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「長野慶太」の書籍一覧(最新発売日情報)

全4件 (2013/08/02 ~ 2017/06/06)
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出版日 : 2017/06/06
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094062618

銀行マンは経営危機のカジノを救えるのか。 日本初の公営カジノ第1号が誕生して半年。カジノ中毒者の自殺をきっかけに、早くも経営難に陥っていた。そこにカジノ立ち上げ時のスタッフだったアメリカの銀行マン・遠藤龍介が呼び出され、経営立て直しと出資先でカジノのオペレーションを委託しているアメリカ企業との交渉窓口を任される。そのセブンヒルズカジノは、4か月で黒字化できなければ株主としてアクションを起こすと言ってきた。 M県に誘致した立役者の岸田知事、副知事の子息内山達哉らと意見を交わし、部下の長岡と現状の洗い直しを進める龍介。内山と龍介は大学の同窓で、かつて内山の妻亜津子をめぐって争った仲だった。亜津子も、銀行からの出向社員としてカジノ再建に関わっていた。 カジノの敷居を低くするための方策を考えるとともに、1回の滞在で数千万円を賭ける世界中のハイローラー(ヘビープレーヤー)をどう開拓するのか。 龍介に届く脅迫状や密告、龍介を尾行している謎の「目」を気にしながら、さまざまな試みが功を奏し、徐々に黒字化に近づいていたのだが、一方で大がかりな犯罪が進行していた…。 いくつものどんでん返しが待ち受ける、サスペンス感満載の経済小説! 【編集担当からのおすすめ情報】 本書には、ラスベガスに20年在住している著者だからこそ描ける、国際基準のカジノの実態や課題が浮き彫りにされています。また、恋愛小説やギャンブル小説としても楽しめる、良質なエンターテインメント作品になっています。日経小説大賞受賞作家による渾身のヒューマンドラマです。解説は、文芸評論家の細谷正充さんです。
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出版日 : 2016/07/06
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094063127

二転三転する日米企業の合弁交渉の行方は! マツイ・エクセレンスの斎藤潤は、同じ健康食品企業であるアメリカのリッチベイ社と合弁企業を設立するための交渉責任者として、シンシナティ・シティに向かった。斎藤は社長の中野の腹心の部下であり、一方、リッチベイの交渉窓口となったロバートも、副社長のキースに絶対の忠誠を誓う男だった。 マツイ・エクセレンスは、中野と副社長向山の派閥争いがあり、ライバル企業のサンセット・トレードが業界第三位開健堂に続き、アメリカ企業のランパートと合併したことで、業界のトップシェアを奪われていた。 合弁事業の予定会社、株式会社アールエムの準備事務所ができ、当初は順調に交渉が進んでいた。 突如、リッチベイ社に対等合併の話が出てきた。合併賛成派は、リッチベイ社の社長・副社長側で、反対側が会長とキースの側だった。そればかりか、リッチベイ社が重大な問題を隠蔽していることが明らかになってくる。 中野の意を受け、証拠をもとにロバートを追い込むことになった斎藤。行き詰まる交渉の結果は!
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出版日 : 2014/12/03
出版社 : 小学館
ISBN : 9784093863971

サスペンス満載の近未来経済小説! 202X年、日本初の公営カジノERA誕生。しかし、カジノ中毒者の自殺をきっかけに、オープンして3か月後には赤字に転落していた。そこにアメリカの銀行マン遠藤龍介が呼び出され、経営立て直しと出資先でカジノのオペレーションを委託しているアメリカ企業セブンヒルズカジノとの交渉窓口を任される。セブンヒルズは、4か月で黒字化できなければ株主としてアクションを起こすと言ってきた。 県営カジノに携わる、内山副知事の子息内山達哉は龍介とは大学の同窓だったが、かつて内山の妻亜津子をめぐって争った仲だった。亜津子も、カジノ再生のために働く銀行からの数少ない出向者の一人だった。 地元の人にカジノの敷居を低くするための方策を考えるとともに、一回の滞在で数千万円を賭ける世界中のハイローラー(ヘビープレーヤー)をどう開拓するのか。 遠藤に届く脅迫状や遠藤を尾行する謎の「目」を気にしながら、さまざまな試みが功を奏し、徐々に黒字化に近づいてきたERAだったが、一方で大がかりな犯罪が進行していた……。 スケールの大きな展開、ラストでのどんでん返し。ラスベガス在住の著者によるサスペンス感あふれる近未来経済小説! 【編集担当からのおすすめ情報】 ラスベガスに18年在住している著者だからこそ描ける、リアルなカジノの実態や問題点。恋愛小説やギャンブル小説の読み方もできる、良質なエンターテインメント作品になっています。日経小説大賞受賞作家が書き下ろした渾身のヒューマンドラマです。
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出版日 : 2013/08/02
出版社 : 小学館
ISBN : 9784094088489

二転三転する日米合弁事業の攻防の行方は! ファミリーレストラン業のサマリン社員山崎和也は、砂漠のまん中にあるアルバカーキ-に到着した。アメリカ大手のレストランチェーン、ジョーンズとの合弁事業を進めるために、現地法人の社長井上恵子と交渉に臨んだ。社長の吉村の意を受けた和也に、この件は吉村と対立する副社長の境が進めていることがわかってきた。 副社長グリンスタインは、最初の交渉でジョーンズの日本でのフランチャイズ権の買い取りやジョーンズ買収などをほのめかせ、和也を慌てさせた。 その後の合弁交渉は、総論ではまとまるものの進展しない。 そして、サマリンの同僚が寝返ったのではという疑惑が起こり、次いで吉村が権利を持つ米国現地法人が、名前を他人の物にすり替えられていた。 本当のところは何が起こっているのか? さらに、和也にはアメリカにいる別れた妻と娘に会うためにも、この合弁交渉を成功させたかった。 しかし、事態はさらに大きく動き……。 いよいよ、ジョーンズ会長との直接交渉が行われることになった。 会社は誰のものか?男が守るべきものとは? 今年度の日経小説大賞の受賞者による、国際色豊かな経済小説。

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