【お知らせ】当サイトは、2024年2月末日をもって終了いたします。その後、しばらくしたのちサイトは閉鎖されます。

「椎葉乙虫」の書籍一覧(最新発売日情報)

全2件 (2016/07/20 ~ 2020/10/01)
cover
出版日 : 2020/10/01
出版社 : 学術研究出版
ISBN : 9784910415031

2008年、渋谷で大学院生の佐伯が泥酔し転倒死した。それを不審に感じ調べていた刑事が、9ヶ月後に同じ渋谷で酒酔いの上、事故死する。 4年後の2012年、福岡で会社社長の死体が無惨な状態で発見された。難解と思われた捜査は3ヶ月後、精神異常者の投身自殺で幕を下ろす。だが、二人の息子たちは事件の解決に疑問を持ち、真相を究明するために立ち上がった。 一方、渋谷で事故死した刑事の甥であり、自身も刑事の慎吾は、叔父の残した手帳から疑問の解明を開始し、美貌の若手ジャズ歌手アズサに行き着く。アズサの周囲を取り巻く男たちに不審を持ち照準を合わせるものの、肝心の彼女自身が謎の多い存在だった。女系家族に育ったアズサと、取り巻きの一人若手の勤務医靖生との関係。アズサのファンである医薬品会社の嘉和の存在。 そしてその年の10月、福岡事件の解明に関わっていた定岡が東京で襲われた。さらに捜査に加わる慎吾までが襲撃され、事件は複雑な絡み合いを見せる。闇で笑みをたたえる恐ろしい犯人とは……。
cover
出版日 : 2016/07/20
出版社 : Book Way
ISBN : 9784865841534

主人公・卓也は育ててくれた伯父に呼ばれて、仕事帰りに佐久間家を訪ねた。そこで伯父の死体に遭遇し、第一発見者として殺害容疑がかかる。だがアリバイ成立で直ぐに解放される。佐久間家は娘が二人おり、姉の佐枝は反対された結婚をして家を出た後、夫・富永の心離れで現在は不仲の状態。その姉が、伯父と前後して殺害され、容疑が卓也に掛かる。遺体付近や卓也の車から、殺害を裏付ける証拠品が数点発見されたからだ。しかし、証拠品の中に不合理なものがあるうえに、殺害動機がなく、卓也は再び解放される。 会社社長だった伯父には、仕事絡みの容疑者がいた。殺害される直前に会っていた名誉職の競争相手の中本だ。更に恨みを買った相手として、過去に倒産した同業者の豊島がいた。しかし、佐枝の夫・富永が離婚話の縺れで言い争いの現場を目撃されたことにより、富永が容疑者にあげられる。 伯父は死ぬ前日、直前に見た車の事故のことを卓也に漏らしていた。だが、事故の届け出はなかった。卓也は伯父の言ったことが気になり、事故現場付近を調べる。 伯父の会社の専務が情報を仕入れ、中本の身辺に疑いが判明する。中本のアリバイは女が絡んで二転・三転。そして容疑者の一人だった富永が車に火を付けて焼死。車から伯父の殺害に使用した鈍器(大理石の置き時計)が発見され、富永犯人説が強まる。伯父殺害が佐枝に知られ、佐枝をも殺害したという見解だった。一方中本は、最終的にはアリバイが成立。捜査本部は富永犯人説に傾き、被疑者死亡で幕を引くことに決定。だが卓也の推理は違った。富永が炎上死した車は、盗難届けが出ていた。卓也は、車の所有者である今井に、伯父が話していた事故の加害者の疑いを持った。所轄の協力で車の事故は証明され、真犯人は意外にも今井の親友だったことに辿り着く。

ピックアップ