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「いしいしんじ」の書籍一覧(最新発売日情報)

全19件 (2006/10/13 ~ 2024/04/12)
 いしいしんじ(1966年2月15日 - )は作家。本名、石井慎二。大阪府大阪市出身。万代池のそばで生まれる。男4人兄弟の次男。京都大学文学部仏文学科卒業。京都市在住。既婚、1男あり。身長181cm、体重65kg。
 
 父は塾講師。5歳の時、話を書き始め、歌をつくる。高校生のころ、画家を志すが、知り合いにやめたほうがいいと言われた上に、芸大受験は失敗した。京都大学卒業後、リクルートで雑誌編集に従事。いわゆる奇人で、ある日「シーラカンスの刺身を食べてみたい」と思い立ち、会社から休暇をもらい、シーラカンスの刺身を求めてコモロを訪れる。旅行で書き溜めた日記が注目を集めデビューし退職。自身の小説に挿絵を書くことも多いが、イラストレーターではないとしている。隅田川のそばで13年(炊き出し目当てで公園で寝泊りすることもよくあった)→三浦市→松本市→三浦市を経て、2010年2月から京都市在住。カメラマンの石井孝典は双子の弟。
 
 ペンネームが「いしいしんじ」とひらがな表記である理由は、特にない、としながらも、5歳で書いた処女作が「いしいしんじ」表記だったことに由来するということである。
 自己所有の蓄音機を、「コロちゃん」(ポータブル型)、「ワンちゃん」「ムーンブーツ君」(家具サイズの大型)などと名づけて、とても可愛がっている。
 趣味はレコード収集、歌舞伎観劇、茶道表千家(1999年から)、落語鑑賞(但し笑点メンバーは除く)。愛読書は、赤塚不二夫『天才バカボン』など。バカボンのパパを理想の人間として目標にしている。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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出版日 : 2024/04/12
出版社 : 筑摩書房
ISBN : 9784480439468

幻想と現実のあわいに仕舞われた、すこし変てこで愛しいできごと。一つひとつのおはなしが静かな奇蹟をよぶ、光にみちた小説集。書き下ろし短編も!
出版日 : 2023/12/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784065340356

「桐壺」帖から「葵」帖までの9帖を原文に忠実に訳し、“今”の京都の声でよみがえる、あたらしい源氏物語!
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出版日 : 2019/12/19
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087440584

よはひ=生まれてから重ねてきた時間(齢)。おはなし好きの父親とその子どもピッピが、様々な時間を旅する。27編のきらめく物語。
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出版日 : 2019/09/07
出版社 : リトルモア
ISBN : 9784898155103

いしいしんじ 3年ぶりの小説集―― 『マリアさま』 2000年~2018年のあいだ、様々な媒体で書きためられた短篇・掌篇より、 「新生」をテーマに、27篇、選りすぐりました。 - - - 森羅万象きらめく、 片隅で掬われた、って、 これは、そんなおはなし。 - - - 動かなくなったトビをぷいと吐きすて、私は再び身構えました。ばさばさとトビたちがはばたく気配がします。私は、もう見えない目でにらみつける。 ――「犬のたましい」 本日は、祖父、晴臣をしのぶ会にお集まりいただき、まことにありがとうございます。孫の新子と申します。 ――「とってください」 ごほり、ごほり、と濁った咳をティッシュペーパーでうけ、いいかい、と目線でたずね、こちらがうなずくとてのひらの上で紙をひらいてみせた。溶けたチョコレートのような粒々がそこにあった。「土だよ」 ――「土」 「こんばん、西の山へいってみないか」横顔をむけたまませせらぎは黙っている。ゴトリ、ゴトリ、水車がまわり、だんだんとそれは、足もとの地面がゆっくり回転する音にきこえだした。せせらぎの手は砧を撫でつづけ、俺はふうと息をつき、川辺を離れた。 ――「せせらぎ」 今日みたいにドライブがてら、「おそと」で音を拾って歩く姿を、わたしは物心ついたときから見なれている。十代半ばからは、京町家に泊まりにいった翌朝には、ほぼ決まってわたしを連れ、ケンチさんは「おそと」へでかけた。まるで、かたく閉じかけていたわたしの窓を、外いっぱいにひらくように。 ――「自然と、聞こえてくる音」 虎は身を揺らせながら銀座通りを歩いている。歩行者天国ならぬ虎天国である。さすが銀座通りだ、と思う。 ――「虎天国」 他、全27篇。「物語」の力、「物語」を読む時間を、大切に思える、一冊です。
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出版日 : 2019/08/06
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167913304

「ええ声」を持つ赤ん坊〈なにか〉はいかにして「悪声」となったのか。ほとばしるイメージ、疾走する物語。命の連なりを記した長篇。
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いしいしんじ/著 石川直樹/著 岩瀬成子/著 桂南天/著 高橋久美子/著 西尾勝彦/著
出版日 : 2019/07/29
出版社 : ループ舎
ISBN : 9784990978211

