出版社 : 小学館
ISBN : 9784093864626
笑いあり涙あり、「猫弁」著者の新たな傑作
弁当屋の看板娘、おたふく顔の原之内菊子には特殊な能力がある。その顔を見た者は皆、”自分語り”が止まらなくなってしまうのだ。
弱小編プロ「三巴企画」の戸部社長は、菊子の力に惚れ込み、インタビュアーとして採用する。ただ頷いているだけで次々に特ダネを取ってくる菊子だが、ヤクザの組長の取材をしたことから、とんでもない事件に巻き込まれてしまい――!?
大ヒット作『のぼうの城』『超高速!参勤交代』などを生んだ城戸賞でデビューし、累計40万部を超える『猫弁』シリーズで熱烈なファンをもつ大山淳子の新たなる傑作。
笑って、ほっこり癒されて、最後はホロッと涙が出る。前代未聞の”おしゃべり小説”!
【編集担当からのおすすめ情報】
コテコテ関西人の戸部社長、東大卒で文学オタクの桐谷くんという「三巴企画」の仲間のほか、個性的で愛すべきサブキャラクター達のやりとりが最高に楽しい! 『にんじん』『ライ麦畑でつかまえて』『赤毛のアン』など、名作があちこちに登場するのも本好きにはたまらない魅力です。