全11件 (2016/06/05 ~ 2020/05/13)
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596134936
月の妖精が奏でる旋律が、
傲慢な富豪の心を開かせた。
事故で記憶喪失になった親友を見舞ったリオは、
親友の兄で会社社長のリュサンドロスとでくわし、動揺した。
6週間前まで二人は熱いデートを重ねていた。
ところが、彼に純潔を捧げようと心に決めた日、リオは不運にも
暴漢に襲われてしまう。リュサンドロスに会う勇気はなく、
真実も告げられぬまま、泣く泣く姿を消したのだった。
うつむく彼女に、リュサンドロスは意外な言葉を投げかけた。
「妹が記憶を取り戻すまで、恋人のふりを続けてくれないか」
胸に広がる切ない痛みを抑えて、リオは黙ってうなずいた。
ハーレクイン・ロマンスの定番テーマ“偽装恋人”を、レイチェル・トーマスが涙を誘う感動作へと昇華させました。とくに印象的なのは、ヒロインがヒーローのためにピアノで《月光ソナタ》を弾くシーン。まるで映画のように美しく、心を揺さぶられます。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596134189
家名のために男の子が欲しい億万長者。
その非情な求婚を、愛と誤解したなんて。
振り向いたエミーは、ふくらみかけた自分のおなかに手をあてた。
一夜をともにしたマルコが、ニューヨークの大富豪だったなんて!
マルコは彼女の職場に突然現れ、自分に子供ができたと知ると、
家族が欲しいと言って結婚を申しこんできた。
私がイギリスから引っ越さなければならなくても、
彼は贅沢な生活をちらつかせれば問題ないと思っている。
それでもマルコの父が病気と聞くと、エミーは婚約を受け入れた。
この再会は運命で、彼がくれた婚約指輪を愛の証と信じられたら。
だがマルコは男児の誕生を願い、彼女を利用する気でいて……。
R・トーマスは“日常の中の非日常”を描くのが巧みな作家です。平凡な毎日を送るヒロインの前に、いきなり大富豪のヒーローが現れ、夢のようなプロポーズ――けれど引き換えに、彼女は大切な家族や仕事を捨て、見知らぬ街で暮らすことを迫られるのでした。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596133762
こんな残酷な運命があるかしら?
別れを決意した直後に身ごもるなんて。
「ぼくは君を愛せない。だから別れるしかない」
富豪の夫マックスに宣告され、リーザは泣く泣く別居に同意した。
だが、離婚に向けて話し合いを進めているさなか、
ふとした弾みで情熱が甦り、ふたりはベッドを共にする。
2カ月後のクリスマス、予期せぬ妊娠に動揺するリーザは、
事実だけでもとマックスに伝えるが、意外な返事が返ってきた。
「離婚はやめて、ふたりで子どもを育てよう」
私を愛してもいないのに? いったい何を考えているの?
凍りついたリーザに、マックスは驚くべき提案をした。
新人離れした落ち着いた筆致で読ませる作家、レイチェル・トーマスが、愛なき夫婦の愛の復活をドラマティックに描きます。別居中の夫婦に届いた、思いがけないクリスマスの贈り物とは……?
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596133700
借金のかたに売られたも同然なのに、
なぜ彼を愛さずにいられないの?
リディアは亡父の莫大な債務を肩代わりするはめになり、
債権者である銀行のCEO、ラウルとの話し合いに臨んだ。
「僕と結婚すれば、きみの父親の借金は清算される」
この人は何を言っているの? リディアは唖然としたが、
どうやら生前、父は実の娘を担保として差しだしていたらしい。
だが、リディアはかつてラウルから手酷い侮辱を受けており、
彼ほど傲慢な億万長者と結婚するなどまっぴらだった。
すると、まずは同居をしてもらう必要があるとラウルが続け、
悩ましい視線が絡みついた。ああ、やはり彼は危険すぎる……。
若手ながら確かな筆致で読ませると評判のレイチェル・トーマス。今作では、父親の遺した多額の負債を抱え、ヒーローから強引に便宜結婚を迫られるヒロインの揺れ動く心を繊細に描いています。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596133366
どんなに傷つけられても、
あなたをずっと待っていた。
自動車修理工場で働くセイディは新入りの整備士を見て驚いた。
4年前、目眩く週末を過ごしたあと、別人のように冷酷に
親の決めた許婚の元へ去ったアントニオと瓜二つだったのだ。
いいえ、人違いよ。イタリア屈指の名家の御曹司が、
こんな小さな工場で機械油まみれになって働くはずがない。
だが、魅力的な笑顔の彼に日々口説かれているうち、
セイディは心を奪われかけている自分に気づいて動揺する。
しっかりしなくては。私には誰より大切な人がいるのだ──
アントニオとの愛の結晶である幼い息子が。
気鋭の新人作家が描く、ドラマティックなシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。ヒロインの前に現れた謎の男の正体、そして彼の目的とは? 読み進めるほどにぐいぐい引きこまれる秀作です!
