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「小川洋子」の書籍一覧(最新発売日情報)

全30件 (1994/02/10 ~ 2023/09/07)
 小川 洋子(おがわ ようこ、1962年3月30日 - )は、日本の小説家。
 
 岡山県岡山市中区森下町出身。兵庫県芦屋市在住。既婚で長男がいる。旧姓は本郷。祖父は金光教の教師であり、両親とも金光教の信者という家庭で育つ。父親は国家公務員。生家も教会の敷地内の離れだった。教会では祖父母、伯父伯母。従兄らが暮らしていた。
 小さいころ納戸にあった『家庭医学大事典』が最初の読書で、病気の説明や内臓の図を見る。小学1、2年からオレンジ色の表紙の『世界少年少女文学全集』を愛読する。小学校から図書室をよく利用する。また、こたつの中で空想にふける癖があり、高じて小説を書くようになったと述懐している。8歳か9歳で幼少習作『迷子のボタンちゃん』を書き、画用紙に清書しホチキスで綴じる。『家庭医学大事典』の病気の人の話も作る。小学校の図書室で『シートン動物記』、『ファーブル昆虫記』、「動物や恐竜の図鑑」、「科学者の伝記」を『家庭医学大事典』の影響で借り、児童小説の『若草物語』、『長くつ下のピッピ』、『メアリー・ポピンズ』も借りて同様に読んでいた。小中高とどんな女子グループにも入らなかった。
 1973年6月、市内祇園町に転居。岡山市立高島小学校に転校。1974年4月、岡山市立竜操中学校に入学。
 1977年4月、岡山県立岡山朝日高等学校入学。クラブ活動で弓道を始める。高校時代に『アンネの日記』を読み感銘を受ける。高校3年生の時、萩原朔太郎や中原中也の詩集を読む。読書範囲が広がり、立原道造、川端康成、太宰治、谷崎潤一郎を愛読する。自分の文学を求めて、大学は文芸を志す。推薦入学決定後に『万葉集』を読む。
 1980年4月、早稲田大学第一文学部文芸専修に入学。小金井市にある金光教の女子寮に入る。入学してすぐに文学サークル「現代文学会」に入る。大学時代は一軒家の金光教東京学生寮で、女子5人で自炊で質素に暮らし、金光教を当り前のものとして受け止めることにした。18歳の大学の夏休みに、岡山の古本屋の100円本売り場で金井美恵子『愛の生活』を買い、「自分もこういうものが書きたい」と自分の基本とする小説を発見し、その後も座右の書の1つにしている。在学中は自作の小説を平岡篤頼に見てもらっていた。大学4年生のとき、海燕新人文学賞に応募するが、第一次審査で選に漏れる。
 1984年3月、早稲田大学を卒業。倉敷市の川崎医科大学中央教員秘書室に就職。1986年9月21日、川崎製鉄の製鉄エンジニアの男性との結婚を機に退職し、小説の執筆に取り組む。夫は当初、小説を書いているのを知らなかった。
 1988年、再度、海燕新人文学賞に応募する。大学の卒業論文として提出した「情けない週末」を書き直して『揚羽蝶が壊れる時』というタイトルで投稿。同年9月8日、海燕新人文学賞を受賞。『揚羽蝶が壊れる時』は『海燕』1988年11月号に掲載される。それまで手書きだったが、賞金でワープロを買い、それ以後パソコン導入まで使用する。
 1989年8月、長男を出産。同年9月、最初の単行本『完璧な病室』(福武書店)を刊行。
 1991年1月16日、妊娠した姉に対する妹の静かな悪意を描いた『妊娠カレンダー』が第104回(1990年下半期)芥川龍之介賞を受賞する。同作品はラジオドラマ化され、4日後の1月20日にNHK-FMで放送された。
 2002年3月、夫の転勤のために兵庫県芦屋市に転居。
 2004年、記憶が80分しかもたない数学博士と家政婦の母子との交流を描いた『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞し、ベストセラーとなった。のちに文庫版は当時最速の2か月で100万部を突破した。同作は2006年に映画化された。2004年『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞を受賞する。2005年には『薬指の標本』がフランスで映画化される。2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞を受賞する。2013年『ことり (小説)』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞する。
 2007年7月より芥川龍之介賞選考委員となる。2004年から太宰治賞、2011年から読売文学賞の2013年より河合隼雄物語賞・学芸賞選考委員を務める。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
出版日 : 2023/09/07
出版社 : 朝日新聞出版
ISBN : 9784022651174

