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「大佛次郎」の書籍一覧(最新発売日情報)

全22件 (2007/10/12 ~ 2021/01/07)
 大佛 次郞(おさらぎ じろう、1897年(明治30年)10月9日 - 1973年(昭和48年)4月30日)は、日本の小説家作家。神奈川県出身、本名は野尻 清彦(のじり きよひこ)。『鞍馬天狗 (小説)』シリーズなど大衆文学の作者として有名な他、歴史小説、ノンフィクション、さらには歌舞伎や童話などまでを幅広く手がけた。作家の野尻抱影(正英)は兄。
 
 神奈川県横浜市英町(現・横浜市中区 (横浜市))に生まれた。道成寺の山門の再建や本堂の修復などを手がけた宮大工・仁兵衛の子孫にあたる。父政助は1850年(嘉永3年)5月27日、紀伊国日高郡藤井村(現和歌山県御坊市藤田町)で源兵衛の長男として生まれ、19歳の時に明治維新を経験して「狭いふるさとを出て、広い世界で活躍したい」と、和歌山市の倉田塾(吹上神社の神主・倉田績の家塾)に入り、その後日本郵船に入社、勤勉実直な人だった。清彦が生まれた時は単身赴任で宮城県石巻市支店に勤務しており、その後四日市市に移った。『文芸倶楽部』に狂歌を投書して入選するなど文芸趣味の持ち主でもあった。
 横浜市立太田尋常小学校に入学後、二人の兄が東京の大学に通うために、数か月で東京に転居し、新宿の新宿区立津久戸小学校に転校。『少年世界』に「二つの種子」と題する作文を投書し、『少年傑作集』(1908年)に掲載された。1909年に父が定年退職して一緒に住むことになり、白金 (東京都港区)に転居し、港区立白金小学校に転校。東京都立日比谷高等学校時代の1912年に兄正英が言語学者の大島正健の娘と結婚し、その親戚付き合いで伊藤一隆の子供たちなどとも親しくなった。外交官を目指して一中から第一高等学校 (旧制)のフランス法科に入学した。寄宿寮に入り、野球や水泳に熱中し、歴史と演劇に関心を持っていた。知遇のあった博文館の竹貫佳水が雑誌『中学世界』の主筆になった縁で、1916年に一高の寮生活をルポルタージュ風にまとめた小説「一高ロマンス」を連載して1917年に出版。また校友会雑誌に小説の習作を発表。
 父の強い希望で東京大学法学部政治学科に入学。在学中には東大教授吉野作造が右翼団体浪人会と対決した「浪人会事件」で吉野の応援に駆けつけた。また有島武郎のウォルト・ホイットマンの詩を読む「草の葉会」に出席したり、『中央美術』誌に翻訳を寄稿したりした。本代のかさむのに窮し、兄抱影が編集長となっていた研究社の雑誌『中学生』に、海外の伝奇小説の抄訳や、野球小説の創作を掲載した。仲間と劇団「テアトル・デ・ビジュウ」を結成、畑中蓼坡による民衆座の公演「青い鳥」にも協力・参加し、これに光の精役で出演していた吾妻光(本名・原田酉子)と、1921年2月に学生結婚する。同年にはロマン・ロラン『先駆者』を翻訳して出版、また菅忠雄らと同人誌『潜在』結成。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
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出版日 : 2021/01/07
出版社 : 朝日新聞出版
ISBN : 9784022649782

妄信的に攘夷運動に奔走するも幕府側につき徳川慶喜に仕えた若き日の渋沢栄一。生来の好奇心と慧眼、また人との出会いが、日本資本主義の礎を築く巨人へと成長させた。パリ万博使節団に随行し西欧の神髄を知るまでの渋沢栄一の前半生を描く。
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出版日 : 2018/10/11
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523493

元海軍将校が目にした戦後日本の悪しき荒廃 海軍兵学校出身のエリート将校・守屋恭吾は、公金に手をつけ引責辞職後、祖国には戻るまいと賭博の眼力を養いつつ、欧州各地を放浪していた。やがて、ある事情から“帰郷”することになった守屋は、大きく変貌した戦後の日本に落胆と義憤を感じる。 戦争という過去の記憶から逃れようとするあまり日本の伝統や誇りまでも失ってしまった国民たち。――戦前と戦後の日本人は何が変わったのか? 大佛次郎が当時の日本人へ自戒のメッセージを込めた記念碑的名作で1948年毎日新聞に連載され後に映画化、欧米でも高く評価された。
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出版日 : 2017/12/05
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523226

壮大なスケールで展開する鞍馬天狗の最終章 深夜、江戸伝馬町の牢から一人の脱獄囚が夜の闇に消えた。だが、その真意は公儀大目付による“泳がせ”――。 探索に乗り出した鞍馬天狗に、脱獄囚を追尾するもう一人の男が襲いかかり、彼らは横浜関内の異人屋敷へ逃げこむ。そこで頻発する奇怪な事件から、場面は神戸へ、そして上海へと広がっていく。長州戦争を目前にしてせめぎあう幕府と長州、暗躍する鉄砲商人など壮大なスケールの物語が展開していく。 時代小説の名作「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔が厳選した傑作シリーズの最終第五弾。解説も鶴見が特別寄稿。
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出版日 : 2017/11/07
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523196

