二人の小説家と一人の秘書。三人の女性達の、心理サスペンス。才能と容姿が生む嫉妬と猜疑心。そして、わたしは「わたし」を見失う。

コロナ禍で厳しい日々の続く飲食店業界。〈パ・マル〉でも、テイクアウト・メニューを考えたり、料理教室を始めたり……。そんな中でも、料理教室で起きたトラブル、ひとりでテイクアウトを買いにくる男子中学生の事情、自身のレストランにスタッフが定着しないのはなぜかと嘆く他店のシェフ等々、名探偵シェフ三舟のまわりには解くべき謎がいっぱい。待望のシリーズ第4巻。

三人の少女を巻き込んだ不可解な事件。その罪は誰のものなのか？三十年の時を経て明らかになる真実が胸に刺さる！　衝撃のミステリ。

愛犬を守るために、思いがけない罪を犯してしまったモデルの都。彼女を救うのは誰？　切なく心揺さぶるミステリー！

どうして人は、いちばん大切な人を傷つけてしまうのだろう？ 痛みの分だけ優しくなれる――秘密を抱える女たちの再出発の物語。

“身体の声が聞こえる”整体師探偵・合田力がコリをほぐして謎を解く！心の背骨がスッと伸びる、癒しと再生の長編ミステリー。

呪いをとくのは王子様じゃない、私自身だ――固まった心と身体がよみがえる整体師探偵・合田力シリーズ、第２弾！

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。変人シェフの三舟さんは絶品料理で客の心を？むだけでなく、客たちの巻き込まれた事件や、不可解な出来事の謎をあざやかに解く名探偵なのです。今回も、蝶ネクタイの似合う大学教師が海外研修中に経験した悲しい別れの謎、豚足をめぐる少年と母親の再婚相手との出来事など、胸を打つ話ばかり。ベリーのタルト、豚足料理、ブーダン・ノワール、タルタルステーキ……メインディッシュもデザートも絶品揃いです。

「懸賞付き犯人当て小説」に白井智之が登場！　近藤史恵〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ最新作。第11回創元SF短編賞選評掲載。

「肉を焼くことは、対話だ」ジビエを通して繋がる、ふたりの成長物語

あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った、ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。

25年前、カメラマンの祖父とモデルを務めた祖母が心中した。高校生の光介がそこに感じた違和感とは。切なくてさわやかなミステリー。

あなたの旅に、幸多かれ 青いスーツケースが運ぶ"新しい私”との出会い。 心にふわっと風が吹く、温もりと幸せをつなぐ物語。

少女たちが学園にまつわる謎と怪異を探る、青春ミステリ・ホラー

わたしはお姫様だった、彼女が自殺するまでは……。「サクリファイス」シリーズの著者による、少女たちの葛藤を描いたミステリー

梨園の御曹司の妻・美咲が本当に愛した男は、誰だったのか――。

小学二年の友梨は親友の里子が祖父から虐待を受けていることを知ったが――同級生三人が行き着く意外な人生とは。長編傑作。

人の命の重さに違いがあるのはなぜ？　初めての出産を間近に控えた遼子が実家に帰ると、以前と変わってしまった家族の姿があった……

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。変人シェフの三舟さんは絶品料理で客の心を？むだけでなく、客たちの巻き込まれた事件や、不可解な出来事の謎をあざやかに解く名探偵なのです。今回も、蝶ネクタイの似合う大学教師が海外研修中に経験した悲しい別れの謎、豚足をめぐる少年と母親の再婚相手との出来事など、胸を打つ話ばかり。ベリーのタルト、豚足料理、ブーダン・ノワール、タルタルステーキ……メインディッシュもデザートも絶品揃いです。

犬の終生看護を掲げる、老犬ホームは事件がいっぱい!?

歌舞伎子役と親同士を巡る、心理サスペンス 市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫（しらべひめ）役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉を俊介にやらせることに。そこから、秋司とその母親・由香利と、萩太郎の関係がこじれていく。そしてさらなる悲劇が……。サクリファイスシリーズから、ビストロ・パ・マルシリーズまで、幅広いジャンルで傑作ミステリーを発表しつづける著者が、長年あたためてきた作品がいよいよ文庫に。歌舞伎に詳しくなくても存分にスリルと感動を味わえる。

堕ちた英雄がツールに戻ってくる。不穏な空気を携えて――。チカと伊庭が世界最高の舞台を走る！「サクリファイス」シリーズ最新刊。

メンバー不足の自転車部に勧誘された正樹。走る楽しさに目覚める一方、つらい記憶が蘇り……青春が爆走する、ロードレース小説。

大学生の広太は卑劣な悪意で友人を死なす。罪の意識から逃避する広太は中国に行くがそこでは信じがたい事態が。読後に戦慄が走る小説

カメラマンだった祖父とそのモデルだった祖母。二人の死に秘密があることを聞かされた光介は……。海辺の町を舞台とした青春ミステリー。

わたしはお姫様だった、後輩が自殺するまでは……。「サクリファイス」シリーズの著者が、女たちの葛藤や嫉妬を鮮やかに描き出す

伝染病により「唇を合わせること」が禁じられた世界。先輩の死はその病ゆえなのか。少女が辿り着いた甘く残酷な真相を描くミステリー。

下町のフレンチレストラン、ビストロ・パ・マルのスタッフは四人。気取らない料理で客の舌と心をつかむ、変人シェフ三舟お得意のヴァン・ショーにはどんな物語が隠れているのか？　フランス修業時代もシェフは名探偵だったのです。