北極グマの剥製に頭をつっこんで絶命した伯父。残された伯母は、夜ごと死んだ動物たちに「A」の刺繍をほどこし続ける。この青い瞳の貴婦人は、ロマノフ王朝の最後の生き残りなのか? 若い「私」が古びた洋館で過ごしたひと夏を描く、とびきりクールな長編小説。新装版に寄せて、著者の長年の愛読者である中嶋朋子氏が巻末エッセイを寄稿。
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出版日 : 2020/12/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784065214640

2019年度全米図書賞翻訳部門、2020年度ブッカー国際賞最終候補作。「自由」の意義が問われる今、世界に響いた小川洋子文学。
出版日 : 2020/08/06
出版社 : 幻冬舎
ISBN : 9784344430037

「大事にしてやらなくちゃ、赤ん坊は。いく ら用心したって、しすぎることはない」。公 衆浴場の脱衣場ではたらく小母さんは、身な りに構わず、おまけに不愛想。けれど他の誰 にも真似できない多彩な口笛で、赤ん坊には 愛された――。表題作をはじめ、偏愛と孤独 を友とし生きる人々を描く。一筋の歩みがも たらす奇跡と恩寵が胸を打つ、全8話。
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出版日 : 2019/10/07
出版社 : 朝日新聞出版
ISBN : 9784022516428
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小川洋子/著 堀江敏幸/著
出版日 : 2019/06/19
出版社 : 中央公論新社
ISBN : 9784120052057

きみはなぜ、まぶたを閉じて生きると決めたの――小川洋子と堀江敏幸が仕掛ける、かつて夫婦だった男女の優しくも謎めいた悲劇とは。
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出版日 : 2019/06/14
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041082072

たくらみに満ちた豊穣な世界文学の誕生!
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小川洋子/著 クラフト・エヴィング商會/著
出版日 : 2019/06/10
出版社 : 筑摩書房
ISBN : 9784480435934

小説の行間にひっそり隠れた〈もの〉をめぐって、二つの才能が火花を散らす贅沢な短編集! 解説 平松洋子
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出版日 : 2018/12/14
出版社 : 講談社
ISBN : 9784065139967

閉ざされた家で暮らす、オパール、琥珀、瑪瑙の三きょうだい。密やかな世界に隠された美しく切ない物語を描く、小川文学の粋の結晶。
小川洋子/著 鹿島田真希/著 白河三兎/著 似鳥鶏/著 東川篤哉/著
出版日 : 2018/11/10
出版社 : PHP研究所
ISBN : 9784569768625

動物がペンネームに隠れている作家が、その動物たちをテーマに短編小説を書いたら……。ミステリーから泣ける作品まで5作品を収録。
出版日 : 2017/06/06
出版社 : 河出書房新社
ISBN : 9784309415369

川上弘美「河童玉」、泉鏡花「外科室」など、小川洋子が偏愛する短篇小説16篇と解説エッセイが奏でる究極のアンソロジー。
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出版日 : 2017/01/28
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784041050651

たくらみに満ちた豊穣な世界文学の誕生!
小川洋子/著 鹿島田真希/著 白河三兎/著 似鳥鶏/著 東川篤哉/著
出版日 : 2016/01/27
出版社 : PHP研究所
ISBN : 9784569827933

動物がペンネームに隠れている作家が、その動物たちをテーマに短編小説を書き下ろし! ミステリーから泣ける作品まで5作品を収録。
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出版日 : 2016/01/07
出版社 : 朝日新聞出版
ISBN : 9784022648037

