泣きむしなのは、弱むしだから？　強くなりたい！　と願おうと神社に行ったそうたは、泣きたいと願うサワメという神さまと出会い…。

チャタロウの散歩に行くようにいわれたともきは夕方聞こえてきた不思議な声に誘われて公園に行きます。すると、そこには。

日本で初めて「保育園」と名づけた施設をつくり、明治～昭和時代、五千人の身よりのないこどもを救った佐竹音次郎の人生の物語。

少年が蝶に導かれて見た幻想は、さまざまな時代に生きたさまざまな人たち。彼らの生きたそのそばにあった「道」とは？

中学生のあかりは、祖母の家で「二ツ蝶」の家紋に出会い、自分のルーツに興味を抱く。残っていた資料を調べたあかりは、滋賀の高宮神社、兵庫の生石神社、京都の下御霊神社を訪ね、その場でスケッチをしながら先祖に思いをはせると……。戦国時代の徳川家康と少女、古墳時代の石工職人と巫女、幕末から明治にかけての坂本龍馬と菓子屋の孫娘と、時空を超えた先祖たちの三つの物語を、子孫である主人公のあかりがつなげていく。

自転車大好きの小学六年生の少年たちが繰り広げる物語。自然の中で体を動かすことで、体と心が一体になる世界を存分に味わえる一冊。