全10件 (2014/12/01 ~ 2020/11/21)
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596135445
彼は私を覚えているだろうか?
あの日より、大人になった私を。
シャーロットはロンドンの大企業で働く社長秘書。
だれからも親しまれ、だれからも愛されて、
だれの目にも幸せな二十歳だった。
けれど、彼女の真実の心を知る者はいなかった。
カリブ海へと休暇旅行に旅だつ前の日、
シャーロットは親友に心の秘密をうちあけた。
そこには初恋の男性が――シャーロットを子ども扱いして、
相手にしてくれなかった年上の富豪、リーアムがいるのだと。
4年が経った今、彼との再会のときを前に、
シャーロットは胸を締めつけられていた……。
ロマンス界の大御所アン・ウィールが1970年に書いた作品。年を経ても色褪せぬ、都会的な作風と古典的なバージンヒロインのコントラストをご堪能ください。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596590312
地味な秘書ジェーンにとって、それは心躍る一夜になるはずだった。
家主の老婦人の代理で、豪華なパーティに出席することになったのだ。
年代物の高価なドレス、流行の髪型とメーキャップ、きらめく宝石――
大変身した彼女は、今夜は別人になりきって楽しもうと決心する。
そして、ジェーンは理想の男性アダムに出会った。
裕福な実業家一族の御曹司である彼の話を夢見心地で聞きながら、
平凡な自分が恥ずかしくなったジェーンは、偽の電話番号を教えてしまう。
二人の世界は違いすぎる。もう二度と会うこともないでしょう……。
無理矢理そう思い込み、ジェーンはアダムを忘れようと努める。
数カ月後、思いも寄らない再会が待ち受けているとは知る由もなく。
アン・ウィールは、ハーレクイン黎明期を支えた大御所作家のひとりです。行間から立ち上る上品な雰囲気は、いまも多くのファンに愛されています。冴えないジェーンと年上の英国紳士アダムの、クラシック・ロマンスをお楽しみください。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596132376
裕福な夫妻にベビーシッターとして同行し、順調にヨーロッパ周遊旅行を続けていたポリー。ところが嫉妬深い妻から夫を誘惑したと疑いをかけられ、突然解雇されてしまう。弟になけなしのお金を貸した直後で南仏からイギリスに帰る旅費もなく、困り果てていたところ、イタリア系の魅力的な男性に出会った。ラウルという名の彼は、後見している子の世話を頼みたいと言い、豪華なクルーザーにポリーを招待した。だがふとした隙に船は出航、気づけばポリーはコルシカ島の城で囚われの身となり……。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596937810
偶然立ち寄った書店で、ローリアンは背の高い男性に心奪われた。瞬時に惹かれあったふたりが親密な空気に包まれたのもつかのま、彼の名を聞いたとたんローリアンは凍りつく。いかにも大富豪然とした彼の正体はオリバー・ソーンハム――幸福な少女だった私から、美しい島での暮らしと愛する父を奪った男。13年間顔を合わせていなかったとはいえ、よりによって、ずっと憎み続けてきた相手にときめくなんて……。激しい怒りを押し殺しながら、ローリアンは冷ややかに告げた。「放して。あなたは私の好きなタイプじゃないの」
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596132024
「これは驚いた。まさか君とまた会うことになろうとは」リンデンは思いがけないランダルとの再会に、顔を赤らめた。新任の助産師として地元の名家の妊婦を担当することになったが、まさかそれが彼の義妹で、しかも彼が当主だったなんて……。ランダルとの出会いは忘れもしない。偶然乗り合わせた列車で、なぜか彼女に皮肉めいた言葉を投げつけ、嘲笑したのだ。リンデンは懸命に平静を装って挨拶の言葉を返した。ところがどうしたことだろう、何度も屋敷を訪れるうちに、彼女は自分が彼の姿を捜していることに気づいて愕然とする。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596904423
サバンナは昼はモデルとして働き、夜は病身の母を介助しつつ、兄弟たちの面倒もみるという忙しい日々を送っていた。あるとき、撮影のために西インド諸島へ赴いたサバンナは、ホテルで偶然、金融界の大立者ジェイゴと出会い、ひと目で惹かれる。6日後には彼からプロポーズされ、あまりに急な展開に戸惑いながらも、彼女は幸せを噛みしめた。だがそれも束の間だった。ロンドンへ戻り、結婚式の準備の合間、ジェイゴから驚くべき事実を告げられたのだ。君を愛してはいない。僕は財産を、君は美と子供を提供し合う。愛情で結ばれた夫婦はすぐに壊れる。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596904188
アーモレル――海の住人という意味の名を持つ彼女は、3歳で伯母に引き取られ、南太平洋の孤島で育った。あるとき伯母と乗ったボートで嵐に遭い、伯母は死亡。彼女は6週間も漂流したあげく、無人島の渚に打ち上げられた。アーモレルを救ったのは、近くをヨットで航海していた、イギリス人実業家のショルト・ランサムだった。彼はアーモレルを連れ帰って静養させた後も、学校に通わせ、彼女の“後見人”として、卒業後も何かと面倒を見てくれた。美しいアーモレルの周辺に、やがて若い男性が集まるようになる。だが彼女は、命の恩人であるショルトを
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596130501
貧しい生まれで両親も亡く、苦労を重ねたアンドレアは、堅実に人生を送ることを何より大切に考えていた。だから、年上で謎めいた資産家ジャスティン・テンプラーから「一生、金には困らせないよ」と突然のプロポーズを受けたとき、アンドレアはこれが答えなのだろうと思い、謹んで受けた。めくるめく愛や、甘いロマンスを夢見ないわけではないけれど、わたしには一生訪れないものだから、と淡い憧れに鍵をかけて。魅力的な外見と知性を併せ持つ、理想的な夫との生活が始まった。だが美しい人形のような妻は、やがて知ることになる。寂しさと虚しさが
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596903099
スージーはイギリスの田舎町で秘書をして身を立てていた。だがあるとき、ひょんなことから世界的な実業家であるウルフ・バイナーに引き抜かれ、生活が一変する。本拠地はニューヨーク。ファーストクラスでロンドン、パリへ。ホテルは常に五つ星で、カリブ海へのバカンスへも同行する。ハンサムでセクシーなウルフは、完全な独身主義者で、世界中に愛人がいるような男だが、ボスとしては完璧だった。どうして彼に惹かれずにいられるの……?ある夜、ついにスージーは屈した。ウルフの如才ない誘惑に。彼女が初めてだと知ったあとの彼の反応など、思い
出版社 : ハーレクイン
ISBN : 9784596936318
スペイン、カタロニア地方――遠い異国の地へ呼び寄せられ、祖父と暮らしていたルシンダは、その祖父が亡くなったいま途方に暮れていた。故郷のイギリスへ戻っても、頼る相手も仕事もない。思い悩むルシンダのもとへ建築家のディエーゴが訪れる。彼は幼い娘の住み込みの世話係を探していて、ルシンダの噂を聞きつけてやってきたのだ。ところがディエーゴは彼女をひと目見るなり、はねつけた。「だめだ……あなたは若すぎる」