【文学/日本文学小説】人間の言葉は話せないけれど、小鳥のさえずりをよく理解し、こよなく愛する兄と、兄の言葉を唯一わかる弟。小鳥たちの声だけに耳を澄ます二人は、世の片隅でつつしみ深く一生を生きた。やさしく切ない、著者の会心作。解説・小野正嗣。
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出版日 : 2015/12/24
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101215273

競走馬に帯同する馬、そっと撫でられるブロンズ製の犬。動物も人も、自分の役割を生きている。「彼ら」の温もりに満ちた8つの物語。
小川洋子/著 岡田千晶/イラスト
出版日 : 2015/11/11
出版社 : PHP研究所
ISBN : 9784569785011

ボタンちゃんは、アンナちゃんのブラウスの一番上にとまっています。ボタンちゃんの仲良しは、なんといってもボタンホールちゃんでしょう。
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出版日 : 2015/09/10
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062196659

閉ざされた家で暮らす、オパール、琥珀、瑪瑙の三きょうだい。密やかな世界に隠された美しく切ない家族の物語を描く小川文学の神髄!
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出版日 : 2015/05/15
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062931021

ここは、世界でいちばん小さなアーケード。 愛するものを失った人々が想い出を買いにくる。 小川洋子が贈る、切なくも美しい物語。
小川洋子/著 クラフト・エヴィング商會/著
出版日 : 2014/01/23
出版社 : 筑摩書房
ISBN : 9784480804501
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出版日 : 2013/08/21
出版社 : 集英社
ISBN : 9784087451023

原稿が遅々として進まない作家の“私"は、取材で訪れた料亭で苔を食べ、アートの祭典で神隠しを目撃する──。夢と現(うつつ)の狭間で小さな声に耳を傾けた日記には何が隠されているのか。小川小説の真骨頂。
cover
出版日 : 2013/05/31
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784104013074

動物たちがいるから世界は素晴らしい──動物たちの気高さ、優しさを、新鮮な物語に描き、震えるような感動を呼び起こす連作。
出版日 : 2011/07/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167557034

伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽した、切なく、愛おしい、宝物のような傑作長篇小説
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出版日 : 2010/06/23
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784043410064

世界のはしっこでひっそりと生きる人たちの喜びと哀しみにそっと寄り添う。
出版日 : 2009/03/02
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101215242
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出版日 : 2009/01/12
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163277509

伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽くした、せつなく、いとおしい、宝物のような長篇小説
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出版日 : 2007/06/18
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784163598802

夢か現実か、静かに透き通った迷宮にも似た世界で繰り広げられる不思議な出来事。小川洋子の世界のエッセンスを味わう短篇5作収録
出版日 : 2007/04/13
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062756938

〈創作者の家〉の世話をする僕の元にそれはやってきた。胴の一・二倍もある尻尾と五つの肉球を持つブラフマンとの日々を綴る。
出版日 : 2004/10/28
出版社 : 新潮社
ISBN : 9784101215228
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出版日 : 2004/10/08
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167557027

生活を逃れた林の中、チェンバロ作りの男女とそれを見つめる女の不思議な関係。硬質の文体が抉りとる愛と孤独、聖域と日常の迫間
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小川洋子/著 江國香織/解説 谷口広樹/著・イラスト
出版日 : 1997/01/23
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784043410019

時が過ぎようと、いつも聞こえ続ける歌がある――。佐野元春の代表曲にのせて、小川洋子がひとすじの思いを胸に心の震えを奏でる。物語の精霊たちの歌声が聞こえてくるような繊細で無垢で愛しい恋物語全十篇。
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出版日 : 1994/02/10
出版社 : 文藝春秋
ISBN : 9784167557010

姉が出産する病院は、神秘的な器具に満ちた不思議の国……妊娠をきっかけにゆらぐ現実を描く芥川賞受賞作。「妊娠カレンダー」「ドミトリイ」「夕暮れの給食室と雨のプール」(松村栄子)

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