本解説文も必読です。
cover
出版日 : 2017/03/08
出版社 : 筑摩書房
ISBN : 9784480434166

表題作のほか、油・末期の眼・哀愁・しぐれなどを収録。高校国語教科書に準じた傍注や図版付き。併せて読みたい三島由紀夫の名評論も収めた。
cover
出版日 : 2016/06/07
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093522700

川端康成の珠玉の「青春小説」二編が甦る! 昭和33年に月刊誌「平凡」に連載されたものの、その後長い間単行本化されずに埋もれていた『遠い旅』は、青春を彷徨する若者の人生を描いた作品。 『川のある下町の話』は、恵まれない大衆の生活の重みと苦しみが渦巻く町で、必死に生きる若者たちの姿を描いた群像小説で昭和28年の作品。 川端青春小説が奇跡のカップリングで、いまここに甦る!
cover
出版日 : 2016/03/29
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101001272

新発見書簡にメディア騒然! 若き文豪が心奪われた少女・伊藤初代。「伊豆の踊子」の原点ともなった運命の恋を一冊に集成。
cover
出版日 : 2015/12/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093522472

川端康成「幻の少女小説」60年ぶりに復刊 新制中学1年生のクラスメートであるめぐみとかすみは、同い年で同じ誕生日。赤の他人なのに従姉妹と見間違えられるほど似ていた二人は、自然と「親友」になっていく。 “鵠沼のおじさまの家”での夏休み、先輩女生徒・容子へのほのかな憧れ、バザーで起きた小さな事件……些細なことでの行き違いで、その都度こわれそうになる少女同士の友情。そして、やがて二人に別れの日が訪れる。 ノーベル文学賞受賞作家・川端康成が昭和29年「女学生の友」に連載した幻の最後の少女小説が今、鮮やかに蘇る。 また、戦前に川端が「セウガク一年生」に寄稿した貴重な作品「樅の木の話」も収録。 巻末には川端の娘婿・川端香男里(ロシア文学者)氏の解説文も併せて収録した貴重な一冊である。 【編集担当からのおすすめ情報】 これまで埋もれていた川端康成の少女小説・復刻版!
cover
川端康成/著 富岡幸一郎/編集
出版日 : 2015/03/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062902632

全集以外の収録が稀な初期の作品や、著者の没後に発見された「雪国」の抄作など、川端文学の深奥に触れる、知られざる名作12編。
cover
川端康成/翻訳
出版日 : 2013/11/25
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309412610

竹から生まれた美しき姫をめぐり、5人の貴公子たちが恋の駆け引きを繰り広げる。日本最古の物語をノーベル賞作家による現代語訳で。
cover
出版日 : 2013/06/21
出版社 : 角川書店
ISBN : 9784041008461

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。
cover
川端康成/著 伊藤左千夫/著 牧村久実/著
出版日 : 2011/05/27
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062852173
川端康成/著 林芙美子/著 風間完/著
出版日 : 2009/02/27
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062826594
cover
出版日 : 1968/02/10
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041057025

孤独の心を抱いて伊豆の旅に出た一高生は、旅芸人の十四歳の踊り子にいつしか烈しい思慕を寄せる。青春の慕情と感傷が融け合って高い芳香を放つ、著者初期の代表作。
出版日 : 1951/10/17
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101001043

ピックアップ