ブックガイドや芦原すなおミニインタビューなどで贈る「いま注目の女性私立探偵ミステリ」特集。近藤史恵、ビストロ〈パ・マル〉シリーズ読切掲載。新カバーで登場の最新号！

真緒と岳はパリで同棲中。ある日岳は日本人カップルと知り合い、奇妙な同居生活が始まる。それはやがて４人の関係を微妙に歪ませて…

出産で実家に戻った長女が感じた、仲のよかった家族に流れる隙間風。その正体とは？　家族の崩壊、命の価値を描く大藪賞作家の渾身作

歌舞伎子役と親同士の確執を描くミステリー 「美しい夢ならば、夢の中でも生きる価値がある」 『サクリファイス』で大藪春彦賞、第5回本屋大賞2位を獲得した、近藤史恵氏が長年温めてきた、歌舞伎の子役を主人公にしたミステリー。 市川萩太郎は、蘇芳屋を率いる歌舞伎役者。花田屋の中村竜胆の急逝に伴い、その息子、秋司の後見人になる。同学年の自分の息子・俊介よりも秋司に才能を感じた萩太郎は、ふたりの初共演「重の井子別れ」で、三吉役を秋司に、台詞の少ない調姫（しらべひめ）役を俊介にやらせることにする。しかし、初日前日に秋司のおたふく風邪が発覚。急遽、三吉は俊介にやらせる。そこから、秋司とその母親由香利との関係がこじれていく。さらに、秋司を突然の難聴が襲う。ふたりの夢である「春鏡鏡獅子」の「胡蝶」を、ふたりは舞うことが出来るのか…？ 【編集担当からのおすすめ情報】 とにかく読んでみてください。 歌舞伎に詳しい方も、そうでない方も、たっぷり楽しめます。 近藤史恵氏の淡々としながら緊張感のある描写に、あっという間にひきこまれると思います。

興奮度No.１自転車小説『サクリファイス』シリーズで明かされなかった、彼らの過去と未来――。感涙必至のストーリー全６編。

陸の孤島で起きた殺人をめぐり、屋敷に関わる者たちが疑心に陥る。悪意すら美しく描かれる新感覚ミステリー。著者講談社文庫初登場！

ビストロ・パ・マルへようこそ。絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ！　客たちの巻き込まれた不思議な事件や不可解な出来事。その謎を解くのは、シェフ三舟。傑作連作短編集。

年老いた犬を飼い主の代わりに看取る老犬ホームに勤めることになった智美。なにやら事情がありそうなオーナーと同僚、ホームの存続を脅かす事件の数々――。愛犬の終の棲家の平穏を守ることはできるのか？

第１０回ミステリーズ！新人賞決定号。受賞作・櫻田智也「サーチライトと誘蛾灯」＆選評掲載。近藤史恵〈ビストロ・パ・マル〉、高井忍〈柳生十兵衛秘剣考〉シリーズ読切短編等。

死ぬ覚悟も、誰かを傷つける恐怖も呑み込んで、走る。ひたすらに自分と向き合うために。シリーズ４作目、新たな舞台は大学自転車部！

部下や娘との意思疎通に悩む課長や事務所で二股をかけられたモデル——彼らをめぐる謎を凄腕清掃人キリコが解決する本格ミステリ

契約社員で入社。頑張ってようやく正社員になれたと思った途端に、辞めさせられた久里子。偶然出あった元同僚から妙な言葉を聞かされて

ファミレス“ロンド”を舞台に展開する謎の事件。窓際の老人は何を見たのか？ バイトの久里子はひょんなことから彼と親しくなるのだが

『サクリファイス』で話題の近藤史恵がおくる、究極の恋愛ミステリー

せっかく正社員になって頑張っていた会社をリストラされた久里子は実は自主退職扱いになっていたことを知る——その悲しい真相とは

不審な火事が原因で意識不明となった歌舞伎役者の妻・美咲。背後に秘められた二人の俳優の確執と愛憎劇を、今泉文吾が解きあかす

オフィスに起こる奇妙な事件。日常に潜む悪意のありかを、ビル清掃の女の子がぴたりと当てる。読後感爽快なキリコシリーズ第1巻

【第4回鮎川哲也賞受賞作】 得意客ぐるみ慰安旅行としゃれこんだ喫茶店〈北斎屋〉の一行は、瀬戸内海の真ん中に浮かぶＳ島へ。かつて新興宗教の聖地だった島に、波瀾含みのメンバー構成の男女八人が降り立つ。退屈する間もなく起こった惨事にバカンス気分は霧消し、やがて第二の犠牲者が……。孤島テーマをモダンに演出し新境地を拓いた、鮎川哲也賞受賞作。