「靴」をテーマに広がる小説、エッセイ、すべて書き下ろしの6作品を収録。家族の話から登山家の話、はたまた落語界の話まで。
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出版日 : 2018/12/22
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101069333

「四国って土地だから行政からほっといてもらえるのかもしれない」二年に一度、村の全員で住む場所を移す「村うつり」。私は“足” を澄ませ、移った故郷を探す(「ふるさと」)。三崎の若い漁師達は遭難し、マグロになった。海に飛び込もうとする彼らを 咤したのは船頭の大マグロ。励まされ、必死に漁を続けると──(「野島沖」)。生も死もほんとうも噓も。物語の海が思考を飲みこむ、至高の九篇。
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いしいしんじ/著 大竹昭子/著 近藤良平/著 千葉聡/著 広瀬裕子/著
出版日 : 2018/05/24
出版社 : ループ舎
ISBN : 9784990978204

それぞれの視点が光る、「靴」をテーマした小説やエッセイがギュッと一冊に。著者に聞く「靴にまつわるQ&A」も収録。
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出版日 : 2016/06/30
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784104363049

グランドピアノとともに浜に流れ着いた一人の少女。命を育み、ときに奪う、水の静けさ、怖さ、あたたかさ。水でつながる九つの物語。
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出版日 : 2016/01/05
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087716412

成長する子どもの時間、老いゆくお年寄りの時間、イヌが感じる時間など、生きもののように伸び縮みする「時間」(=よはひ)をテーマにした27編。幻想と現実のあわいを描く、著者の新たな代表作。
出版日 : 2015/08/26
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309024042

ヴァージニア・ウルフ、パブロ・ネルーダ、アルフレッド・ウォリス…、世界的表現者と航海をともにした慎二が見た光景とは――。
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出版日 : 2015/06/20
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163902883

「ええ声」を持つ「なにか」はいかにして「悪声」となったのか――ほとばしるイメージ、疾走する物語。著者入魂の書き下ろし長編。
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出版日 : 2014/07/29
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101069326

十ヶ月をかけて火山のようにふくらんでいった園子の腹。いのちの誕生、その奇蹟を描く物語。
出版日 : 2012/04/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167801885

屋島の塩、人形浄瑠璃、特急しまんと、それぞれの巡礼路、鳴門の渦、阿波の藍染……。四国を舞台に紡がれる摩訶不思議な物語世界
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いしいしんじ/著 戌井昭人/著 西村賢太/著 藤谷治/著 誉田哲也/著 升野英知(バカリズム)/著 ほか
出版日 : 2012/02/03
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094086874

日本のどこかを描いた新しい小説集第二弾 漁師たちが、伝説のマグロと奇妙な遭遇をする『野島沖』。来世をセミとして生きる男が主人公の『来世不動産』。交際相手の女性が出先から纏ってきた匂いをもとに話が転じる『肩先に花の香りを残す人』。江戸の酒問屋に嫁いだ元花魁に駄賃をねだろうとする父に災厄が訪れる『続すみだ川』。戦時中から残る建物を改築した謎のホテルを舞台にした『ダラホテル』。暴力的な恋人から逃れ、姉とともに郷里へと向かう妹の顛末を描く『帰省』。ある日、高校生の集団を突如襲った謎の物体Xが世界を変えてしまう『微塵島にて』。日本をテーマに描いた新しいかたちの小説集の第二弾。
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いしいしんじ/著 栗田有起/著 西加奈子/著 藤谷治/著 森絵都/著 池田進吾/著
出版日 : 2012/01/07
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094086812

日本のどこかを描いた意欲的な小説集 突然、左半身だけになってしまった男が、長野・松本での人生最初の記憶と邂逅する『T』。世間の流れに乗れない二十代半ばの仲良し三人組女子が日光への旅であることに気づく『猿に会う』。一万五十歳で生を閉じたはずの河童らしき生物が思わぬ場所に漂着する『極楽』。デザイン事務所見習いの男が謎のインク製造所で働くことになる『赤、青、王子』。江戸の酒問屋の跡取り息子と吉原の花魁との恋の顛末を描いた『すみだ川』。ある習わしに縛られた岡山の一族から脱出した女優の生涯を綴った『東の果つるところ』。日本のどこかを描いた意欲的な短編集。 【編集担当からのおすすめ情報】 2月刊行予定の「東と西 2」とあわせ、二か月連続の刊行となります。
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出版日 : 2008/11/27
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163277004

鳴門の渦、阿波の藍染め、果てしない巡礼路……四国を舞台に展開する、目もあやな、やさしく深い〈いしいワールド〉のマジック
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出版日 : 2008/11/22
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784043918010

物語の魔法つかいがおくる、愛しき短編集
出版日 : 2006/10/13
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062755252

小さな村のプラネタリウムに捨てられたふたご。一人は手品師に、一人は星の語り部になった。彼らが生まれ持っていた役割とは?

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