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596132796
愛を信じない偽りの夫を、
まさか愛してしまうなんて……。
なんてすてきな人なの……。仕事で異国に赴いたエマは、
仕事相手の孫だというニコライに一目で心を奪われた。
彼はニューヨークに住む有名な大富豪だが、
大切な祖母のため、20年ぶりに故国に帰ってきたのだという。
彼の圧倒的な魅力の虜となったエマは純潔を捧げてしまうが、
翌朝、残酷な現実に打ちのめされる。名刺を残し、彼は消えていた。
2カ月後、妊娠したエマはニコライを訪ねて事実を告げるが、
彼から放たれた言葉はあまりに冷たいものだった。
「この困った状況の解決には結婚しかない。つまり経済的援助だ」
話題のレイチェル・トーマスが今回挑むのは、悲しい過去を抱えたヒロインとヒーローの愛なき結婚の物語。母に捨てられ、幼い妹を支えながら懸命に生きてきたヒロインが、小さな命を守るためだけの結婚を通して、真の愛に目覚めていく様子が丁寧に描かれます。
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596132567
純潔を捧げたイタリア富豪に、
愛なき結婚を強いられて……。
「君のおなかに僕の子がいる以上、結婚するしかない」
仕事の都合で妻を必要としているダンテの苦々しげな言葉に、
パイパーははるばるローマまでやってきたことを悔やんだ。
2カ月前、パーティ会場でウエイトレスをしていたパイパーは
彼の誘惑に抗う術もなく純潔を捧げ、小さな命を宿したのだった。
悪名高いプレイボーイ富豪のゴシップ報道を沈静化するため、
彼と熱烈に愛し合っている婚約者のふりをするなんて……。
とまどい、傷つきながらもパイパーは契約書にサインした。
わが子の人生に愛情深い父親を与えてやりたい一心で。
人気作家競作シリーズ〈四富豪の華麗なる醜聞〉の2話目にあたる本作では、ローマの華やかな社交界で熱愛中の婚約者を演じるはめになった二人の熱く切ない愛が描かれます。前作同様、どこまでもゴージャスでセクシーな大富豪ヒーローの魅力をご堪能ください!
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596132468
私の宝物を目の前でかすめ取った盗人に、
なぜ心まで盗まれてしまったの?
PR会社を経営するビアンカは、病に臥す祖父から
家宝のブレスレットを取り戻してほしいと懇願された。
ところが、オークションに出品されていたその品は、
彼女が落札する寸前に高値をつけた人物に競り落とされてしまう。
リーヴ・ドラグノフ──ビアンカの兄の仇敵である大富豪に。
ニューヨークの社交界入りを狙う野心家の彼は、
ビアンカの弱点を見て取り、屈辱的な交換条件を持ちかけてきた。
3カ月間彼の婚約者のふりをすればブレスレットは譲る、と。
承諾したビアンカは、早速彼から責め苦のようなキスを受け……。
イタリアの名門ディ・シオーネ家の秘宝が呼びよせる奇跡のロマンスを描いたシリーズ〈ディ・シオーネの宝石たち〉第3話をお届けします。大富豪リーヴがビアンカに近づいた哀しい理由とは……?
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596132291
愛する人の子を産む――それはデスティニーの見果てぬ夢だった。支配的な両親に従い、父の乗馬学校で身を粉にして働く日々。だが、そんな日常をひとりの男性が強烈に揺るがした。野性的な力強いオーラ、全ての女性の心を溶かすほど美しい顔立ち。中東の富裕国からやってきた彼にシークの愛馬の治療を依頼され、その支配的な態度に激しく反発しながらもデスティニーは了承した。2日後、王宮に通されて彼と再会したデスティニーは狼狽し、たどたどしい口調で尋ねた。「あなたはシークの側近でしょう?」「ぼくはこの国のシーク、ザフィール・アル・ア
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596131850
辣腕実業家サントスのオフィスを訪ねたジョージナは、開口一番に言った。「ビジネスとして私と結婚してほしいの」初対面の相手にこんな大胆な提案をするなんて、人生初の快挙だ。サントスの弟と結婚の約束をしているジョージナの妹の話では、彼ら兄弟の亡父の遺言で、家業を継承するのは先に結婚した者のみ。サントスが弟の結婚に猛反対しているのは、そのせいだという。大切な妹のため、姉として便宜結婚を申し出るのは自然なことよ。思いつめた様子のジョージナを品定めするように眺めていた彼が、不敵な笑みを返した。「僕に必要なのは偽ではない
出版社 : ハーパーコリンズ・ジャパン
ISBN : 9784596131652
光溢れるギリシアのサントリーニ島で休暇を過ごしたセリーナは、イギリスに帰って間もなく、妊娠に気づいた。子供の父親は、島で出会ってすぐに恋に落ちた漁師のニコスだ。ところが、彼に真実を告げようとふたたび島を訪れたとき、セリーナは驚くべき事実を知る──嘘でしょう? 彼がギリシア屈指の海運王だったなんて!しかも再会したニコスはまるで別人のように冷たく、自分の後継者を婚外子にはさせないと厳しく言い放つ。まるで取引のように結婚を提案する彼に、セリーナは凍りついた。