鞍馬天狗が鉄砲鍛冶失踪事件の陰謀を暴く! 江戸の鉄砲鍛冶が次々と行方不明になる奇怪な事件が頻発。柳橋芸者の小吉から経緯を聞いた鞍馬天狗は、事件の裏になにか大がかりな陰謀があると睨む。 黒椿を愛でる謎の幻庵老人、相川の佐渡奉行から今は老中となった松平主計介、佐渡視察に行って命を落とした大目付・志村織部らが江戸情緒たっぷりの舞台で蠢く中、遂に鞍馬天狗は思わぬ獲物をとらえることとなる。 時代小説の名作「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔が厳選した傑作シリーズの第4弾。解説も鶴見俊輔が特別寄稿。
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出版日 : 2017/10/10
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523165

江戸から東京移行時代を描いた幕末維新絵図 江戸が東京に変わると大名たちは国許へひきあげ、夜の街にはひと気が消えた。 傍若無人な浪人たちや錦旗を楯にして横暴な官軍。また幕府に殉じようとする老武士や函館戦争へ参じて帰らぬ夫を待つ若い妻など時代の狭間に蠢く人々が仔細に描かれる。 そんな折、市井の人となった鞍馬天狗は、ある夜、巡邏の者に襲われ、思わぬ事件に巻きこまれる。時代小説の名作「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔が厳選した傑作シリーズの第3弾。
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出版日 : 2017/09/05
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523158

鞍馬天狗に同志斬りの嫌疑がかかった! 勤王と佐幕の間の謀略に翻弄される志士たちの悲劇から、冷酷な政治と熱い志の葛藤を描いた「地獄の門」。長州の志士を斬った嫌疑がかかってしまった鞍馬天狗は、これは仕掛けられた罠では……と疑念を抱く。 新選組と見廻組も絡んで二転三転する展開の末、隠れていた裏切り者は意外な人物だった「宗十郎頭巾」。名作時代小説「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔氏が厳選した傑作シリーズの第二弾。解説も鶴見俊輔氏が特別寄稿。
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出版日 : 2017/08/08
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093523127

鶴見俊輔氏が厳選した時代小説「鞍馬天狗」 角兵衛獅子の少年・杉作を囮に、鞍馬天狗を取り囲んだ新選組。隊長・近藤勇も新手をひきつれそこに駈けつける。 大坂城代あての密書を奪った鞍馬天狗だったが、謀られて地下の水牢に閉じこめられる。恩人を助けようと城へ忍びこんだ杉作少年ももはや袋のねずみ――。 幕末の京を舞台に、入り乱れて闘う勤皇の志士と新選組。時代小説の名作「鞍馬天狗」から、評論家・鶴見俊輔氏が厳選した傑作シリーズの第一弾。解説も鶴見俊輔氏が特別寄稿。
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出版日 : 2010/12/03
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167799038

河井継之助率いる長岡藩と官軍の激闘を描いた最終章「金城自壊」とともに、全12巻の総索引(内容、人名)を付録とした必携の1冊
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出版日 : 2010/11/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167799021

切支丹迫害に深く切り込んだ異色作「旅」、奥羽列藩同盟と官軍の激戦を描いた「武士の城」の2篇を収める。全12巻、毎月順次刊行
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出版日 : 2010/10/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167799014

江戸無血開城を巡る勝海舟と西郷隆盛の交渉を検証しつつ、五箇条の誓文を丹念に読み解いた維新史必読の書。毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/09/03
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773977

王政復古の大号令が発せられ、徳川慶喜の退路は閉ざされた。戊辰の内戦の幕が切って落とされる。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/08/04
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773915

徳川慶喜が大政奉還を決意する一方、水面下で大きく膨らむ討幕の気運。武力衝突前夜の暗闘を克明に描く。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/07/09
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773878

倒幕の気運高まる慶応年間。薩長連合を実現させた坂本龍馬の働きを徹底考証する「客の座」など3篇を収める。全12巻、毎月順次刊行
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出版日 : 2010/06/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773816

禁門の変に破れた長州藩は、下関戦争、長州征伐と、内外の弾圧を受けながら、「政府再生」への道を歩みだす。全12巻、毎月順次刊行
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出版日 : 2010/05/07
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773717

全国各地に波及する尊王攘夷派の挙兵——。天誅組、天狗党の乱、禁門の変等、武力衝突の顛末を描く。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/04/09
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773625

幕府の威信が揺らぐ一方、薩摩、長州、土佐の雄藩は、試行錯誤を続けながら近代化への助走を始める。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/03/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773564

大老・井伊直弼が斃れ、混沌とする文久年間。やがて倒幕運動へとつながるテロリズムを文豪はどう描いたか。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/02/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773458

史実の中に真の人間像を追求した著者渾身の大作。井伊直弼と吉田松陰を両軸に幕末の力と熱の対立を描く。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2010/01/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167773397

歴史とは何か。日本人とは何か。史実の中に真の人間像を追求した文豪渾身の大作が、いまよみがえる。全12巻、毎月順次刊行予定
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出版日 : 2007/12/06
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163265506

殺気だつ幕末の京都に神出鬼没、ときに新選組と白刃を交え、徒党を組まず、つねに弱い者の味方として正義を貫くヒーローの活躍を描く
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出版日 : 2007/11/15
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163264608

幕末の京都に出没する殺人集団・山嶽党。参加を求められるが、その残忍な手口を憎む鞍馬天狗は、断固拒否。そのたま狙われる身に
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出版日 : 2007/10/12
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163263809

幕末の京都を舞台に、暗殺刺殺を日常茶飯とする新撰組を敵に回した、勤皇の闘士・鞍馬天狗。杉作少年初登場の本篇でも怪傑ぶりを発揮

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