【お知らせ】当サイトは、2024年2月末日をもって終了いたします。その後、しばらくしたのちサイトは閉鎖されます。

「紫式部」の書籍一覧(最新発売日情報)

全11件 (2001/11/22 ~ 2023/12/13)
 紫式部(むらさきしきぶ、生没年不詳)は、平安時代中期の女性作家、歌人。正確な誕生年は特定できないが、近年の研究では、970年(天禄元年)から978年(天元 (日本)元年)の間に生まれ、1019年(寛仁三年)までは存命したとされる。
 「源氏物語」の作者とされ、藤原道長の要請で宮中に上がった際に宮中の様子を書いた「紫式部日記」も残している。源氏物語と紫式部日記の2作品は、後に「源氏物語絵巻」、「紫式部日記絵巻」として絵画化された。また、歌人である紫式部には、子供時代から晩年に至るまで自らが詠んだ歌から選び収めた「紫式部集」がある。「小倉百人一首」にも和歌が収められており、中古三十六歌仙、女房三十六歌仙の一人でもある。
 父の藤原為時は、官位は正五位と下級貴族ながら、花山天皇に漢学を教えた漢詩人、歌人である。紫式部は藤原宣孝に嫁ぎ、一女(大弐三位)を産んだ。1001年(長保3年)に結婚後3年程で夫が死去する。その後「源氏物語」を書き始め、その評判を聞いた藤原道長に召し出されて、一条天皇の中宮であり藤原道長の娘でもある中宮藤原彰子(藤原彰子)に仕えている間に「源氏物語」を完成させた。
 なお、「紫式部集」には、夫の藤原宣孝の死去に伴い詠んだ和歌「見し人の けぶりとなりし 夕べより 名ぞむつましき 塩釜の浦」が収められている。
 
 藤原氏藤原良門の越後国・藤原為時の娘で、母は摂津国・藤原為信女であるが、幼少期に母を亡くしたとされる。同母の兄弟に藤原惟規がいる(同人の生年も不明であり、式部とどちらが年長かについては両説が存在する)ほか、姉がいたこともわかっている。三条右大臣・藤原定方、堤中納言・藤原兼輔はともに父方の曾祖父で一族には文辞を以って聞こえた人が多い。
 幼少の頃より当時の女性に求められる以上の才能で漢文を読みこなしたなど、才女としての逸話が多い。54帖にわたる大作『源氏物語』、宮仕え中の日記『紫式部日記』を著したというのが通説で、家集『紫式部集』が伝わっている。
 父・為時は30代に東宮の読書役を始めとして東宮が花山天皇になると蔵人、式部大丞と出世したが花山天皇が出家すると失職した。10年後、一条天皇に詩を奉じた結果、越前国の受領となる。紫式部は娘時代の約2年を父の任国で過ごす。
 長徳4年(998年)頃、親子ほども年の差がある山城国・藤原宣孝と結婚し長保元年(999年)に一女・藤原賢子(大弐三位)を儲けたが、この結婚生活は長く続かずまもなく長保3年4月15日(1001年5月10日)宣孝と死別した。
 寛弘2年12月29日 (旧暦)(1006年1月31日)、もしくは寛弘3年の同日(1007年1月20日)より、一条天皇の中宮・藤原彰子(藤原道長の長女、のち院号宣下して上東門院)に女房兼家庭教師役として仕え、少なくとも寛弘8年(1012年)頃まで奉仕し続けたようである。
 なおこれに先立ち、永延元年(987年)の藤原道長と源倫子の結婚の際に、倫子付きの女房として出仕した可能性が指摘されている。源氏物語の解説書である「河海抄」や「紫明抄」、歴史書の「今鏡」には紫式部の経歴として倫子付き女房であったことが記されている。それらは伝承の類であり信憑性には乏しいが、他にも紫式部日記からうかがえる、新参の女房に対するものとは思えぬ道長や倫子からの格別な信頼・配慮があること、永延元年当時為時は失職しており家庭基盤が不安定であったこと、倫子と紫式部はいずれも曽祖父に藤原定方を持ち遠縁に当たることなどが挙げられる。また女房名からも、為時が式部丞だった時期は彰子への出仕の20年も前であり、さらにその間に越前国の国司に任じられているため、寛弘2年に初出仕したのであれば父の任国「越前」や亡夫の任国・役職の「山城」「右衛門権佐」にちなんだ名を名乗るのが自然で、地位としてもそれらより劣る「式部」を女房名に用いるのは考えがたく、そのことからも初出仕の時期は寛弘2年以前であるという説である。
 『詞花和歌集』に収められた伊勢大輔の「いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな」という和歌は宮廷に献上された八重桜を受け取り中宮に奉る際に詠んだものだが、『伊勢大輔集』によればこの役目は当初紫式部の役目だったものを式部が新参の大輔に譲ったものだった。
 藤原実資の日記『小右記』長和2年5月25日 (旧暦)(1014年6月25日)条で「実資の甥で養子である藤原資平が実資の代理で皇太后彰子のもとを訪れた際『越後守為時女』なる女房が取り次ぎ役を務めた」との記述が紫式部で残された最後のものとし、よって三条天皇の長和年間(1012年-1016年)に没したとするのが昭和40年代までの通説だったが、現在では、『小右記』寛仁3年正月5日(1019年2月18日)条で、実資に応対した「女房」を紫式部本人と認め()、さらに、西本願寺本『平兼盛集』巻末逸文に「おなじ宮の藤式部、…式部の君亡くなり…」とある詞書と和歌を、岡一男説の『頼宗集』の逸文ではなく、『定頼集』の逸文と推定し、この直後に死亡したとする萩谷朴説、今井源衛説が存在する。
 現在、日本銀行二千円紙幣 2000円札の裏には小さな肖像画と『源氏物語絵巻』の一部を使用している。
引用元:Wikipedia 2019/08/03
紫式部/著 福田裕子/著 朝日川日和/イラスト
出版日 : 2023/12/13
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784046322081

