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「黒井千次」の書籍一覧(最新発売日情報)

全5件 (2008/07/11 ~ 2018/10/24)
 黒井 千次(くろい せんじ、1932年5月28日 - )は、日本の小説家。本名、長部舜二郎。「内向の世代」の作家の一人と呼ばれる。日本芸術院長。息子はフジテレビプロデューサーの長部聡介。
 
 東京府下高円寺に、のち最高裁判事長部謹吾の次男として生まれる。東京都立西高等学校から1955年東京大学大学院経済学研究科・経済学部卒業、富士重工業へ入社し、サラリーマン生活のかたわら、創作を行う。新日本文学会に入り、1958年に『青い工場』を発表し、当時の労働者作家の有望株として、八幡の佐木隆三、長崎の中里喜昭たちとともに注目された。また、『文学界』に『メカニズムNo.1』を執筆。労働現場の矛盾を心理的な側面から描く手法で注目された。
 1968年に『聖産業週間』で芥川龍之介賞候補となり、1970年に『時間』で芸術選奨新人賞受賞。同年に富士重工を退社、作家活動に専念。この時、会社側から社業に専念できない人物を会社は雇うつもりはないと言われたという。その後、1984年に『群棲』で谷崎潤一郎賞、1995年に『カーテンコール』で読売文学賞(小説部門)、2000年日本芸術院会員、2001年に『羽根と翼』で毎日芸術賞、2006年に『一日 夢の柵』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。2010年芸術院第二部部長。2014年日本芸術院長、文化功労者。
 1987年から2012年まで芥川龍之介賞の選考委員を務めた。現在、毎日芸術賞、伊藤整文学賞選考委員、文化放送番組審議会委員長を務めている。また、日本文藝家協会の理事長も2002年から2007年まで務めていた。
 阿刀田高とは高校の文芸部時代の知己。遠藤周作と共に「宇宙棋院」を主宰。
 日本中国文化交流協会副会長・理事長。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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出版日 : 2018/10/24
出版社 : 講談社
ISBN : 9784065133095

隣に住む父の書斎から出てきた古い書類。それは戦前思想検事だった父が、「思想犯の保護を巡って」自己の所信を記した報告書だった
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出版日 : 2018/09/13
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523479

恋と政治に揺れる東大生を活写した青春小説 昭和20年代後半、文学への志を抱えながらも東大・経済学部に進んだ倉沢明史は検事である父の呪縛に抗いながら、己が人生を模索していた。 朝鮮戦争、血のメーデー事件、米国によるMSA援助の見返りとしての日本の再軍備問題と、時代は熱い政治の季節――。 その一方で家庭教師先の人妻・麻子に胸を焦がし、自らの欲望に悶々とする。そして、失ったはずのかつての恋人・棗との再会。 “内向の世代”を代表する作家・黒井千次が「春の道標」の後日譚として、彷徨する生真面目な青年の内面を繊細に描いた自伝的青春小説の完結編。復刻記念に著者のあとがきを特別収録。
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出版日 : 2017/09/05
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523141

戦後間もない時代を描いた自伝的青春文学 旧制中学から新制高校へと移行する時代、高校2年生の倉沢明史は、通学途中に出会った中学3年生の美少女・棗に惹かれていく。文学に憧れ、政治にも熱い関心を寄せる明史だが、幼なじみの慶子との接吻もあって心は千々に乱れる。 武蔵野の美しい四季を背景に、物資は満足にないけれど心豊かに生きる若者たちの甘く、ほろ苦い思春期の恋愛を叙情的に描いた青春小説の傑作。“内向の世代”を代表する著者が、今回あとがきを特別寄稿。
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黒井千次/著 後藤明生/著 黒井千次/著 阿部昭/著 坂上弘/著 古井由吉/著
出版日 : 2016/01/09
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062902977

後藤明生、黒井千次、阿部昭、坂上弘、古井由吉の初期短中篇を黒井氏が精選。再評価の声が高まる「内向の世代」の、必読アンソロジー
出版日 : 2008/07/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062900171

武蔵野に実在する不思議な土地の名が初老期の男達に垣間見せる青春の残像。時間と空間の交点に人生を映し出す。

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