謀殺された幼馴染みの復讐のため、テレビ局のADとなった竜泉佑樹。ターゲットの３名を含む９名で曰くつき無人島のロケに参加した佑樹だったが、初日からターゲットの一人が殺されているのを発見する。自らが手を下すはずが、一体何者の仕業なのか？　しかも、その犯行には人ではない何かが絡み、佑樹たちの中に紛れ込んでしまった!?　疑心暗鬼の中、またしても佑樹のターゲットが殺害され……。『時空旅行者の砂時計』で話題を浚った著者が贈る〈竜泉家の一族〉三部作第二弾、予測不能な孤島本格ミステリ長編。

読者としてしみじみ快感にひたった。なんという天上のカタルシスだろう！辻真先（解説より）今最も注目されつ本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作！〈竜泉家の一族〉三部作 第一弾瀕死の妻を救うために約60年前にタイムトラベルした加茂。妻を救うには彼女の祖先である竜泉家の人々を襲った『死野の惨劇』の真相を解明し、阻止する必要があるのだという。惨劇が幕を開けた竜泉家の別荘で加茂に立ちはだかるのは、絵画『キマイラ』に見立てたかのような不可能殺人の数々だった。果たして竜泉家の一族を呪いから解放できるのか。今最も注目される本格ミステリの書き手が放つ鮮烈なデビュー作！　第29回鮎川哲也賞受賞作。

復讐を誓い孤島に向かった竜泉佑樹は、不可解な殺人事件に巻き込まれる。『時空旅行者の砂時計』に連なるシリーズ第２弾。

病床の妻を救うために1960年にタイムトラベル？連続殺人事件に挑む主人公を描いた、本格ミステリ。第29回鮎川哲也賞受賞作。