千年前も今も、みんな悩んでいることって同じかも!?
cover
紫式部/著 窪田空穂/翻訳 梶田半古/イラスト
出版日 : 2023/09/27
出版社 : 作品社
ISBN : 9784861829666

歌人にして国文学界の泰斗による現代語訳。作品の叙事と抒情、気品を保ち柔らかな雰囲気を残す逐語訳と、和歌や平安時代の風俗・習慣への徹底した註釈で、『源氏物語』の世界を深く理解する。五十四帖を全四巻にまとめて刊行。 装画・全帖挿画:梶田半古。 《2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」関連書!》 【内容目次】 《第一巻》 『源氏物語』解説(窪田空穂)/桐壺/帚木/空蝉/夕顔/若紫/末摘花/紅葉賀/花宴/葵/榊/花散里/須磨/明石 《第二巻》 澪標/蓬生/関屋/絵合/松風/薄雲/槿/少女/玉鬘/初音/胡蝶/蛍/常夏/篝火/野分/行幸/藤袴/真木柱/梅枝 《第三巻》 藤裏葉/若菜 上/若菜 下/柏木/横笛/鈴虫/夕霧/御法/幻/雲隠/匂宮/紅梅/竹河 《第四巻》 橋姫/椎本/総角/早蕨/宿木/東屋/浮舟/蜻蛉/手習/夢浮橋
cover
紫式部/著 窪田空穂/翻訳 梶田半古/イラスト
出版日 : 2023/07/19
出版社 : 作品社
ISBN : 9784861829659

歌人にして国文学界の泰斗による現代語訳。作品の叙事と抒情、気品を保ち柔らかな雰囲気を残す逐語訳と、和歌や平安時代の風俗・習慣への徹底した註釈で、『源氏物語』の世界を深く理解する。五十四帖を全四巻にまとめて刊行。 装画・全帖挿画:梶田半古。 《2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」関連書!》 【内容目次】 《第一巻》 『源氏物語』解説(窪田空穂)/桐壺/帚木/空蝉/夕顔/若紫/末摘花/紅葉賀/花宴/葵/榊/花散里/須磨/明石 《第二巻》 澪標/蓬生/関屋/絵合/松風/薄雲/槿/少女/玉鬘/初音/胡蝶/蛍/常夏/篝火/野分/行幸/藤袴/真木柱/梅枝 《第三巻》 藤裏葉/若菜 上/若菜 下/柏木/横笛/鈴虫/夕霧/御法/幻/雲隠/匂宮/紅梅/竹河 《第四巻》(2023年9月刊行) 橋姫/椎本/総角/早蕨/宿木/東屋/浮舟/蜻蛉/手習/夢浮橋
cover
紫式部/著 紫式部/著 窪田空穂/翻訳 窪田空穂/翻訳 梶田半古/イラスト 梶田半古/イラスト
出版日 : 2023/05/31
出版社 : 作品社
ISBN : 9784861829642

歌人にして国文学界の泰斗による現代語訳。作品の叙事と抒情、気品を保ち柔らかな雰囲気を残す逐語訳と、和歌や平安時代の風俗・習慣への徹底した註釈で、『源氏物語』の世界を深く理解する。五十四帖を全四巻にまとめて刊行。 装画・全帖挿画:梶田半古 《2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」関連書!》 【第一巻】 『源氏物語』解説(窪田空穂)/桐壺/帚木/空蝉/夕顔/若紫/末摘花/紅葉賀/花宴/葵/榊/花散里/須磨/明石 【第二巻】 澪標/蓬生/関屋/絵合/松風/薄雲/槿/少女/玉鬘/初音/胡蝶/蛍/常夏/篝火/野分/行幸/藤袴/真木柱/梅枝 【第三巻】(2023年7月刊行) 藤裏葉/若菜 上/若菜 下/柏木/横笛/鈴虫/夕霧/御法/幻/雲隠/匂宮/紅梅/竹河 【第四巻】(2023年9月刊行) 橋姫/椎本/総角/早蕨/宿木/東屋/浮舟/蜻蛉/手習/夢浮橋
cover
紫式部/著 アーサー・ウェイリー/英訳 毬矢まりえ/日本語訳 森山恵/日本語訳 阿部公彦/エッセイ ほか
出版日 : 2019/07/30
出版社 : 左右社
ISBN : 9784865282009

時代を超えて読者を魅了し続ける世界文学の傑作・源氏物語。ウェイリーの名訳を読みやすく戻し訳。切なさと感動の第4巻完結!
cover
紫式部/著
出版日 : 2018/12/21
出版社 : 左右社
ISBN : 9784865281996

歴史的名訳を、読みやすい日本語に戻し訳。栄華を極めたゲンジが世を去り、残された者たちへと物語が大きく転換する第3巻。
cover
紫式部/著 アーサー・ウェイリー/英訳 毬矢まりえ/日本語訳 森山恵/日本語訳
出版日 : 2018/06/30
出版社 : 左右社
ISBN : 9784865281989

生き生きとした人物描写とストーリーテリングの魅力がダイレクトに伝わる源氏物語の決定版。栄華の絶頂を極めるゲンジを描く第2巻
cover
紫式部/著 荻原規子/翻訳
出版日 : 2018/06/14
出版社 : 理論社
ISBN : 9784652202593

荻原『源氏』全帖完訳!「紫の結び」「宇治の結び」に続く上下巻。源氏が逢瀬を重ねた中流階級の女性たちとの流れが一気に読める。
cover
紫式部/原著 石井睦美/著 佐々木メエ/イラスト 加藤康子/監修
出版日 : 2018/02/27
出版社 : 学研プラス
ISBN : 9784052047961

カラーの絵と読みやすい文章で、小学低中学年から楽しめる!平安時代の姫、若紫が語る、美しく、ときに悲しい源氏の君の物語。
cover
紫式部/著 高木卓/翻訳 睦月ムンク/著
出版日 : 2011/11/11
出版社 : 講談社
ISBN : 9784062852548

美しく、才能あふれる光源氏の生涯を一冊に。皇子として生まれた光源氏を主人公に、恋のせつなさや喜びをえがいた世界的名作の古典
cover
紫式部/著 角川書店/編集 谷口広樹/著
出版日 : 2001/11/22
出版社 : KADOKAWA
ISBN : 9784043574056

源氏物語の世界にタイムスリップ! 1冊であの物語を堪能できる!

ピックアップ